地政学的リスク・海外政治経済・金融市場変動による先行き不透明感
FY2018-Q2に初出。27回の記載のうち13回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載はFY2026-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。134社中104社が悪化側に。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「一方で、物流業界における2024年問題への対応等を背景とした運送費用の高止まりや、深刻な人手不足に起因する人件費の上昇が続いております。さらに米国の通商政策を巡る不透明感、ウクライナ情勢や中東地域における地政学的リスクを背景としたエネルギー・原材料価格の変動など、外部環境は依然として先行き不透明な状況が続いております。」
従来の国際情勢・金融市場等の不透明感に加え、運送費、人件費、米国通商政策、ウクライナ・中東情勢およびエネルギー・原材料価格の変動を明示している。 - 2026-05-15再掲決算
「一方で、継続的な円安の進行や物価上昇の長期化に加え、物流効率化を推進する過程において発生する一時的なコスト増加の継続、深刻な人手不足による人件費の高騰、さらに米国の通商政策を巡る不透明感、ウクライナ情勢や中東地域における地政学的リスクを背景としたエネルギー価格の高止まりなど、外部環境は依然として予断を許さない状況が継続しています。」
円安、物価・物流・人件費上昇、米国通商政策および地政学的リスクによる不透明感を継続して記載している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「一方、長期化する物価上昇や物流コスト、人件費の上昇、さらに米国の関税政策の動向やウクライナや中東の不安定な国際情勢の長期化など、先行きについては不透明な状況が継続しています。」
物価・物流コスト・人件費の上昇に加え、米国の関税政策とウクライナ・中東情勢の長期化を新たな不透明要因として明示している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、個人消費には持ち直しの動きがみられ、景気は緩やかに回復しているものの、米国の関税政策の動向やウクライナや中東の不安定な国際情勢の長期化など、先行きについては不透明な状況が継続しています。」
景気回復の動きを記載する一方、米国の関税政策、ウクライナ情勢および中東情勢の長期化を新たな先行き不透明要因として明示している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、行動規制緩和により経済活動は正常化し、さらにインバウンド需要の高まりも加わり、緩やかながら景気は回復基調の動きが見られました。しかしながら、不安定な国際情勢による資源・エネルギー価格の高騰や為替変動による物価上昇など、先行きは不透明な状況が継続しております。」
行動規制緩和・インバウンドによる経済正常化と、資源・エネルギー価格高騰や為替変動による不透明感の併存を継続して記載している。 - FY2024-H1経済正常化と資源・為替要因による不透明感の併存有価証券報告書
「当中間連結会計期間における我が国経済は、行動規制緩和により経済活動は正常化、さらにインバウンド需要の高まりも加わり、緩やかながら景気は回復基調の動きが見られました。しかしながら不安定な国際情勢による資源・エネルギー価格の高騰や為替変動による物価上昇など、先行きは不透明な状況が継続しております。」
行動規制緩和とインバウンド需要による景気回復基調を記載する一方、資源・エネルギー価格の高騰と為替変動による物価上昇により先行き不透明な状況が続くと記載している。 - FY2023-Q3消費回復と先行き不透明感の併存有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症分類が5類へ引き下げられるなど、社会生活もコロナ禍前に戻りつつあり、国内における行動制限や海外からの入国制限の緩和に伴う消費の回復がみられました。一方、不安定な国際情勢を背景に、原材料、エネルギー価格の高騰やインフレの進行など、経済の先行きは不透明な状況が継続しております。」
感染症分類の引下げや行動・入国制限の緩和により消費回復が実際にみられた一方、原材料・エネルギー価格の高騰やインフレによる先行き不透明感も継続している。 - FY2023-Q2回復期待と先行き不透明感の併存有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症分類が5類へ引き下げられるなど、社会生活もコロナ禍前に戻りつつあり、国内における行動制限や海外からの入国制限の緩和に伴う消費の回復が期待されます。一方、長期化するウクライナ情勢や世界的に加速するインフレ、欧米における金融機関の破綻等の要因により、経済の先行きは不透明な状況が続いております。」
感染症分類の引下げや行動・入国制限の緩和による消費回復期待を記載する一方、長期化するウクライナ情勢、加速する世界的インフレ、欧米金融機関の破綻による先行き不透明感も併記している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「また、世界経済については、米国を中心とした世界的なインフレの継続や足元で見られる金融セクターの混乱、ウクライナ情勢を始めとした地政学的リスクの高まりに起因するサプライチェーンの制約等を背景に、先行きが不透明な状況が続いております。」
従来のインフレ、ウクライナ情勢等に加え、金融セクターの混乱と地政学的リスクに起因するサプライチェーン制約を新たな不透明要因として明示している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「また、世界経済は、米国での大規模な経済対策、欧米での新型コロナウイルス感染症に係るワクチン普及に伴う社会活動の正常化などを背景に回復基調にあるものの、世界的な半導体不足による製造業への影響、さらに中国におけるロックダウンなどの影響もあり、内外需ともに伸び悩みを見せております。加えて、ロシアによるウクライナ侵攻が資源・食料価格の高騰やサプライチェーンの混乱を招き、コロナ後の需要回復と相まって世界的なインフレ圧力が高まっております。」
経済回復要因を記載する一方、半導体不足、中国のロックダウン、ウクライナ侵攻、サプライチェーン混乱、資源・食料価格高騰およびインフレ圧力を新たな不透明要因として具体化している。 - FY2022-Q3世界経済の回復基調と国際情勢不安定の併存有価証券報告書
「また、世界経済は、各国政府による新型コロナウイルス感染防止対策と経済活動の両立が進んだことなどから消費や投資が拡大し、概ね回復基調で推移いたしました。一方、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や原油をはじめとする資源価格の高騰など世界情勢は不安定なまま推移いたしました。」
世界経済について、消費・投資の拡大による概ねの回復基調を記載する一方、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や資源価格高騰による不安定さも併記している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「また、世界経済は、ウクライナ情勢の悪化に加え、中国における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う長期間のロックダウンにより、サプライチェーンや生産活動に混乱をきたし、企業物価が上昇、価格転嫁による個人消費の停滞懸念もあり、景気回復には予断を許さない状況が続いております。」
従来の地政学的リスクや感染症に加え、中国の長期間のロックダウンによるサプライチェーン・生産活動の混乱、企業物価上昇、価格転嫁による個人消費停滞懸念を新たな不透明要因として明示している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「また、世界経済については、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んでいる諸外国では、大幅な緩和策に転じる国も出てきているものの、原材料や資材等の国際的な逼迫による価格高騰の懸念に加え、ロシアによるウクライナ侵攻を発端とした不安定な国際情勢もあり、景気回復には予断を許さない状況が続いております。」
従来の感染症、地政学的リスク、海外政治・経済動向等に加え、原材料・資材の国際的な逼迫と、ロシアによるウクライナ侵攻を発端とした不安定な国際情勢を新たな懸念要因として記載している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、2021年9月30日に緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除され、新型コロナウイルスワクチン接種が進んだことなどから新規感染者数も大幅に減少し、経済・社会活動は緩やかながら回復に向かいつつありましたが、半導体不足による各産業への影響や原油をはじめとする資源価格の高騰等に加え、感染力の強い新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の世界的な流行が懸念されるなど、国内景気の見通しは依然として不透明な状況であります。」
ワクチン接種や規制解除による回復要因を記載する一方、半導体不足、資源価格高騰、オミクロン株という新たな不透明要因を加えている。 - FY2021-Q3回復と一進一退有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、海外経済の回復を背景に輸出関連企業などで業績が好転していることに加え新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの接種率が順調に増加したことなどから、景況感の先行きに明るさが見え始めました。一方で、新たなデルタ株等の拡大等により度重なる緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が発令されるなど、引き続き様々な経済・社会活動について自粛が余儀なくされ、国内景気は不透明な状況が続きました。 また、世界経済は、欧米諸国を中心に新型コロナワクチン接種の普及による重症化率の低下等により行動制限の緩和策が取られるなど経済活動は総じて回復に向かいつつありますが、感染力の強い変異株により感染症の再拡大が懸念されるなど、感染拡大の防止と経済活動の回復は一進一退の状況が続いており、世界経済の先行きは不透明な状況にあります。」
ワクチン接種の進展や行動制限緩和による国内外経済の回復要因が示された一方、デルタ株等の拡大、緊急事態宣言、変異株による再拡大懸念も記載され、回復と不透明感が併存する状況へ表現が変化している。 - FY2021-Q2回復と停滞の併存有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、輸出関連企業などに業績の好転が見られたものの、新型コロナウイルス感染症の収束の見通しが立たない中、政府による断続的な緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置の発令に伴う飲食店の時短やイベント入場制限要請等により個人消費の停滞が続くなど、経済活動回復に向けた動きは鈍く、国内景気は不透明な状況が続きました。」
輸出関連企業などの業績好転が見られる一方、感染症の収束見通しが立たず、緊急事態宣言等による個人消費の停滞と景気の不透明感が続いている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、人々の移動や経済活動が著しく抑制されたことから個人消費並びに企業収益が大きく収縮し、経済活動回復に向けた動きは鈍く、足元においても、変異株の拡大によって新型コロナウイルスの感染者数は再び増加傾向にあり、3回目の緊急事態宣言が4都府県に発令される等、先行きは不透明な状況が継続しております。」
感染症の変異株拡大、感染者数の再増加、4都府県への3回目の緊急事態宣言を新たな懸念要因として明示し、国内経済の収縮と先行き不透明感をより深刻に記載している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う政府による全国的な緊急事態宣言が5月下旬に解除されたことから、その後、国内経済活動が徐々に再開してきたものの、先行きは依然として不透明な状況であります。 また、世界経済においても、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために実施された主要都市のロックダウンが徐々に解除されたものの、欧州の一部都市では再び実施されるなど、人・モノの動きの回復が鈍く先行きは不透明な状況であります。」
国内経済活動の再開や主要都市のロックダウン解除を記載する一方、欧州の一部都市での再実施、人・モノの動きの回復の鈍さおよび先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の深刻な影響を被り、とくに緊急事態宣言の発令を受けた休業要請や外出自粛の強まりを背景に、個人消費は大きく落ち込みました。世界経済におきましても新型コロナウイルス感染症の世界的な規模での拡大による経済活動の停滞により、急激な減速に転じ、経済回復への道のりは依然として定まらず、極めて厳しい状況が続くと見込まれます。」
新型コロナウイルス感染症について、経済への深刻な影響、個人消費の大幅な落ち込み、世界経済の急激な減速および回復経路の不透明さを記載しており、前回までの先行き懸念がより具体的かつ深刻な経済影響として表現されている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、米中貿易摩擦や英国のEU離脱等の影響が懸念される中、新型コロナウイルス感染症の世界的な規模での拡大により、実体経済に対する懸念が世界的に急速に高まってまいりました。」
従来の米中貿易摩擦や英国のEU離脱等に加え、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大によって実体経済への懸念が急速に高まったと記載している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「一方、世界情勢は、米中貿易摩擦の長期化、中国経済の先行き、英国のEU離脱等の海外経済の動向や金融資本市場の変動による影響などが懸念されており、依然として不透明な状況が続いております。」
従来の米中貿易摩擦・金融市場変動に加え、中国経済の先行き、英国のEU離脱を具体的な懸念要因として記載している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善する中で持ち直しの動きが続くなど緩やかな回復基調で推移した一方、地政学的リスクの拡大や、米中貿易摩擦など海外の政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による影響など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
地政学的リスク、米中貿易摩擦など海外政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善する中で持ち直しの動きが続くなど緩やかな回復基調で推移した一方、地政学的リスクの拡大や、米中貿易摩擦など海外の政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による影響など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
地政学的リスク、米中貿易摩擦など海外政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善する中で持ち直しの動きが続くなど緩やかな回復基調で推移した一方、地政学的リスクの拡大や、米中貿易摩擦など海外の政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による影響など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
地政学的リスク、米中貿易摩擦など海外政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における我が国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善する中で持ち直しの動きが続くなど緩やかな回復基調で推移した一方、地政学的リスクの拡大や、米中貿易摩擦など海外の政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による影響など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
従来の地政学的リスク、海外政治・経済動向、金融資本市場の変動に加え、米中貿易摩擦を不確実性の要因として明示している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「一方、地政学的リスクの拡大や、海外の政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による影響など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
地政学的リスク、海外の政治・経済動向および金融資本市場の変動による先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2018-Q2初出有価証券報告書
「一方、地政学的リスクの拡大や、海外の政治・経済動向の不確実性、金融資本市場の変動による影響など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
地政学的リスク、海外の政治・経済動向および金融資本市場の変動を、景気の先行きに関する不確実性として初めて独立して記載している。