貿易摩擦激化による世界経済の先行き不透明感
FY2019-Q1に初出。8回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q2。直近の記載はFY2020。
エフテックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。35社中13社が悪化側に。
直近の記載が「削除」なのは、ほかに9社。
- FY2020削除有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、全体としては緩やかに回復基調で推移しましたが、年明け以降、新型コロナウイルスの感染症の影響により急速に減速し、先行きは極めて不透明で非常に厳しい状況となりました。」
当年度の経営環境説明では米中貿易摩擦よりも感染症の影響が中心となり、米中貿易摩擦の具体的な記載はなくなった。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、全体としては回復基調で推移しましたが、米中貿易摩擦の長期化等により減速懸念が強まりました。」
米中貿易摩擦について、拡大懸念から長期化による減速懸念へ表現を変えつつ、世界経済への懸念を継続している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、全体としては回復基調を維持しましたが、米中貿易摩擦の激化などにより減速懸念が強まりました。」
米中貿易摩擦の激化が、世界経済の減速懸念を強める要因として記載されている。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、全体としては回復基調を維持しましたが、先行きは不透明感が強まりました。海外では、米国は景気の先行きに対する不確実性が強まりましたが、良好な雇用・所得環境等を背景に緩やかな拡大が続きました。中国は米中貿易摩擦等の影響により景気は減速しました。」
米中貿易摩擦等について、懸念にとどまらず中国景気の減速への影響が生じていると記載している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「中国などに対する制裁関税も、貿易相手国の報復措置により成長率を下げる要因となることが懸念されます。」
米中貿易摩擦に加え、制裁関税と報復措置が成長率を下げる可能性を具体的に記載し、貿易摩擦リスクをさらに明示している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、全体としては回復基調が続きましたが、米中貿易摩擦の拡大が懸念されるなど先行きの不透明感が高まりました。」
貿易摩擦への懸念が前回の米中貿易摩擦から「拡大」懸念へと強まり、先行きの不透明感が高まったと記載している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、回復基調が続きましたが、米中貿易摩擦が懸念され景況感は力強さを欠きました。」
前四半期に続き貿易摩擦への懸念を記載し、今回は米中貿易摩擦として具体化している。景況感が力強さを欠くとの影響も併記されている。 - FY2019-Q1初出有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、貿易摩擦激化の懸念等先行き不透明感が増しましたが、全体としては緩やかな景気回復が続きました。」
貿易摩擦激化の懸念を、世界経済の先行き不透明感を増す新たな要因として初めて記載している。