MD8000シリーズへの依存と後継製品移行リスク
FY2016に初出。10回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。29社中5社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに8社。
- FY2025対処有価証券報告書
「そのため当社グループは、MD8000シリーズの後継機種として開発を進めてきた新機種「Xscend®」の販売を開始致しました。」
MD8000後継機種Xscend®の販売開始に加え、国内外の複数顧客への採用・納品が進み、後継製品への移行対応が具体化した。ただしMD8000依存リスクが解消したとは記載されていない。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「当社は2023年4月に新製品「Xscend®」の発売を開始し、既存顧客の設備更新需要に対してこの新製品「Xscend®」の提案を行い、既に複数社に向けて納品しております。」
MD8000後継機種であるXscend®の発売、複数社への納品、世界的イベントでの採用が進展し、後継製品への移行に向けた対応が具体化した。ただし、MD8000への依存リスクが解消したとは記載されていない。 - FY2023再掲有価証券報告書
「そのため当社グループは、MD8000シリーズの後継機種として開発を進めてきた新機種「Xscend®」の販売を決定致しました。しかし、Xscend®の市場投入時期の遅れ、他社の革新的な技術開発や製品投入等の事象が発生した場合には、当社グループの売上高が減少する可能性があります。」
MD8000への高依存リスクは継続しているが、後継機種をXscend®と特定し販売決定を記載した。一方、市場投入時期の遅れを新たなリスクとして明示している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当社グループの売上は、IP伝送装置MD8000シリーズへの依存度が高い状況が続いています。」
MD8000シリーズへの高依存と競争優位の漸減を引き続きリスクとして示している。一方、追加機能や後継機種の開発を進めている。 - FY2021再掲有価証券報告書
「当社グループの売上は、IP伝送装置MD8000シリーズへの依存度が高い状況が続いています。」
MD8000シリーズへの高依存と競争優位の漸減を引き続きリスクとして示し、追加機能開発と新製品開発を計画している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループの売上は、IP伝送装置MD8000シリーズへの依存度が高い状況が続いています。」
MD8000シリーズへの高依存を引き続きリスクとして示す一方、MD-003の投入や新製品開発を進めている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社グループの売上は、IP伝送装置MD8000シリーズへの依存度が高い状況が続いています。MD8000シリーズは、…性能面では他社製品に対して優位性を保っていますが、…圧倒的な優位性は徐々に薄れてきております。」
MD8000シリーズへの高依存と競争優位の漸減を引き続きリスクとして示し、追加機能開発と新製品開発を計画している。 - FY2017悪化有価証券報告書
「MD8000シリーズは、最初の出荷からすでに9年近く経過しており、圧倒的な優位性は徐々に薄れてきおり、今後の新たな市場ニーズに充分に適応することができなくなる可能性があります。」
主力MD8000シリーズの経過年数が前回の8年近くから9年近くとなり、製品の老朽化・競争力低下と新製品投入遅延のリスクが一段と明示された。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「当社グループは、MD8000シリーズを軸として、海外を中心に事業展開を進めました。北米市場における販売は堅調に推移している一方で、オーストラリア市場は、需要一巡による影響を受け、前年実績を大幅に下回りました。国内市場は、前年よりも売上が増加しましたが、アジア市場、欧州市場は、新製品の開発遅延により、新規開拓が進みませんでした。」
MD8000シリーズを主軸とする中で、後継・新製品の開発遅延によりアジア・欧州の新規開拓が進まないという移行リスクの具体的な影響が現れた。 - FY2016初出有価証券報告書
「MD8000シリーズは、最初の出荷からすでに8年近く経過しており、圧倒的な優位性は徐々に薄れてきおり、今後の新たな市場ニーズに充分に適応することができなくなる可能性があります。」
主力製品への依存に加え、製品出荷開始からの経過年数と後継新製品の投入遅延リスクを記載している。