地政学的リスクの顕在化による世界経済の不透明化
FY2023-Q1に初出。10回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q3。直近の記載はFY2027-H1。
三井ハイテックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。78社中45社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに36社。
- FY2027-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、全体としては緩やかな回復基調にあるものの、米国経済政策の動向や中国経済の減速、中東情勢の緊迫化等により、先行き不透明な状況が続いています。」
世界経済は緩やかな回復基調とされる一方、従来の不安定な国際情勢という整理に代えて、中東情勢の緊迫化が不透明要因として明示されている。 - 2026-06-12悪化決算説明資料
「下期は中東情勢の悪化に伴う資材価格やエネルギー価格上昇等による費用増を新たに織り込む」
中東情勢の悪化が資材価格及びエネルギー価格の上昇を通じた費用増要因として新たに織り込まれている。 - FY2026-H1不透明要因の構成変化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、全体としては緩やかな回復基調にあるものの、米国経済政策の動向や中国経済の減速、不安定な国際情勢等により先行き不透明な状況が続いています。」
従来の欧州における地政学リスク等に代わり、不安定な国際情勢を世界経済の不透明要因として記載している。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「当中間連結会計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、全体としては緩やかな回復基調であるものの、欧米を中心とした金融引き締め、不安定な中東情勢及び中国経済の減速等の影響により、先行き不透明な状況が続いています。」
金融引き締め、不安定な中東情勢及び中国経済の減速を、世界経済の先行き不透明要因として引き続き記載している。 - FY2025-Q1不透明要因の構成変化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、全体としては緩やかな回復基調であるものの、欧米を中心とした金融引き締め、不安定な中東情勢及び中国経済の減速等の影響により、先行き不透明な状況が続いています。」
全体としては緩やかな回復基調とする一方、金融引き締め、不安定な中東情勢及び中国経済の減速を不透明要因として記載している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、欧州における地政学リスクの長期化や世界的なインフレ、各国の政策金利引き上げによる金融不安や中国経済の減速等の影響により、先行き不透明な状況が続きました。」
欧州の地政学リスクの長期化、世界的なインフレ、金融不安による不透明な経済環境が続いており、中国経済の減速も要因として加わっている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、欧州における地政学リスクの長期化や世界的なインフレの高止まり、各国の政策金利引き上げによる金融不安等の影響により、先行き不透明な状況が続きました。」
地政学リスクについて、欧州での長期化に加え、世界的なインフレの高止まり、金融不安を伴う経済環境として記載している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、中国のロックダウンによるサプライチェーンの混乱や欧州における地政学リスクの顕在化、世界的なインフレ進行や各国の金融引き締め政策による急激な為替変動等により、先行き不透明な状況が続きました。」
地政学リスクの顕在化について、欧州での影響に加え、サプライチェーン混乱、世界的インフレ及び金融引き締めによる為替変動を伴う状況が続いたと記載している。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、中国のロックダウンによるサプライチェーンの混乱や欧州における地政学リスクの顕在化を受けた世界的なインフレ進行などにより、先行き不透明な状況が続きました。」
前四半期から記載されていた地政学的リスクについて、欧州での顕在化を受けた世界的なインフレ進行という具体的な影響が記載されている。 - FY2023-Q1初出有価証券報告書
「加えて、地政学的リスクが顕在化するなど、先行きは不透明な状況が続いております。」
地政学的リスクの顕在化を、世界経済の先行き不透明要因として初めて明示している。