少数サプライヤーへの依存と供給能力リスク
FY2016に初出。20回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載は2026-07-29。
アドバンテストがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。62社中20社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに19社。
- 2026-07-29対処決算
「当社グループは、こうした旺盛なテスタ需要にタイムリーに対応すべく、サプライチェーン全体を通して生産能力拡大に努めました。」
旺盛な需要下で、サプライチェーン全体を通じた生産能力拡大を対応策として示している。 - FY2026対処有価証券報告書
「先駆的なサプライチェーン管理高度化とサプライヤーとの強固な協業を通じ、急峻な製品需要の伸びに追従」
長期調達契約、ダイバンク、サプライチェーン複線化、サプライヤーとの協業等を通じ、高水準の需要下でもタイムリーな製品納入を実施したと説明している。 - FY2026-H1再掲有価証券報告書
「顧客からの製品納入の要請が強まる中、当社グループは、顧客の要求に最大限応えるべく、部材調達および製品供給能力の拡大に努め、タイムリーな製品納入を実施しました。」
AI関連需要の拡大に伴う納入要請に対し、部材調達と供給能力の拡大を進め、タイムリーな製品納入を実施したと説明している。 - FY2025対処有価証券報告書
「顧客の要求納期に最大限応えるべく、タイムリーな部材調達および製品供給能力の確保に努め、コア部品に対する既存サプライヤーとの長期契約やサプライチェーン複線化などの施策を通じた取り組みが奏功しました。」
供給制約リスクは残るものの、コア部品の長期契約とサプライチェーン複線化がAI関連需要への納期対応に奏功したと説明している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「当社グループは、その製品の製造に関し、組立作業の一部をサプライヤーに委託しております。」
外部委託と少数サプライヤーへの依存、供給能力不足や品質・納期への影響を引き続きリスクとして記載している。標準部品リスト、供給保証契約、ダイバンクなどの対応策も継続している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「他方、部材不足や物流網の混乱が広範なサプライチェーンに影響を及ぼし、当社の部材調達は第3四半期までは前年度に引き続き厳しい状況が継続しました。」
部材不足と物流網の混乱による調達制約が第3四半期まで継続した。戦略的な部材調達と生産品目の調整で対応したと説明している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「このような環境下、当社顧客の設備投資は総じて高水準に維持された一方、部材不足や物流網の混乱が広範なサプライチェーンに影響を及ぼし、当社の部材調達においても厳しい状況が継続しました。」
部材不足と物流網の混乱による厳しい調達環境が継続している。顧客投資が高水準でも、供給制約が事業運営上の課題として残っている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「半導体などの部材不足や物流網の混乱が広範なサプライチェーンに影響を及ぼす中、当社の部材調達も厳しい状況が継続しました。」
半導体などの部材不足と物流網の混乱により、厳しい部材調達環境が継続していると説明している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「一方で半導体などの不足が広範なサプライチェーンに影響を及ぼす中、当社の部材調達環境も過去に例のない厳しい状況が継続しました。」
半導体不足による部材調達制約が継続し、供給リードタイム長期化だけでなく、部材調達環境が『過去に例のない厳しい状況』と表現されている。供給保証契約の交渉やダイバンクによる中間品確保も対応策として追加された。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「一方で急峻な受注高の伸びに追従すべく部材確保に努めたものの、半導体不足の影響下、供給リードタイムの長期化を余儀なくされました。」
半導体不足による供給制約が続く中、部材確保に努めても供給リードタイムの長期化を余儀なくされた。前四半期までの厳しい調達環境が、当四半期には『過去に例の無い厳しい状況』として強く表現されている。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「一方で、伸長し続ける試験装置需要に追従すべく製品供給能力の増強に努めたものの、半導体不足が幅広いサプライチェーンに影響を及ぼす中で当社も厳しい状況におかれ、当社の一部製品においてリードタイム長期化を強いられました。」
半導体不足が幅広いサプライチェーンに波及し、一部製品でリードタイム長期化が実際に発生した。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「また旺盛な試験装置需要に応えるべく、半導体や電子部品の需給が逼迫する中、部材の安定調達に向けて最大限取り組みました。」
半導体・電子部品の需給逼迫が実際の事業運営上の供給制約として現れ、安定調達への対応を進めたと説明している。 - FY2020複数調達先・標準部品リストによる対応策を具体化有価証券報告書
「当社グループは、リスクを軽減するため、社内ワーキンググループ活動を行い、最新技術を考慮した製品設計に関するルールに従って、部品ライフサイクルを考慮しながら、複数調達先を候補とする標準部品リストを作成・更新し、特定のサプライヤーに過度に依存しない体制の構築に努めています。」
少数サプライヤー依存への対応として、標準部品リストの作成・更新、複数調達先候補、サプライヤーの継続評価を明示した。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループは過去において、サプライヤーが当社グループの仕様に合った部品を提供できなかったこと、またはその他の部品不足を原因にスケジュールどおりに製品を出荷できなかったことがあります。」
少数サプライヤー依存、供給能力不足、代替部品確保の困難性および過去の出荷遅延を引き続き記載している。 - FY2018悪化有価証券報告書
「部品および部分品に関して独占的または少数のサプライヤーへの依存を原因に、製品をタイムリーに提供できない、あるいは市場の急拡大に伴う需要に対応しきれない場合には、将来の市場シェアおよび業績に悪影響を及ぼす可能性があります。」
従来の少数サプライヤー依存に加え、市場急拡大時の供給能力不足や納期遅延が市場シェアにも影響するリスクとして明示された。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社グループは、一部の部品または部分品に関して、1社または少数のサプライヤーに依存しております。」
少数サプライヤー依存、供給能力不足、代替部品確保の困難性を引き続きリスクとしている。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループは、一部の部品または部分品に関して、1社または少数のサプライヤーに依存しております。これまでサプライヤーが当社グループの仕様に合った部品を提供できなかったこと、またはその他の部品不足を原因にスケジュールどおりに製品を出荷できなかったことがあります。」
少数サプライヤー依存に加え、過去の部品不足による出荷遅延を記載している。