大型プロジェクト受注に伴う売上計上遅延・採算悪化リスク
FY2020に初出。9回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2024-Q2。
進和がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。54社中17社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに15社。
- FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「インドネシアおよびマレーシアの日系自動車メーカー向け生産設備の売上が検収の遅延等により減少したことから、売上高は25億19百万円(前年同期比20.0%減)、セグメント利益は3億4百万円(前年同期比18.9%減)となりました。」
大型案件等に関する売上計上遅延リスクについて、インドネシア・マレーシア向け生産設備で検収遅延が実際に発生し、東南アジアの売上・利益減少要因となった。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「日系自動車メーカー向け新工場の溶接ラインの売上を計上したことなどにより、売上高は97億97百万円(前年同期比21.5%減)、セグメント利益は9億13百万円(前年同期比36.1%減)となりました。」
中国市場の大型案件について、新工場向け溶接ラインの売上計上を引き続き記載している。案件の売上は計上されたが、中国セグメントは減収減益となった。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「日系自動車メーカー向け新工場の溶接ラインの売上を計上したことなどにより、売上高は89億18百万円(前年同期比9.5%減)、セグメント利益は9億14百万円(前年同期比8.2%減)となりました。」
中国市場の大型案件について、日系自動車メーカー向け新工場の溶接ラインの売上計上を引き続き記載している。 - FY2023-Q1前進有価証券報告書
「日系自動車メーカー向け新工場の溶接ラインの売上を計上したことなどにより、売上高は76億26百万円(前年同期比79.7%増)、セグメント利益は8億14百万円(前年同期比121.6%増)となりました。」
中国市場の大型案件について、日系自動車メーカー向け新工場の溶接ラインを売上計上し、案件の進捗が業績に表れている。 - FY2022-Q3前進有価証券報告書
「このような事業環境のなか、当社グループにおきましては、中国市場の大型案件については活動制限の影響を最小限にとどめるよう現地工事に取り組むなど、受注済みの大型プロジェクトを着実に推し進め、海外事業の拡大を図りました。」
受注済み大型プロジェクトについて、中国市場の大型案件で活動制限の影響を抑えるため現地工事に取り組む具体的な対応を記載している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「このような事業環境のなか、当社グループにおきましては、受注済みの大型プロジェクトを着実に進めるとともに、今後急拡大が見込まれる車載電池市場のニーズに対応するため、本年2月に電池部品開発課を設置するなど、業容の拡大に取り組んで参りました。」
受注済みの大型プロジェクトを着実に進める方針を再掲している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループは、受注済みの大型プロジェクトを着実に推し進めるとともに、今後さらなる設備投資が期待できる次世代自動車マーケットに対する営業を強化してまいりました。」
受注済み大型プロジェクトを着実に推進する方針を再掲している。事業等のリスクについては重要な変更がないと記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「これらのプロジェクトは、受注金額が10億円超の大規模プロジェクトになることがあるほか、得意先の設備投資計画に基づいて実施されるため、受注から引渡しまでの期間が1年超の長期間にわたることがあり、たな卸資産が長期にわたって資産計上されることもあります。また、プロジェクトが当初の計画通り進まない場合は、売上計上の遅延や採算悪化等により、当社グループの経営成績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、大型プロジェクトに関して、連結貸借対照表において商品及び製品4,792百万円を計上しております。」
大型プロジェクトの10億円超・1年超の長期化、計画遅延による売上計上遅延・採算悪化リスクを再確認し、関連する商品及び製品47億9,200万円を開示している。 - FY2020初出有価証券報告書
「これらのプロジェクトは、受注金額が10億円超の大規模プロジェクトになることがあるほか、得意先の設備投資計画に基づいて実施されるため、受注から引渡しまでの期間が1年超の長期間にわたることがあり、たな卸資産が長期にわたって資産計上されることもあります。また、プロジェクトが当初の計画通り進まない場合は、売上計上の遅延や採算悪化等により、当社グループの経営成績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
自動車関連メーカーの新工場・生産ライン増設向け大型案件について、受注金額10億円超、受注から引渡しまで1年超となる可能性と、計画遅延による売上・採算への影響をリスクとして初めて明示している。受注段階のリスク洗い出しと進捗・採算モニタリングを対策としている。