チチカカの赤字・債務超過と事業構造上の課題
FY2016-Q2に初出。21回の記載のうち11回が「対処」で、最初の「対処」はFY2016-Q3。直近の記載はFY2022-Q3。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。46社中18社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに28社。
- FY2022-Q3対処有価証券報告書
「現在債務超過であるチチカカ・キャピタルの早期の財務体質改善が困難であること、今後はIot関連事業及びメタバース・デジタルコンテンツ事業に、当社グループの経営資源を投入する方針を掲げていることの3点を主たる理由として、チチカカ・キャピタルの株式を株式会社シークエッジ・ジャパン・ホールディングス、やしま事務代行合同会社、株式会社アスコ、株式会社ヤシマの4社へ譲渡することといたしました。」
債務超過状態にあるチチカカ・キャピタルについて、株式譲渡により当社グループから切り離し、財務リスクへの対応を進めた。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「本株式譲渡により株式会社チチカカは当社の連結の範囲から除外いたしました。」
赤字・債務超過および財務制限条項抵触を抱えていたチチカカを譲渡し、当社グループの連結範囲から除外することで財務リスクを切り離した。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「本株式譲渡によりチチカカは当社の連結の範囲から除外されます。」
赤字、債務超過および財務制限条項抵触を抱えていたチチカカを譲渡し、当社連結範囲から除外することで、当社グループにおける同事業の財務リスクを切り離す動きが進んだ。 - FY2021悪化有価証券報告書
「株式会社チチカカについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 (1) 売上高 2,875,243千円 (2) 経常損失 273,776千円 (3) 当期純損失 354,069千円 (4) 純資産額 △489,048千円」
チチカカは売上高2,875百万円に対し経常損失274百万円、当期純損失354百万円、純資産△489百万円となった。債務超過額も2021年11月末時点で2,061百万円と引き続き開示されている。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,632百万円(対前期比22.1%減)、営業損失は308百万円(前期は営業損失193百万円)となりました。」
ブランドリテールプラットフォーム事業は売上高が22.1%減少し、営業損失も前年同期の193百万円から308百万円へ拡大した。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,765百万円(対前期比18.4%減)、営業損失は244百万円(前期は営業損失231百万円)となりました。」
チチカカのブランドリテールプラットフォーム事業は、売上高が18.4%減少し、営業損失も前年同期の231百万円から244百万円へ拡大した。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「当社連結子会社である株式会社チチカカは、当連結会計年度において上記条項に抵触しております。しかしながら、借入先の金融機関より、期限の利益の喪失に係る権利行使を行わない旨の同意を得ております。」
チチカカの財務制限条項への抵触と、金融機関から期限の利益喪失を行使しない旨の同意を得ている状況を引き続き開示している。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「当社連結子会社である株式会社チチカカは、当連結会計年度において上記条項に抵触しております。しかしながら、借入先の金融機関より、期限の利益の喪失に係る権利行使を行わない旨の同意を得ております。」
チチカカについて、シンジケートローン契約の財務制限条項への抵触が実際に発生した。一方、金融機関から期限の利益喪失の権利を行使しない旨の同意を得たと記載している。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,377百万円(対前期比23.2%減)、営業損失は193百万円(前期は営業損失367百万円)となりました。」
ブランドリテールプラットフォーム事業は売上高が前年同期比23.2%減となった一方、営業損失は367百万円から193百万円へ縮小した。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2,161百万円(対前期比27.4%減)、営業損失は231百万円(前期は営業損失316百万円)となりました。」
ブランドリテールプラットフォーム事業は売上高が減少した一方、営業損失は前年同期の316百万円から231百万円へ縮小した。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,471百万円(対前期比16.6%減)、営業利益は9百万円(対前期比72.1%増)となりました。」
ブランドリテールプラットフォーム事業は売上高が減少した一方、営業利益9百万円を計上し、前年同期比72.1%増となった。 - FY2019悪化有価証券報告書
「債務超過会社で債務超過の額は、2019年11月末時点で2,738,230千円となっております。」
チチカカ・キャピタルについて、2019年11月末時点の債務超過額を2,738.230百万円と記載しており、事業構造上の財務課題が継続している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,395百万円(対前期比11.8%減)、営業損失は367百万円(前期は営業損失154百万円)となりました。」
不採算店舗の閉店や人員体制の見直しを継続しているものの、ブランドリテールプラットフォーム事業の営業損失が前年同期から拡大し、事業構造上の課題が続いている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は 2,976百万円 (対前期比 7.4%減 )、 営業損失は316百万円 ( 前期は営業損失208百万円 )となりました。」
ブランドリテールプラットフォーム事業の営業損失が前年同期の208百万円から316百万円へ拡大した。アパレル事業分社化と不採算店舗見直しによる回復を目指している。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「不採算店舗の閉店や人員体制の見直しなどによる構造改革を進めてきた結果、2018年1月期には営業黒字に転換いたしました」
チチカカは不採算店舗の閉店・人員体制見直しを継続した結果、2018年1月期に営業黒字へ転換したと記載している。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「不採算店舗の閉店や人員体制の見直しなどによる構造改革を進めてきた結果、当第3四半期も営業黒字の結果となりました。」
店舗閉鎖・人員体制見直しを継続し、チチカカの営業黒字を第3四半期も維持した。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「チチカカでは、不採算店舗の閉店を順次進めており、2016年10月末時点の111店舗から6ヶ月間で13店舗を閉店し2017年2月末時点で98店舗体制となっております。不採算店舗の閉店や人員体制の見直しなどによる構造改革を進めてきた結果、当第2四半期も営業黒字の結果となりました。」
不採算店舗の閉店と人員体制の見直しを継続し、チチカカは第2四半期も営業黒字となった。 - FY2017-Q1対処有価証券報告書
「不採算店舗の閉店や人員体制の見直しなどによる構造改革を進めてきた結果、第1四半期では営業黒字に転換いたしました。」
店舗閉鎖と人員体制見直しを継続した結果、チチカカの営業損失リスクに対して第1四半期の営業黒字転換が記載された。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「チチカカにおいて、グループ入り後に2016-2017年秋冬の商品の販売見通し及び、各店舗の採算性を再度厳格に評価し、不採算となりうる可能性の高い店舗を新たに18店舗抽出し、期中に退店決定した店舗も含め合計で320百万円の減損損失として評価減を計上いたしました。」
店舗閉鎖・販管費抑制により単月営業黒字へ転換した一方、22店舗を対象に合計320百万円の減損損失を計上し、構造上の課題が実際の損失として発生した。 - FY2016-Q3対処有価証券報告書
「また、販管費の抑制、原価率低下により営業利益の単月黒字化に目処がついてきております。」
チチカカの店舗閉鎖を継続し、販管費抑制と原価率低下によって単月黒字化に目処がついたと記載している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「チチカカの業績につきましては、直近では2期連続の赤字となっております。現在の業績不振の大きな原因としては、売上拡大路線の急激な出店のための有利子負債増加が要因とのことです。さらに商品力という点でチチカカらしさというニッチな領域よりも、マス向けの競争過多の領域に踏み込んでいったため、価格競争にさらされ、客数が減少し、それをリカバリーするために過剰なセール販売を繰り返した事で、さらに収益力が低下した結果、2016年3月期決算において営業損失870百万円を計上し、事業構造改革費用(店舗撤退にかかる減損損失他)を特別損失に計上したことにより、2,486百万円の当期純損失損となり、2,207百万円の債務超過となったとのことです。」
急速な出店、有利子負債、商品領域の拡大と値引き販売を背景とする赤字・債務超過が、買収対象会社の課題として明記された。