国内物流コスト上昇リスク
FY2018-Q3に初出。11回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
セブン工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。22社中13社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに4社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「販売費及び一般管理費については、輸送コスト等の増加により、21億51百万円と前事業年度と比較し37百万円(1.8%)増加となりました。」
物流2024年問題への対応や倉庫新設を進める一方、当事業年度は輸送コスト等の増加が販管費を押し上げたと記載している。 - FY2025対処有価証券報告書
「物流2024年問題への対応を図るための大型木造倉庫を新設するなど今後の事業拡大に資する基盤強化を進めてまいりました。」
物流2024年問題への対応として大型木造倉庫を新設し、物流機能の基盤強化を進めた。 - FY20232024年問題への対応追加有価証券報告書
「エネルギー費用及び購買品の価格が上昇するなかで販売価格の適正化を進めると同時に素材開発・変更による原価低減、国内外の生産拠点の再編による調達とコストの適正化や2024年問題に対応する物流の最適化、将来を見据え、生産性向上を目的とした省力化、省人化によるコスト競争力の強化と収益性の改善に努めます。」
物流コスト低減の既存課題に加え、2024年問題への対応を物流最適化の要因として新たに明示している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「売上原価については、資材価格の低下に伴い減少し、121億73百万円と前事業年度と比較し1億12百万円(△0.9%)減少し、売上原価率は0.9ポイント降下し83.1%となりました。販売費及び一般管理費については、主に輸送コストの高騰による販売運賃の増加及び人員増による人件費の増加等により、20億69百万円と前事業年度と比べ1億円(5.1%)の増加となりました。」
輸送コスト上昇は継続して販売費及び一般管理費を押し上げている一方、資材価格の低下が売上原価減少に寄与した。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「新設住宅着工戸数の減少や市場の競争激化に対応するため、非住宅向けの製品開発、国産材の活用、省施工製品の拡充、物流コストの低減といった事業運営の変革を図っているなか、」
物流コストの低減を事業運営の変革における継続施策として掲げている。 - FY2020-Q1再掲有価証券報告書
「営業利益は、人件費の上昇及び販売運賃の増加により41百万円と前年同四半期と比較し4百万円(△10.7%)の減益となりました。」
販売運賃の増加が内装建材事業の営業利益を押し下げたと記載しており、物流コスト上昇の影響が継続している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「こうした施策を講じてきたことにより、売上高は増収となった一方で、木材資源の高騰及び輸送コストの上昇が業績に影響を及ぼし、事業年度前半は当初の予想を下回る業績となりましたが、第3四半期以降は好調な受注に支えられ、回復基調で推移いたしました。」
輸送コスト上昇が木材資源高騰とともに通期業績へ影響し、年度前半の予想未達と利益減少につながった。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「両事業務部門とも前述した資材の高騰や輸送費用のコストアップの影響により、事業年度前半は当初の予想を下回る業績となりましたが、第3四半期においては好調な受注に支えられ、回復基調で推移いたしました。」
輸送費用のコストアップが資材高騰とともに業績へ影響し、事業年度前半の予想未達につながった。第3四半期は回復基調と記載している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「国内外における木材資源の高騰並びに運送業界の人手不足や原油価格の値上がり等を背景とした輸送コストの上昇が業績に大きく影響を及ぼし、利益については減益の結果となりました。」
前期から顕在化していた輸送コスト上昇について、運送業界の人手不足や原油価格の値上がりを背景に業績へ大きく影響したと記載している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「両事業部門とも資材価格及び輸送コストの上昇が業績に影響を及ぼしていることから、対策を図るべく施策を講じており、徐々にその成果も現れてくると見込んでおります。」
前期から顕在化している輸送コスト上昇が引き続き業績に影響しており、低減対策と合理化を進めている。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「両事業部門とも資材調達にかかる海外の木材資源の高騰に加え、国内における物流コストの上昇が顕在化してきており、今後、これらの低減に資する取り組みや更なる合理化の推進が重要課題となっております。」
国内物流コストの上昇が実際に顕在化した調達・事業運営上のリスクとして初めて明示された。今後の低減と合理化が重要課題とされている。