買収に伴うのれんの増加と減損評価の不確実性
FY2024に初出。10回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」は2026-06-18。直近の記載は2026-09-25。
メイホーホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。99社中36社が悪化側に。
直近の記載が「実績引用」なのは、ほかに2社。
- 2026-09-25実績引用経営計画
「レゾナゲートについては、派遣スタッフの募集・定着コストの上昇、事務系派遣における価格転嫁の難しさ、AI・RPAの普及やBPOへの切替による需要の伸び悩みを踏まえ、取得時に見込んだ事業計画および超過収益力を見直したものです。」
レゾナゲートののれん減損について、既に有価証券報告書で記載された減損発生を、事業計画の見直し理由とともに適時開示で引用した。 - FY2026顕在化有価証券報告書
「人材関連サービス事業に属する株式会社レゾナゲートにおいて、のれんに係る減損損失269,031千円を、また、建設事業に属する株式会社有坂建設において、土地等に係る減損損失21,535千円をそれぞれ特別損失として計上しました。」
レゾナゲートの買収時に認識したのれんについて269,031千円の減損損失を計上した。買収後の収益見通し及び投資回収の不確実性が実際の会計損失として発生した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当連結会計年度及び前連結会計年度において、今田建設等の営業活動から生じる損益はマイナスであることから減損の兆候が認められましたが、割引前将来キャッシュ・フローが固定資産の帳簿価額を上回るため減損損失の認識は不要と判断しております。」
のれんは1,982,768千円で、今田建設等に関するものが1,438,630千円、全体の72.6%を占める。営業損益がマイナスで減損兆候が認められたものの、現時点では減損損失を認識していない。 - FY2024初出有価証券報告書
「これらの取得の際に生じた超過収益力をのれんとして認識したことにより、当連結会計年度の連結貸借対照表に計上したのれんの金額は今田建設に関するものが1,665,783千円、レゾナゲートに関するものが363,770千円であり、前連結会計年度に比べ大幅に増加しました。売上予測を含む事業計画は、市場環境の状況など外部要因により影響を受けるため、不確実性を伴い、翌連結会計年度の連結財務諸表において、のれんの金額に重要な影響を与える可能性があります。」
今田建設及びレゾナゲートの買収により、のれんが大幅に増加した。将来の受注・派遣スタッフ採用等を前提とする事業計画に不確実性があり、翌年度のれん評価へ重要な影響を与える可能性を新たに記載した。