M&A及びアライアンス投資の回収リスク
FY2021に初出。7回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q3。直近の記載はFY2026-H1。
オムロンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。83社中28社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに27社。
- FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「関連会社に対する投資および貸付金は、持分法適用関連会社のiCare社の株式の追加取得に向け株式譲渡契約を締結したことに関連し、当社の保有する同社株式を公正価値にて再評価しました。」
M&A・アライアンス投資の評価リスクについて、iCare社株式の再評価に伴い9億79百万円の損失を計上した。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「当年度の減損判定においては、DSBのれんについて公正価値が帳簿価額を下回っていたため、のれんの減損損失を計上しました。」
M&A・投資回収リスクについて、JMDC社取得に関連するDSBのれんで117億25百万円の減損損失が実際に発生した。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「当社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の減少に加え、株式会社JMDC(以下、JMDC社)の株式について追加取得時点の市場価格にて再評価を行ったことによる損失等(120億円)を計上したことなどの影響もあり、81億円と前期比で大きく減少しました。」
M&A・投資の評価リスクが、JMDC社株式の再評価損失等約120億円として通期の親会社株主帰属利益に実際に影響した。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「当社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益の減少に加え、持分法適用関連会社の株式会社JMDCの株式の追加取得に向け金融商品取引法に基づく公開買付を実施したことに関連し、当社の保有する同社株式を当第2四半期末時点の市場価格にて再評価を行ったことによる損失(102億円)を計上したこと等の影響もあり、前年同期比で大きく減少しました。」
M&A・アライアンス投資に関する評価リスクについて、JMDC株式の追加取得に関連する市場価格再評価により102億円の損失を計上した。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「また、ヘルスケア事業におけるブラジルのネブライザメーカーであるNS Indústria de Aparelhos Médicos LTDA.(現Omron Healthcare Brasil Indústria e Comércio de Produtos Médicos LTDA.)を取得した際に計上したのれんにつき、ブラジル国内の急速なインフレ進行を踏まえた事業環境、及びブラジルレアル安の影響等を勘案し、第3四半期連結会計期間末に見直された今後の事業計画に基づいて当該報告単位の公正価値を再測定した結果、第85期第3四半期連結会計期間において減損損失を3,384百万円計上しました。」
M&A・アライアンス投資の回収リスクについて、ブラジルのネブライザメーカー取得時ののれんに関し、インフレ進行やブラジルレアル安等を背景に33億84百万円の減損損失が実際に計上された。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「第84期末および第85期第2四半期末の(四半期)連結貸借対照表に計上されている関連会社に対する投資及び貸付金は13,159百万円および12,536百万円です。このうち、当該持分法によるのれんはそれぞれ9,164百万円および8,891百万円であり、この全額がVG2020期間に実施した、ヘルスケア事業の成長戦略投資にかかる、米国を中心に心疾患の診断と治療の支援サービスおよび商品を提供するAliveCor, Inc.に対するものです。」
VG2020期間のヘルスケア成長戦略投資であるAliveCorへの持分法投資について、投資及び貸付金125億36百万円、持分法によるのれん88億91百万円を開示している。 - FY2021初出有価証券報告書
「期待する成果が得られないことによる減損処理が生じ、当社グループの経営成績および企業価値に影響を及ぼすリスクがあります。」
M&A・アライアンスを成長戦略とする一方、ガバナンス問題、景況悪化、競争環境・法規制の変化によるシナジー未達と減損を独立したAランクリスクとして記載している。