国内需要縮小と新興国需要の不確実性
FY2016に初出。30回の記載のうち15回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載はFY2026。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。174社中131社が悪化側に。
- FY2026米国通商政策の影響と国内鋼材需要低迷が併存有価証券報告書
「当連結会計年度における当社グループの事業環境は、自動車業界では米国の通商政策による影響が一部でみられたものの、国内自動車生産台数については前年並みとなりました。一方、鉄鋼業界では国内鋼材需要の低迷に加え、下期に入り鉄スクラップ価格が上昇したことで、厳しい状況が続きました。」
米国通商政策の影響が一部で現れる一方、国内自動車生産は前年並みとなった。鉄鋼では国内鋼材需要低迷と鉄スクラップ価格上昇が継続した。 - FY2026-H1関税合意と国内鋼材需要低迷の併存有価証券報告書
「当中間連結会計期間における当社グループの事業環境は、自動車業界では日米の関税措置に関しては合意に至り、国内自動車生産台数については前年並みとなりました。一方、鉄鋼業界では国内鋼材需要の低迷が続きました。」
日米の関税措置は合意に至った一方、国内自動車生産は前年並みにとどまり、国内鋼材需要の低迷が続く状況を記載した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「今後の当社グループを取り巻く事業環境は、国内鋼材需要の動向、米国の通商政策影響等に伴う自動車・建設機械生産の動向等により先行き不透明な状況が続くことが想定されます。」
国内鋼材需要に加え、米国の通商政策による自動車・建設機械生産への影響を新たな不透明要因として明示した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における当社グループの事業環境は、世界的な建設機械需要の減少、国内自動車メーカーの認証不正問題による生産停止に加え、海外一部地域での自動車生産の減少等により、厳しい状況で推移しました。」
世界的な建設機械需要減少に加え、国内自動車メーカーの認証不正問題による生産停止と海外一部地域の自動車生産減少が事業環境の悪化要因として記載された。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、ウクライナや中東地域情勢等の地政学的リスクに加えて、世界的な金融引き締めや中国における不動産市場の停滞に伴う影響等により不安定な状況であったものの、全体としては持ち直しの動きがみられました。わが国経済においては、経済活動が正常化する中、個人消費の持ち直し等により景気は緩やかに回復しました。当社グループを取り巻く事業環境は、中国の景気減速による影響、エネルギーや物流等のコストの変動等に注視が必要な状況が続いているものの、国内自動車業界においては半導体等の部品供給不足の影響がほぼ解消し、生産が回復傾向となりました。」
経済活動の持ち直しや国内自動車生産の回復がある一方、ウクライナ・中東情勢、中国の景気減速・不動産市場停滞、金融引き締め、エネルギー・物流コスト変動が不確実性要因として記載された。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化等の地政学的リスクに加えて、世界的な金融引き締めや中国における不動産市場の停滞に伴う影響等により不安定な状況であったものの、全体としては持ち直しの動きがみられました。」
世界経済は持ち直しの動きがある一方、地政学的リスク、世界的な金融引き締めに加え、中国の不動産市場停滞の影響を新たに明示した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化等の地政学的リスクに加えて、世界的な金融引き締め等により不安定な状況であったものの、全体としては緩やかな持ち直しの動きがみられました。わが国経済においても、経済活動の正常化が進む中、コロナ禍からの本格的な回復には至らないものの、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られました。しかしながら、当社グループを取り巻く事業環境は、中国の経済活動の停滞や半導体等の部品供給不足による自動車メーカーの減産影響に加えて、石炭、電力、副資材、物流等のコストが高値で推移したことなどにより依然として先行きが不透明な状況が続きました。」
経済活動の持ち直しがみられる一方、ウクライナ情勢の長期化、世界的な金融引き締め、中国の経済活動停滞、部品供給不足、各種コスト高が併存し、不透明な事業環境が続いている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中で、ウクライナ情勢等の地政学的リスクの高まりや欧米におけるインフレ加速に伴う政策金利の引き上げ等により不安定な状況であったものの、全体としては緩やかな持ち直しの動きがみられました。わが国経済においても、経済活動の正常化が進む中、鉱工業生産や設備投資は増加基調で推移する等、景気は緩やかな持ち直しの動きがみられました。一方、中国でのロックダウンや半導体等の部品供給不足による自動車メーカーの減産影響に加えて、石炭、エネルギー、副資材、物流等のコスト上昇が続き、当社グループを取り巻く事業環境は依然として先行きが不透明な状況で推移しました。」
新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、ウクライナ情勢等の地政学的リスク、欧米のインフレ・政策金利引き上げ、中国のロックダウン、部品供給不足、各種コスト上昇が併記され、事業環境の不透明性が強まった。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症や地政学的リスクの高まりなど不安定な状況の中、一部に足踏みがみられるものの、全体としては持ち直しの動きがみられました。わが国経済においても、経済活動の正常化が進む中、景気は総じて持ち直しの動きがみられました。一方、中国でのロックダウンや半導体等の部品供給不足による自動車メーカーの減産影響に加えて、石炭、エネルギー、副資材、物流等のコスト上昇が続き、当社を取り巻く事業環境は依然として先行きが不透明な状況で推移しました。」
経済活動の持ち直しがみられる一方、地政学的リスク、中国のロックダウン、部品供給不足による自動車減産、各種コスト上昇が加わり、事業環境の不透明性が続いた。 - FY2022-Q3景気持ち直しと価格上昇・供給制約が併存有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス変異株の感染拡大等の影響により依然として厳しい状況が続いたものの、新型コロナウイルスワクチン接種の進展等により、米国を中心に持ち直しの動きが見られました。わが国経済においてもコロナ禍からの本格的な回復には至らないものの、景気は総じて持ち直しの動きが見られました。一方、鉄スクラップ価格や発電燃料である石炭価格の上昇、半導体等の供給不足による自動車の減産等、当社を取り巻く事業環境は厳しい状況で推移しました。」
米国・国内経済に持ち直しの動きが見られる一方、変異株、鉄スクラップ・石炭価格上昇、半導体等の供給不足による自動車減産が併存した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスワクチン接種の進展等により、米国や欧州等では持ち直しの動きが見られたものの、新型コロナウイルス変異株の感染拡大等の影響により依然として厳しい状況が続きました。わが国経済においても持ち直しの動きが見られたものの、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発出等による経済活動の抑制継続や期後半における半導体の供給不足等により厳しい状況で推移しました。」
ワクチン接種による持ち直しの動きがある一方、変異株感染拡大、国内の行動制限、半導体供給不足が新たに具体化し、需要環境の厳しさが継続した。 - FY2022-Q1回復兆しと感染長期化懸念の併存有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により依然として厳しい環境が続く中、ワクチン接種の進展等により、経済活動の回復状況は国や地域による差はあるものの、米国や欧州等では持ち直しの兆しが見られました。」
ワクチン接種等による米国・欧州の持ち直しの兆しが見られる一方、地域差と感染拡大による厳しい環境が併存している。 - FY2021-Q3経済活動再開による持ち直しと厳しい環境の併存有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による大幅な落ち込みから持ち直しの動きが見られたものの、米国や欧州、東南アジア等は依然として厳しい状況が続きました。わが国経済においても、国内外の経済活動が再開する中で、輸出や個人消費等が改善基調に転じましたが、コロナ禍からの本格的な回復には至らず、景気は総じて低調に推移いたしました。」
世界経済には大幅な落ち込みからの持ち直しが見られ、国内の輸出・個人消費も改善基調に転じた一方、米国・欧州・東南アジアは厳しい状況が続き、国内景気も本格回復には至らなかった。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、期初において各国で経済活動が制限されたため大きく落ち込みました。足元では一部で経済活動再開の動きが見られるものの、コロナ禍の影響が続き、景気は極めて厳しい状況となりました。わが国経済においても、個人消費や輸出が減少し、鉱工業生産が大幅に落ち込む等、景気は著しく悪化いたしました。」
新型コロナウイルス感染拡大により世界経済が大きく落ち込み、国内でも個人消費・輸出・鉱工業生産の悪化が記載された。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、各国で経済活動が制限されたため、大きく落ち込みました。一部で経済活動再開の動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染拡大の長期化や米中対立の深刻化等が懸念され、世界経済の先行きは不透明な状況となっております。」
従来の米中貿易摩擦・中国景気減速に加え、新型コロナウイルス感染拡大による各国の経済活動制限と、感染長期化・米中対立深刻化への懸念を記載した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米中貿易摩擦の影響等により、中国の景気減速が継続する等、停滞感が強まりました。また、年度末にかけて、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、経済活動が著しく制限され、世界経済は急速に冷え込みました。」
中国景気減速と米中貿易摩擦に加え、年度末に新型コロナウイルス感染拡大による経済活動制限が加わり、需要環境の不確実性が強まった。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国では回復が続いたものの、米中貿易摩擦の影響等により、中国の景気減速が鮮明になる等、停滞感が強まりました。わが国経済は、雇用・所得環境の改善は続いたものの、輸出が引き続き弱含む中で、生産は一段と弱まり、製造業を中心に減速感がみられました。」
米中貿易摩擦の影響を受けた中国景気の減速が鮮明となり、国内でも輸出・生産の弱さと製造業の減速感が記載された。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国では景気拡大が続いたものの、米中貿易摩擦の激化やその影響を受けた中国の景気減速等により、不透明感が強まりました。わが国経済は、雇用・所得環境の改善は続いたものの、輸出や生産に弱さがみられました。」
米中貿易摩擦の激化、中国景気減速、国内の輸出・生産の弱さを伴う不透明な経済環境を前四半期に続いて記載した。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国では景気拡大が続いたものの、米中貿易摩擦の激化やその影響等を受けた中国の景気減速等により、不透明な状況で推移しました。」
米中貿易摩擦の激化と中国景気減速が明示され、前年度に示されていた通商摩擦・中国経済の不透明性がさらに強まった形で記載されている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米国の景気拡大や新興国の持ち直しの動きが続いたため、全体としては緩やかに回復しましたが、米国との通商摩擦の影響もあり、中国の景気減速が顕在化しました。」
従来から懸念されていた通商摩擦と中国経済の不透明性について、中国の景気減速が顕在化したと記載した。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国の景気拡大や新興国の持ち直しの動きが続き、全体としては緩やかに回復しましたが、米国と中国の通商摩擦の懸念が増大し、中国の景気減速傾向がみられたこと等から、不透明感が生じました。」
世界経済の回復が続く一方、米中通商摩擦への懸念増大と中国の景気減速傾向を新たに不透明要因として記載した。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国と中国が相互に追加関税を発動する等、通商問題が深刻化したものの、米国では緩やかに景気が拡大し、中国及び新興国でも持ち直しの動きが続いたことから、全体としては緩やかに回復しました。」
前四半期まで懸念として示されていた通商問題について、米国と中国による相互の追加関税発動という事象が発生したと記載した。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、通商問題の深刻化の懸念はあったものの、米国及び欧州では緩やかに景気拡大するとともに、中国及び新興国でも持ち直しの動きが続き、全体としては緩やかに回復しました。」
世界経済の緩やかな回復を示す一方、従来の保護主義的動きに加え、通商問題の深刻化への懸念を明示した。 - FY2018景気回復と不安材料が併存有価証券報告書
「世界経済は、今後も回復基調で推移することが想定されます。また、わが国経済も、雇用・所得環境の改善や政府の経済対策等により、今後緩やかな回復が継続すると期待されます。しかしながら、米国を中心とした保護主義的動き、中国や新興国経済の先行き等の不安材料もあり、当社グループを取り巻く事業環境を注視していく必要があります。」
世界・国内経済の回復見通しを示す一方、米国の保護主義的動きや中国・新興国経済の先行きを不安材料として新たに明示した。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国及び欧州では景気が堅調に推移するとともに、中国及び新興国でも持ち直しの動きが続いたことから、全体としては緩やかに回復しました。わが国経済は、雇用情勢の改善や個人消費の持ち直しに加え、鉱工業生産や設備投資についても増加基調で推移したことにより、緩やかに回復しました。」
米国・欧州の堅調さ、中国・新興国の持ち直しおよび国内経済の回復傾向が継続している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国、欧州ともに景気が堅調に推移いたしました。また、中国及び新興国では持ち直しの動きが見られ、全体としては緩やかに回復しました。わが国経済は、雇用情勢の改善や鉱工業生産の持ち直し等が継続し、緩やかな回復傾向で推移しました。」
中国・新興国の持ち直し、米国・欧州の堅調な景気および国内経済の回復傾向が継続している。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国は景気が堅調に推移し、欧州も回復傾向が続きました。また、中国及び新興国では持ち直しの動きが見られ、全体としては緩やかに回復しました。わが国経済は、雇用情勢の改善や鉱工業生産の持ち直し等により緩やかな回復傾向で推移しました。」
中国・新興国の持ち直し、米国・欧州の回復および国内経済の回復傾向が記載され、需要環境の不確実性は前四半期より低減した。 - FY2017-Q3中国・新興国に持ち直しの動き有価証券報告書
「一方、中国及び新興国では成長鈍化傾向が続いたものの、持ち直しの動きが見られ、全体としては緩やかな回復となりました。わが国経済は、個人消費の伸び悩みが見られたものの、雇用情勢の改善や鉱工業生産の持ち直し等により、緩やかな回復基調で推移しました。」
中国・新興国の成長鈍化は続く一方、持ち直しの動きが見られた。国内経済も緩やかな回復基調だが、個人消費は伸び悩んでいる。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、中国及び新興国においては景気減速傾向が続いたものの、米国では景気が底堅く推移し、欧州も回復傾向が続き、全体としては緩やかな回復となりました。わが国経済は、雇用情勢の改善等により緩やかな回復基調で推移したものの、個人消費の伸び悩みや輸出に弱い動きが見られる等、足踏み状態が続きました。」
中国・新興国の景気減速と国内の個人消費・輸出の弱さが当期間の経済環境として現れた。 - FY2016初出有価証券報告書
「今後も、世界的には新興国を中心に自動車需要や鉄鋼需要の拡大が期待される一方で、人口の減少や高齢化の進展等により国内需要の拡大は期待できないと見込まれます。」
新興国需要への期待と国内需要拡大困難の見通しを併記。