長期の受注・検収サイトによる運転資金負担
FY2016に初出。18回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載はFY2026-H1。
ウインテストがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。10社中3社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに1社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は267,763千円(前年同期は、237,745千円の減少)となりました。」
営業活動による資金流出は前年同期の237,745千円から267,763千円へ拡大した。売上債権の減少による資金増加はあったものの、仕入債務の減少と税金等調整前中間純損失により資金負担が継続している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は751,167千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失が1,239,951千円となったこと、売上債権が120,633千円増加したことによるものです。」
営業活動による資金流出は前期の662,304千円から751,167千円へ拡大し、売上債権の増加と大幅な損失により運転資金負担がさらに現れている。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は237,745千円(前年同期は、168,936千円の減少)となりました。」
営業活動による資金流出が前年同期の168,936千円から237,745千円へ拡大し、継続的な営業損失に伴う運転資金負担が続いている。 - FY2024再掲有価証券報告書
「このような事業特性上、当社グループには絶えず運転資金負担が発生し、大量の受注が集中した場合には、相当額の運転資金負担が予測されます。」
受注・部材購入から納品・検収まで約半年から1年を要し、仕入先・外注先への支払いが検収後約1か月となる事業特性から、運転資金負担が継続すると再掲している。 - FY2023対処有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は558,267千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失が552,095千円となったことによるものです。」
営業活動による資金流出は前期の613,481千円から558,267千円へ縮小した。ただし、営業損失を主因とする運転資金負担と営業キャッシュ・フローのマイナスは継続している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「上記のとおり、継続的な営業損失及び営業キャッシュフローのマイナスが発生している状況にあり、当社グループには継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。」
営業損失と営業キャッシュ・フローのマイナスが継続していることを再掲している。第3四半期末の現金及び預金は127,619千円で、受注・製造に伴う資金負担も継続している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は306,840千円(前年同四半期は、245,372千円の減少)となりました。」
営業活動による資金流出が前年同期の245,372千円から306,840千円へ拡大した。売上債権の増加、仕入債務の減少、税金等調整前四半期純損失などにより、受注・事業継続に伴う運転資金負担が続いている。 - FY2022対処有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は613,481千円となりました。」
営業活動による資金流出は前連結会計年度の856,085千円から613,481千円へ縮小した。ただし、営業キャッシュ・フローのマイナスと受注から検収までの運転資金負担は継続している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「また昨今、当社の検査装置に不可欠な半導体部品の大幅な納期遅延、価格高騰を受け、タイムリーな製造ができるように早期の部材仕入れを行った結果、運転資金となる現預金が減少しております。」
半導体部材の納期遅延・価格高騰に対応した早期仕入れにより、運転資金である現預金が減少したと記載している。受注・製造に伴う運転資金負担が継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は245,372千円(前年同四半期は、489,272千円の減少)となりました。」
営業活動による資金流出は前年同四半期の489,272千円から245,372千円へ縮小したが、営業損失を背景とするマイナスは継続しており、受注・製造に伴う運転資金負担は残っている。 - FY2021悪化有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は856,085千円となりました。これは主に、棚卸資産の増加額557,946千円等による資金の減少があったことによるものです。」
受注・製造に対応する棚卸資産の増加557,946千円などにより、営業キャッシュ・フローのマイナスは前期384,256千円から856,085千円へ拡大した。現金及び現金同等物も925,783千円から219,109千円へ減少している。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「また昨今、当社の検査装置に不可欠な半導体部品の大幅な納期遅延、価格高騰を受け、タイムリーな製造ができるように早期の部材仕入れを行った結果、運転資金となる現預金が減少しております。」
半導体部材の納期遅延・価格高騰を受けた先行仕入れにより現預金が減少し、受注・製造拡大局面における運転資金負担がさらに顕在化している。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「営業活動の結果使用した資金は489,272千円となりました。これは主に、売上債権の減少額302,297千円があるものの、たな卸資産の増加額421,041千円、税金等調整前四半期純損失342,293千円等による資金の減少があったことによるものです。」
受注・製造に対応する棚卸資産の増加421,041千円などにより、営業活動による資金使用が489,272千円となり、受注拡大局面での運転資金負担が実際の資金流出として拡大している。 - FY2020対処有価証券報告書
「営業活動の結果減少した資金は384百万円となりました。これは主に、売上債権の増加額399百万円等による資金の減少があったことによるものです。」
営業活動による資金流出は前期の1,159百万円から384百万円へ縮小したが、売上債権増加に伴う運転資金負担は継続している。 - FY2020悪化有価証券報告書
「なお、営業キャッシュ・フローは受注に対応するたな卸資産の増加等により1,159百万円のマイナスとなっております。」
受注増加に伴う棚卸資産増加により、営業キャッシュ・フローのマイナスが268百万円から1,159百万円へ拡大し、受注拡大局面での運転資金負担を具体的に示している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループの事業に関しては、検査装置の受注から納品、検収までに約半年から約1年の期間がかかる場合があります。」
受注から検収まで約半年から約1年を要することによる運転資金負担の事業特性を再掲している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当社の事業に関しては、仕入支払と売上金回収について、支払サイトと回収サイトのギャップは平均6ヶ月と長く、売上伸長期での資金負担は大きくなるという事業特性があります。」
支払サイトと回収サイトの平均6か月のギャップにより、受注・売上の拡大局面で運転資金負担が発生する事業特性を再掲している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社の事業に関しては、検査装置の受注から納品、検収までに約半年から約1年の期間がかかる場合があります。また、その売上高は大規模なシステムになると、数千万円から1億円程になり、それらの支払方法の多くは、ファクタリングや手形取引であります。一方、仕入先及び外注先に対する買掛金の支払いは、検収後約1ヶ月後となっております。」
受注から検収まで約半年から約1年を要し、仕入先・外注先への支払が検収後約1か月である事業特性から、継続的な運転資金負担が生じると説明している。