海外拠点の法規制・人材・社会混乱リスク
FY2016に初出。28回の記載のうち11回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
ミネベアミツミがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。56社中27社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに3社。
- FY2026海外拠点数の更新有価証券報告書
「当社グループは世界28の国及び地域に133生産・研究開発拠点、103営業拠点を有しており、自然災害のみならず、予期しない法令等の変更、大規模な労働争議、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在している地域も含まれております。」
海外拠点は133生産・研究開発拠点、103営業拠点へ更新された。法令変更、労働争議、テロ、戦争、社会的混乱などのリスク認識は継続している。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間の世界経済は、米国相互関税の発動を背景とした先行き不透明感が高まる中、国ごとにまだら模様の展開となりました。」
海外事業を取り巻く環境について、米国相互関税の発動を背景とした先行き不透明感を新たに明示している。米国向け輸出、中国の対米輸出、欧州の米国向け輸出への影響も記載されている。 - FY2025海外拠点数の更新有価証券報告書
「当社グループは世界28の国及び地域に129生産・研究開発拠点、100営業拠点を有しており、自然災害のみならず、予期しない法令等の変更、大規模な労働争議、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在している地域も含まれております。」
海外拠点の記載は、前回の126生産・研究開発拠点、101営業拠点から、129生産・研究開発拠点、100営業拠点へ更新された。法規制、労働争議、テロ、戦争、社会的混乱のリスク認識は継続している。 - FY2024海外拠点区分・営業拠点数の更新有価証券報告書
「当社グループは世界28の国及び地域に126生産・研究開発拠点、101営業拠点を有しており、予期しない法律もしくは規制の変更、大規模な労働争議、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在している地域も含まれております。」
海外拠点について、世界28カ国・地域、126生産・研究開発拠点、101営業拠点という区分・規模を記載している。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「米国経済は、個人消費が堅調に推移したものの、継続的な金融引き締め政策が企業の経済活動を抑制しており先行きは不透明です。欧州では、インフレの長期化で個人消費が低迷している中、長引く高金利政策が企業活動の重石となり、景気は停滞しました。中国経済は、個人消費を中心とした低調な内需と携帯電話等IT関連製品の輸出の減少、長引く不動産不況が要因となり、減速しました。東南アジアにおいては、世界需要低迷による輸出の減速が経済の下押し要因となったものの、内需は底堅く、景気は堅調に推移しました。」
米国の金融引き締め、欧州のインフレ・高金利、中国の内需・IT輸出・不動産不況、東南アジアの輸出減速など、海外事業環境の不透明要因を継続して記載している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「米国経済は、個人消費や輸出が堅調に推移しているものの、継続的な金融引き締め政策が企業の経済活動を抑制しており先行きは不透明です。欧州経済は、高インフレの長期化とエネルギー価格の高騰により個人消費が停滞し、景気が低迷しました。中国では、不動産市場が低迷し経済活動を減速させている中、携帯電話等IT関連製品の輸出が大きく落ち込み景気が停滞しました。東南アジアにおいては、世界需要の減速による輸出の減少が経済の下押し要因となったものの、個人消費を中心とした内需は好調であり、景気は底堅く推移しました。」
海外事業環境について、米国の金融引き締め、欧州の高インフレ・エネルギー価格高騰、中国の不動産低迷・IT関連輸出減少、東南アジアの輸出減少などの不透明要因を継続して記載している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「米国経済は、雇用や個人消費が堅調に推移するなかで、継続的な金利引き上げにより景気は減速しつつも成長が継続しています。欧州経済は、根強い物価上昇圧力を背景に大幅な金融引き締めが長期化し景気の下押し圧力となっており、依然として先行きは不透明な状況が続いています。中国経済は、ゼロコロナ政策終了により、それまでに落ち込んでいたサービス分野を中心に回復が見られた一方、製造業や不動産関連の落ち込みにより景気回復の勢いは鈍化しつつあります。東南アジアにおいては、輸出の低迷が景気を押し下げたものの個人消費は回復しており、景気は底堅く推移しました。」
海外事業を取り巻くリスクとして、米国の金融引き締め、欧州の物価上昇・景気下押し、中国の景気回復鈍化および東南アジアの輸出低迷を記載している。 - FY2023海外拠点数の増加有価証券報告書
「当社グループは世界28カ国に126製造拠点、105営業拠点を有しており、予期しない法律もしくは規制の変更、大規模な労働争議、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在している地域も含まれております。」
海外拠点は前回記載の世界27カ国・93製造拠点・90営業拠点から、世界28カ国・126製造拠点・105営業拠点となった。法規制、労働争議、テロ、戦争、社会的混乱のリスク認識と危機管理マニュアル等による対応は継続している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「欧州経済は、ウクライナ問題によるロシアからの天然資源の供給減の影響で物価が高騰し、依然として先行きは不透明な状況が続いております。中国経済は、ゼロコロナ政策による行動制限の緩和に伴って、感染者数が増加したことにより経済活動が停滞し、景気の先行きは不透明な状況が続いております。東南アジアにおいては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限の緩和を背景に、景気は回復傾向となりました。」
ウクライナ問題に伴う天然資源供給減・物価高騰、中国の感染拡大による経済活動停滞など、海外事業環境の不透明要因を継続して記載している。一方、東南アジアでは景気回復傾向も記載している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「欧州経済は、ウクライナ問題によるロシアからの天然資源の供給減の影響で物価が高騰し、景気は後退しました。中国経済は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う厳しい行動制限が各地で発動されたことにより経済活動が停滞、景気の先行きは不透明な状況が続いております。東南アジアにおいては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限の緩和を背景に、景気は回復傾向となりました。」
ウクライナ問題に伴う天然資源供給減・物価高騰、中国の厳しい行動制限による経済活動停滞など、海外事業を取り巻く不透明要因を継続して記載している。一方、東南アジアでは行動制限緩和を背景に景気回復傾向も記載している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「欧州経済は、ウクライナ問題によるロシアからの天然資源の供給減の影響で物価が高騰し、景気は後退しました。中国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による厳格な行動制限により経済活動が停滞しておりましたが、活動制限緩和により内需は緩やかに回復しております。」
ウクライナ問題に伴う天然資源供給減・物価高騰、ならびに中国の厳格な行動制限による経済停滞を海外事業環境の不透明要因として継続して記載している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当社グループはロシアにおいて事業拠点を有しており、また欧州販売子会社からロシア及びウクライナ向けに販売も行っておりますが、その事業規模は当社グループ連結売上高の約0.3%であり、当社グループの業績への大きな影響はありません。今後は、ロシアのウクライナ侵攻による原材料の高騰、ガスの供給減、国際的なサプライチェーンの混乱等が懸念されます。」
従来の海外拠点に関する地政学・社会混乱リスクに加え、ロシア・ウクライナ情勢による原材料高騰、ガス供給減、国際サプライチェーン混乱を新たな懸念として明示した。関連事業規模は連結売上高の約0.3%と定量化している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「東南アジアにおいては、デルタ変異株の感染拡大によるロックダウンに起因する輸出減速の影響を受け、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。」
海外事業を取り巻くリスクとして、東南アジアのデルタ変異株によるロックダウンと輸出減速、米国の半導体不足・物流混乱、中国の景気回復幅縮小などを継続して記載している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「東南アジアにおいては、新型コロナウイルスの感染抑え込みのための経済活動制限の影響やワクチン供給不足により、先行きは依然として不透明な状況となっております。」
海外拠点に関する社会混乱・感染症・経済活動制限のリスクについて、東南アジアの経済活動制限とワクチン供給不足による不透明感を継続して記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「当社グループは世界27ヵ国に93製造拠点、90営業拠点を有しており、予期しない法律もしくは規制の変更、大規模な労働争議、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在している地域も含まれております。」
海外拠点の法規制、労働争議、テロ、戦争、社会的混乱のリスクを、拠点数を示しながら継続している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「欧州経済は、新型コロナウイルス感染長期化によるロックダウンの実施により、景気が大きく減退しております。アジア地域においては、中国の経済活動の再開に加え、中国政府からのインフラや不動産、情報通信投資の促進策などにより景気は回復基調にありますが、米中貿易摩擦のさらなる激化が懸念されるなど先行きは不透明な状況です。」
新型コロナウイルス感染長期化、欧州のロックダウン、米中貿易摩擦など海外事業を取り巻く不透明要因を継続して記載している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間のわが国の経済は、国内外の自動車販売の低迷、海外経済の減速などを受け景況感が悪化しました。米国経済は米中貿易協議の進展を受け米国株が最高値を更新したものの、イラン等中東情勢の悪化も懸念され、先行きへの不透明感が高まっております。欧州経済は製造業の景況感に下げ止まりの兆しが見られるものの、低成長からの脱却には時間を要する見込みです。アジア地域においては、中国経済は政策による下支えにより底入れの兆しが見えますが、米中貿易摩擦の先行きに不透明感が残り、景気は依然として低迷しております。」
海外事業を取り巻くリスクとして、自動車販売低迷、海外経済減速、中東情勢、欧州の低成長および米中貿易摩擦に伴う不透明感を継続して記載している。事業等のリスク自体については重要な変更がないとしている。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間のわが国の経済は、米中貿易摩擦の激化による輸出の低迷、主要通貨に対する円高の進行などにより、景気は引き続き後退しました。米国経済は、国内の雇用情勢並びに個人消費は堅調に推移しましたが、中国による対米報復関税の発動を受け外需が減少するなど、景況感は悪化しました。」
米中貿易摩擦の激化、対米報復関税の発動、円高、英国の合意なきEU離脱への懸念、中国・欧州の景気減速など、海外事業を取り巻く不透明要因と景気悪化を継続して記載している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間のわが国の経済は、製造業を中心に、前期末までに積みあがった在庫の消化ならびに米中貿易摩擦を背景とした外需の減少により、企業の生産活動が鈍化し、引き続き景況感は悪化しました。米国経済は、製造業を中心に企業の追加関税リスクが上昇し、雇用情勢の伸びも減速するなど、先行きへの不透明感が高まりました。欧州経済は、雇用、所得環境は改善傾向にあるものの、英国の合意なきEU離脱による先行きへの不透明感は残存し、外需の減速や製造業における在庫調整等により、景気は低迷しました。アジア地域においては、中国経済は、依然として米国向けを中心に輸出の低迷が続くほか、国内においても昨年までの投資抑制策が内需の回復に遅れをきたし、主に自動車市場の成長が鈍化するなど、景気は失速しました。」
米中貿易摩擦を背景とする外需減少、追加関税リスクの上昇、合意なきEU離脱への不透明感、中国の輸出低迷・景気失速など、海外事業を取り巻く不透明要因と景気悪化を広く記載している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当連結会計年度のわが国の経済は、上期では個人消費及び企業収益が堅調に推移し緩やかな回復がみられましたが、期後半にかけて米中貿易摩擦を発端とした景況感の悪化、世界経済の減速による輸出の減少等、先行きへの不透明感が高まりました。」
米中貿易摩擦、世界経済の減速、欧州の景気悪化、中国景気の減速など、海外事業を取り巻く不透明要因を通期でも記載している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間のわが国の経済は、個人消費及び企業収益が堅調に推移し緩やかな回復がみられましたが、米中貿易摩擦を発端とした為替変動等、先行きに対する不透明感が高まりました。米国経済は、雇用情勢の改善等を背景に堅調に推移しておりますが、一方で長期金利の上昇や中国との貿易摩擦等、今後の景気動向に対する懸念が高まっております。欧州経済は、ブレグジットの行方やフランスにおけるデモを中心とする政治不安の高まりを背景に、欧州全体の景気は減速しました。アジア地域においては、中国経済は、インフラ投資の減少に加え米中貿易摩擦のさらなる激化が懸念され、先行きに対する不透明感が強まっており、中国全体の景気は減速しました。」
米中貿易摩擦のさらなる激化、為替変動、フランスのデモを含む政治不安、中国景気の減速など、海外事業を取り巻く不透明要因を広く記載している。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「米国経済は、追加関税発動による中国との貿易摩擦の影響が懸念されましたが、雇用情勢と国内収益の改善を背景に堅調に推移しました。」
米中間の貿易摩擦について、従来のエスカレーション懸念から追加関税が発動した状況として記載している。中国では貿易摩擦を背景に生産・投資抑制の動きと景気先行きの不透明感の拡大も示している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「米国経済は、長期金利の上昇に加えて貿易摩擦が更にエスカレートすることに対する懸念が高まりましたが、雇用情勢と国内需要の改善を背景に堅調に推移しました。」
海外拠点に伴う従来の法規制・社会混乱リスクとは別に、米国の貿易摩擦がさらにエスカレートする懸念を、世界経済の不透明要因として明示している。 - FY2017後退有価証券報告書
「当社グループの生産の多くは、タイ、中国、フィリピン、カンボジア等海外で行われております。海外進出後、長期間が経過し、地場との融合が行われておりますが、予期しない法律もしくは規制の変更、人材の採用と確保の難しさ、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在しております。」
海外拠点に関する基本的な法規制・人材・社会混乱リスクは継続しているが、前回記載された地政学リスクの高まりや英国EU離脱による市場変動の特記はなくなっている。 - FY2017-Q1悪化有価証券報告書
「一方で、欧州、アジア及び中近東地域の情勢不安に起因する世界的な地政学リスクの高まりに加えて、6月下旬の英国国民投票でのEU離脱の結果を受けて、為替市場は大きく変動し、株価も大幅に下落いたしました。」
従来の海外拠点に関する社会混乱リスクに加え、世界的な地政学リスクの高まりと英国のEU離脱に伴う市場変動を明示している。地政学的な情勢不安と市場変動は実際に発生した事象として記載されている。 - FY2016初出有価証券報告書
「予期しない法律もしくは規制の変更、人材の採用と確保の難しさ、テロ、戦争又はその他の要因による社会的混乱といったリスクが内在しております。」
タイ、中国、シンガポール、カンボジア等に生産を置くことに伴う地域固有のリスクを認識している。