サプライチェーン停滞と物流網混乱
FY2022-Q2に初出。7回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q1。直近の記載はFY2026。
小糸製作所がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。13社中11社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに7社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「世界の自動車生産台数は、中国における政府補助金を背景としたローカル車の生産増加などにより、全体では前期比で増加しましたが、当社主力市場である日本及び米州においては、一部自動車メーカーの販売不振や電子部品の供給混乱などにより減少しました。」
全体の自動車生産は増加した一方、日本・米州では電子部品の供給混乱が販売不振とともに減産要因として実際に現れている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「自動車メーカーの部品供給問題等の影響により、自動車生産台数は減産となりました」
部品供給問題が北米の自動車生産減産要因として実際に記載され、供給面のリスクが継続している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「北米も品質問題や部品供給問題等により減産となりました。」
部品供給問題が北米の減産要因として実際の事業環境に現れており、供給面のリスクが継続している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「利益につきましては、改善合理化を推進したものの、世界的な原材料費や物流費・光熱費など諸費用の高騰、北米・欧州を中心とした雇用情勢ひっ迫による人件費増加、日本・中国での急激な生産変動等により、営業利益は前年同期比16.1%減の321億円、経常利益は同23.9%減の329億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同21.1%減の216億円となりました。」
物流費を含む諸費用の高騰が利益への影響要因として引き続き記載されている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における我が国 及び 海外の経済情勢は、新型コロナウイルス、半導体需給ひっ迫の継続、中国・上海のロックダウンに加え、資源・原材料・物流費等の高騰や、ウクライナ情勢等 地政学的リスクもあり、景気回復は鈍く、先行き不透明な状況で推移しました。」
物流費の高騰や上海ロックダウンによる物流・生産面の影響が加わり、供給・物流環境の悪化が実際の事業環境として記載されている。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における我が国 及び 海外の経済情勢は、新型コロナウイルスの変異株による感染再拡大に加え、半導体不足、原材料価格の高騰、サプライチェーンの停滞、物流網の混乱などの影響が継続、緩やかな回復に留まっており、先行きは未だ不透明な状況にあります。」
サプライチェーンの停滞と物流網の混乱が第2四半期に続いて継続し、経済回復が緩やかにとどまる要因として記載されている。 - FY2022-Q2初出有価証券報告書
「引き続き半導体の需給ひっ迫、原材料価格の高騰、サプライチェーンの停滞、物流網の混乱などにより、先行きは極めて不透明な状況にあります。」
サプライチェーンの停滞と物流網の混乱を、半導体需給ひっ迫や原材料価格高騰と並ぶ経済・事業環境上の新たなリスクとして明示している。