キーデバイス・部材の供給不足と新製品投入遅延
FY2016に初出。19回の記載のうち9回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
ティアックがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より7年早い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに3社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「BtoC事業では、付加価値の高い中高価格帯製品への安定した需要が継続したものの、米国通商政策対応に伴う生産計画の変更や、出荷制限の実施により供給が制約され、十分に需要を満たす事ができませんでした。」
米国通商政策への対応に伴う生産計画変更・出荷制限が供給制約となり、高付加価値BtoC製品の需要を十分に満たせない状況が発生した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度におきましては、コロナ禍において低調に推移していたBtoB事業が回復傾向にあるものの、半導体を中心とした電子部品の調達難と前期の巣ごもり需要で好調であったBtoC事業の反動減により、売上収益および営業利益は前期と比較して減少しました。」
半導体を中心とした電子部品の調達難が、BtoC事業の反動減とともに通期の売上収益・営業利益の減少要因として実際に現れた。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におきましては、コロナ禍において低調に推移していたBtoB事業が回復傾向にあるものの、半導体を中心とした電子部品の調達難と前年度の巣ごもり需要で好調であったBtoC事業の反動減により、売上収益および営業利益は前年同期と比較して減少しました。」
半導体を中心とした電子部品の調達難が引き続き業績の下押し要因となった。一方、BtoB事業では供給不足製品の受注残消化が進んだ。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におきましては、半導体を中心とした電子部品の調達難と中国・北米両岸における混乱に伴う輸送期間長期化の影響を受けたものの、コロナ禍において低調に推移していたBtoB事業が回復傾向にあることから、売上収益および営業利益は増加しましたが、為替相場の変動に伴い為替差損を170百万円計上したことから、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期と比較して減少しました。」
電子部品の調達難に加え、中国・北米間の混乱による輸送期間長期化が実際に事業へ影響した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におきましては、半導体を中心とした電子部品の調達難と中国・北米両岸における混乱に伴う輸送期間長期化の影響を受けたものの、コロナ禍において低調に推移していたBtoB事業が回復傾向にあることから、売上収益は増加し、親会社の所有者に帰属する四半期損失は前年同期と比較して改善しました。」
部品調達難に加え、中国・北米間の混乱による輸送期間長期化が実際の事業運営に影響したと記載した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「港湾混雑等や部品調達難により欧米市場の高い需要を満たせない状況が続いています。」
供給不足リスクが、港湾混雑・部品調達難によって欧米市場の高い需要を満たせない状態として年度を通じて継続した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「長期化する港湾混雑により商品供給遅延の解消が進まず、欧米市場の高い需要を満たせない状況が続いております。」
供給不足・新製品投入遅延のリスクが、長期化する港湾混雑と欧米の高需要を満たせない状態として継続している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「しかしながら、港湾混雑による供給遅延の解消が進まず、北米、欧州の高い需要を満たせない状況が続いております。」
供給不足・投入遅延のリスクが、港湾混雑による供給遅延と北米・欧州の高い需要を満たせない状態として継続した。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「一方で、中国港の混雑により製品の供給が遅延しており、高い需要を満たせない状況が続いています。」
供給不足・新製品投入遅延のリスクが、中国港の混雑による供給遅延と高い需要を満たせない状態として継続・拡大した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「半導体を中心とした世界的な部品入手難により、市場の需要増への対応に遅れが生じるケースが発生しております。」
部材供給リスクが、半導体を中心とする世界的な部品入手難と需要増への対応遅延として拡大・顕在化した。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「また、中国工場の稼働遅れから供給不足による受注残も発生いたしました。」
中国工場の稼働遅れによる部材・製品供給不足が受注残として発生した。新型コロナウイルスによる調達面の影響も新たに記載された。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「航空機搭載記録再生機器は、海外顧客への出荷が低調であったこと、また新製品の機内エンターテインメント用サーバーの販売が第4四半期に延伸したことから減収となりました。」
機内エンターテインメント用サーバーの販売が第4四半期へ延伸し、新製品投入の遅延が実際の減収要因となった。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「BtoB事業においては、設備市場向けソリッドステートレコーダーが世界的に堅調に推移しましたが、新製品の上市遅れや、国内放送局における業務用再生機の需要一巡などもあり、全体的に低調となりました。」
BtoB事業で新製品の上市遅れが実際に発生し、業務用再生機の需要一巡とともに事業全体の低調要因となった。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「期初より掲げた目標であるBtoBへの事業シフトに向けた改革を行う中で、低調なBtoC事業の状況や新製品の上市遅れなどもあり、音楽制作・業務用オーディオ機器全体としては減収となりましたが、固定費の削減などにより増益となりました。」
新製品の上市遅れが年度業績の減収要因として引き続き実際に現れた。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「高級オーディオ機器(ESOTERICブランド)は、第3四半期のネットワークプレーヤー新製品の上市が第4四半期に延伸し、また好評な輸入スピーカーの新製品も生産遅れで十分な入庫が叶わず国内販売が低迷しました。」
新製品の上市延伸と生産遅れによる入庫不足が実際に発生し、国内販売の低迷につながった。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「計測機器は、データレコーダーにおいては販売を計画していた大型プロジェクトが延伸したことから低調に推移しました。」
計測機器の販売計画において大型プロジェクトの延伸が発生し、計画遅延が業績に影響した。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「一体型レコードプレーヤーシステムや単品ターンテーブルに各市場で旺盛な需要がありましたが供給が対応できず」
ターンテーブルで旺盛な需要に供給が対応できない事象が発生し、供給能力の制約が年度業績に影響した。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「リニアPCMレコーダーは、一部受注に対して生産が追い付かず、受注残を抱えての推移となりました。」
受注に生産が追い付かず受注残が発生しており、供給・生産能力に関するリスクが実際に表れた。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループ単独の責によらない予想外の事態が発生し、新製品の市場投入が遅れた場合、また生産用部材の供給不足により需要を満たせない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を与える可能性があります。」
外部からのキーデバイス・部材調達と一部設計委託に伴う供給リスク。