財務制限条項への抵触リスクの解消
FY2019に初出。5回の記載のうち2回が「対処」で、最初の「対処」はFY2019。直近の記載は2026-08-21。
AIAIグループがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。54社中8社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに22社。
- 2026-08-21悪化発生事実
「(1)直前連結決算期の純資産額の 75%以上を維持すること。 (2)連結損益計算書の経常利益につき2期連続で損失を計上しないこと。」
ハビー株式会社の株式取得等に係る35億円の借入について、純資産維持および経常損失に関する財務上の特約が付されることが示された。現時点の抵触は記載されていないが、特約付き債務のエクスポージャーが拡大する内容である。 - FY2026悪化有価証券報告書
「⑪連結子会社であるAIAI Inclusive株式会社、株式会社横浜銀行、株式会社千葉銀行とのシンジケートローン契約において、借入金残高:7,000,000千円」
当年度末に財務制限条項への抵触はない一方、M&A資金等に関連して7,000,000千円のシンジケートローンなど新たな財務制限条項付き借入が加わり、条項付き債務のエクスポージャーが拡大した。 - FY2022対処有価証券報告書
「当連結会計年度末において、財務制限条項に抵触する借入金はありません。」
前年度に一時的な抵触が発生していた財務制限条項について、当年度末には抵触する借入金がないと記載され、リスクの発生状態が解消されている。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「借入金530,000千円については以下のとおり財務制限条項が付されております。また、確約内容に反した場合には、当該債務について期限の利益を喪失する可能性があります。各連結会計年度における連結貸借対照表において、NetDebt営業キャッシュフロー倍率を15倍以下に維持すること。当社は当連結会計年度において、一時的に上記財務制限条項に抵触しておりますが、取引金融機関に財政状態・資金計画等を説明し、期限の利益喪失の権利行使をしない旨の同意を得ております。」
前年度に該当事項なしとされていた財務制限条項について、530,000千円の借入に係るNetDebt営業キャッシュフロー倍率15倍以下の条項への一時的な抵触が実際に発生した。金融機関から権利行使をしない旨の同意を得ている。 - FY2019対処有価証券報告書
「前連結会計年度(2018年12月31日) 借入金400,000千円について以下のとおり財務制限条項が付されております。…当社は当連結会計年度末において、一時的に上記財務制限条項に抵触しておりますが、取引金融機関に財政状態・資金計画等を説明し、期限の利益喪失の権利行使をしない旨の同意を得ております。当連結会計年度(2019年12月31日) 該当事項はありません。」
前期に純資産維持条項への一時的な抵触が発生したが、金融機関の同意を得ており、当期は該当事項なしと記載されている。