サーマルカメラ特需一巡と新規プロジェクト引合低調のリスク
FY2022に初出。13回の記載のうち7回が「対処」で、最初の「対処」はFY2023-Q1。直近の記載は2026-08-10。
ユニソルホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに0社。
- 2026-08-10顕在化決算説明資料
「プロジェクト事業では、前期獲得したデータセンター向け大型案件の反動、及び物流センター等向け受注済み中小型案件の着工・完工遅延により前年同期比大幅減収」
大型案件の反動と受注済み案件の着工・完工遅延が、IoTソリューション事業の減収要因として実際に発生している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「卸売部門におきましては、防犯カメラ市場での価格競争激化や特定顧客向け案件が低調であったことから売上が減少しました。また、プロジェクト案件におきましても、前期の大型案件の反落、受注済み中小型案件の完工遅延等により減収となりました。 当セグメントの売上高は1,555百万円と前年同期比670百万円減(30.1%減)となり、営業利益は51百万円と前年同期比134百万円減(72.5%減)となりました。」
過去に回復していたIoTソリューション事業について、防犯カメラの価格競争、特定顧客案件の低調、大型案件反落、完工遅延が売上・利益の減少として顕在化した。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「データセンター、配送センター等へのセキュリティ需要は引き続き好調に推移する中、システム構築分野では複数の大型案件を上期の売上に計上することができ、大手警備会社を通じた機器販売分野では監視カメラの需要が個人宅向けを含め堅調に推移したこと等により、当セグメントの売上高は2,226百万円と前年同期比423百万円増(23.5%増)となり、営業利益は186百万円と前年同期比61百万円増(49.9%増)となりました。」
過去に懸念された新規プロジェクトの低調や営業損失に対し、複数の大型案件の計上と堅調な監視カメラ需要により、売上高・営業利益の改善が続いている。 - FY2024前進有価証券報告書
「継続的なプロジェクトの受注と、優良顧客数の増加により収益構造の安定化が見られ、引き続き経費の削減を行ったことにより増収増益となりました。以上の結果、売上高は3,588百万円と前連結会計年度に比べ583百万円増(19.4%増)、営業利益は188百万円と前連結会計年度に比べ150百万円増(393.7%増)となりました。」
IoTソリューション事業で継続的なプロジェクト受注と優良顧客数の増加による収益構造の安定化が進み、売上高19.4%増、営業利益393.7%増となった。 - FY2024-H1対処有価証券報告書
「以上の結果、当セグメントの売上高は1,802百万円と前年同期比347百万円増(23.9%増)となり、営業利益は124百万円と前年同期比104百万円増(527.6%増)となりました。」
IoTソリューションセグメントは売上高・営業利益とも前年同期を上回り、営業利益が大幅に改善した。大型プロジェクト案件の受注などにより、過去の案件低調・営業損失からの回復が続いている。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「その結果、IoTソリューションセグメントの売上高は947百万円と前年同期比195百万円増(26.0%増)となり、営業利益はコスト削減効果もあり、95百万円と前年同期比66百万円増(222.7%増)となりました。」
IoTソリューション事業は2024年1-3月に売上高・営業利益が前年同期を上回り、営業利益は前年同期比222.7%増となった。前年度に続く事業回復が確認されている。 - FY2023対処有価証券報告書
「その結果、売上高は3,004百万円と前連結会計年度に比べ293百万円増(10.8%増)、営業利益は38百万円と前連結会計年度に比べ95百万円増(前年同期は、営業損失57百万円)となりました。」
IoTソリューション事業は売上増加と営業黒字化が通期でも確認され、サーマルカメラ特需一巡や新規案件低調による前年度の悪化からの回復が継続している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「その結果、売上高は2,269百万円と前年同期比308百万円増(15.7%増)、営業利益は33百万円と前年同期比115百万円増(前年同期は、営業損失81百万円)となりました。」
IoTソリューションセグメントで売上高・営業利益が前年同期を上回り、営業損失からの黒字化が続いている。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「行動制限の緩和により先延ばしとなっていた案件が動き出すなど、工事を伴う設備投資需要は回復傾向がみられます。競争の激化により、利益の確保が難しい局面が続いておりますが、ソリューション提案を行うことによって他社との差別化をすすめています。その結果、売上高は1,454百万円と前年同期比188百万円増(14.9%増)、営業利益は19百万円と前年同期比59百万円増(前年同期は、営業損失39百万円)となりました。」
先延ばし案件の再開と設備投資需要の回復、ソリューション提案による差別化により、IoTソリューションセグメントは前年同期の営業損失から営業利益に転じた。一方、競争激化による利益確保の難しさは残っている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「物流施設や量販店向けの売上が好調でしたが、競争の激化により、利益の確保が難しい局面になりました。当期よりセグメント間のシナジーを強化するため、セグメント名をセキュリティからIoTソリューションに変更し、ソリューション提案を行うことで他社との差異化をすすめてまいります。本セグメントの売上高は751百万円と前年同期比72百万円増(10.6%増)となり、営業利益はコスト削減効果もあり、29百万円と前年同期比56百万円増(黒字化)となりました。」
前年度に記載された新規プロジェクト引合低調等に対し、物流施設・量販店向け売上が好調となり、IoTソリューションセグメントは営業黒字化した。一方、競争激化による利益確保の難しさは残ると記載している。 - FY2022初出有価証券報告書
「サーマルカメラの販売は一巡し、アルコール検知器の販売を本格化する予定でしたが、検知器使用の義務化が無期限延期となったことにより販売は進みませんでした。経済活動が再開される中、入退室管理システムの販売に期待が高まりましたが、新規プロジェクトの引合も低調となりました。以上の結果、売上高は2,711百万円、57百万円の営業損失となりました。」
サーマルカメラ特需の一巡、アルコール検知器販売の停滞、入退室管理システムの新規案件低調が実際のセキュリティ事業の売上・営業損失として現れている。