商品開発期間中の市場ニーズ変化と競合商品の重複
FY2016に初出。24回の記載のうち12回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q3。直近の記載はFY2026。
SANKYOがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。7社中6社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに10社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「特に昨今はパーラーの遊技機に対する評価の目は厳しく、ファンを飽きさせないような人気が長続きする商品を厳選導入する機運が強まり、その他大半の商品は十分な注目を集めるに至っておりません。」
パーラーが長期人気商品を厳選導入し、多くの商品が十分な注目を集めにくいという市場評価リスクを再確認している。 - 2026-05-13顕在化決算説明資料
「LT3.0プラスの導入による市場活性化効果は限定的にとどまる」
新たなゲーム性の投入が市場全体の活性化に直結しない事例を示し、市場ニーズや商品評価の不確実性が実際の市場環境に反映されている。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「これら機種の中でも、4月に投入した「e 東京喰種」は、市場全体の稼働を牽引するヒット機種となっており、複数回にわたり増産対応を行っております。」
市場ニーズや商品評価の不確実性に対し、「e 東京喰種」が市場全体の稼働を牽引するヒットとなり、複数回の増産対応に至った事例が示されている。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「導入後の人気・評価においては新たなゲーム性であるラッキートリガーと「超デカSTART」を搭載した特徴的なゲーム性を有するスマパチが好評を博しており、第3四半期に増産を行うことを決定しております。」
市場評価や新たなゲーム性への反応が不確実となるリスクに対し、特徴的なゲーム性を持つスマパチが好評となり、増産決定に至った事例が示されている。 - FY2024再掲有価証券報告書
「遊技機の開発には1年から2年前後の期間を要するため、開発着手後の市場ニーズの変化に柔軟に対応できなかった場合や、他社の人気商品などと販売時期が重なった場合、当社グループの販売計画や経営成績等が影響を受ける可能性が考えられます。」
開発期間、市場ニーズの変化、競合商品の販売時期重複によるリスクを引き続き記載している。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「一方、パチンコ市場は、スマートパチンコ機において複数のヒット機種が登場しているものの、スマート機へのシフト機運が本格化するまでには至らず、現行機・スマート機を問わず稼働を牽引する新規タイトルが不在となっていることから、パチスロ市場と比較し、やや低調な状況が続いております。」
商品評価や市場ニーズの不確実性に関して、スマートパチンコでは複数のヒット機種が登場した一方、スマート機へのシフトは本格化せず、パチンコ市場全体では稼働を牽引する新規タイトル不在が続いている。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「一方、スマートパチンコ機においては、現行機とのゲーム性の差別化が課題となっており、試行錯誤の中で一部機種において成功事例はあるものの、本格的な普及にはまだ時間を要するものと思われます。」
商品開発後の市場評価・ニーズの不確実性に関するリスクについて、スマートパチンコでは現行機との差別化が課題となり、本格普及に時間を要する状況が実際に示されている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「パチンコ市場は稼働を牽引する新たなタイトルが登場しておらず、稼働が伸び悩みを見せております。」
市場ニーズや商品評価の不確実性に関するリスクについて、パチンコ市場で新たな牽引タイトルが登場せず、稼働が伸び悩む事態が実際に生じている。 - FY2023対処有価証券報告書
「主な取り組みとしまして、「フィーバーダンまち」、「フィーバーからくりサーカス」(以上SANKYO)及び「ゴジラ対エヴァンゲリオン ~G細胞覚醒~」(ビスティ)といった新規アニメ版権を中心に役物ギミック・液晶CG・サウンド・多様なゲーム性の構築、専用筐体による差別化等、様々な試みを行った結果、順調に販売台数を積み上げることができました。」
市場評価やニーズ変化の不確実性に対し、新規版権、多様なゲーム性、専用筐体などの複数の試みにより販売台数を積み上げた。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期に販売したパチンコ機「ゴジラ対エヴァンゲリオン ~G 細胞覚醒~」が2022年に登場したパチンコ機の中で業界最多販売台数を記録するなど、順調に販売台数を積み上げることができました。」
市場評価やファン反応の不確実性に対し、新商品が2022年登場機種の業界最多販売台数を記録し、販売台数を積み上げた。 - FY2022対処有価証券報告書
「当社グループの主力タイトルであるパチンコ機「フィーバー機動戦士ガンダムユニコーン」、「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」の両タイトルがパチンコ市場を牽引する好調な稼働を見せ、計画を上回る受注・販売を積み上げるとともに、当社グループのブランド力向上に大きく貢献いたしました。」
市場評価や需要の不確実性に対し、主力2タイトルが好調な稼働と計画超の受注・販売を実現し、従来の厳しい商品選別リスクが一部緩和されている。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「また、12月リリースのシリーズ第15弾「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」が4万台を超えるヒットとなり、導入後の稼働も好調に推移するなど、当社グループの販売は堅調に推移いたしました。」
パーラーやファンの新機種評価が厳しいというリスクに対し、エヴァンゲリオン第15弾が4万台超のヒットとなり、導入後の稼働も好調に推移している。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「パチンコにおいてはメーカーによる供給タイトルの充実、新規則機のファンの定着が進み、概ね順調に入替が行われております。」
新規則機に対するファンの反応や市場ニーズの不確実性について、パチンコではファンの定着と概ね順調な入替が記載され、従来の見極め局面から進展している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「特に昨今はパーラーの遊技機に対する評価の目は厳しく、ファンを飽きさせないような人気が長続きする商品を厳選導入する機運が強まり、その他大半の商品は十分な注目を集めるに至っておりません。」
パーラーが長期人気商品を厳選導入し、大半の商品が十分な注目を集めにくいという市場評価・需要の不確実性を引き続き記載している。 - FY2020-Q3顕在化有価証券報告書
「パチンコにおいては、旧規則機が検定・認定の有効期間満了を迎える前に積極的に入替をしようとする気運には至っておりません。一方、パチスロにおいては、2019年末にかけて撤去期限を迎えた人気の高い旧規則機を中心に入替が行われたものの、パチンコ・パチスロともに新規則機の導入、およびパーラーにおける新規則機の設置占有率は低調に推移しております。」
旧規則機の有効期間や人気を背景に、パチンコでは前倒し入替が進まず、新規則機の導入・設置占有率が低調となる市場ニーズ・機種評価の不確実性が具体化している。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「しかしながら、新規則機の大型タイトル、ヒット商品が出始めているものの、型式試験の適合率の低迷が続いていることから、パーラーの購買意欲を高めるまでには至っておらず、パチンコ・パチスロともに新規則機の導入は低調となっております。」
新規則機に大型タイトルやヒット商品が現れ始めても、パーラーの購買意欲や導入に十分つながらない状況が、市場評価・需要の不確実性として具体化している。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「人気の高い旧規則機を中心に、検定・認定の有効期間満了前の入替には慎重さがみられ、パチンコ・パチスロともに新規則機の導入は低調となっております。」
旧規則機の人気と入替時期の判断が新規則機の導入を抑え、商品評価や市場ニーズの不確実性が実際の販売市場に現れている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「特に昨今はパーラーの遊技機に対する評価の目は厳しく、ファンを飽きさせないような人気が長続きする商品を厳選導入する機運が強まり、その他大半の商品は十分な注目を集めるに至っておりません。」
パーラーが人気の長続きする商品を厳選導入し、大半の商品が注目を集められない状況が、商品開発期間中の市場評価変化・需要不確実性として具体化している。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「パチンコパーラーにおいては、新規則機の今後の集客可能性に注目しつつも、設置期限の残っている旧規則機を大事に使う動きがみられ、新台入替は低調に推移しております。」
新規則機の集客可能性に対する市場の見極めが続き、旧規則機の使用継続と新台入替の低調として、市場ニーズや機種評価の不確実性が具体化している。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「パチンコパーラーにおいては、新規則機についてまだ試験導入的な位置づけではありましたが、今後の集客可能性などについて注目を集めました。しかしながら旧規則機の設置可能期限がまだ残っていることから新台入替は低調に推移しております。」
新規則機が試験導入段階にとどまり、旧規則機の設置可能期限を背景に新台入替が低調となる状況が続いている。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「新規則機はこれまでより出玉の総量が抑えられたものとなるためファンがどのような反応をするか読みづらく、当社グループの顧客であるパチンコパーラーは、新台購入・入替の判断を先延ばしする傾向がみられました。」
規則変更後の市場ニーズやファンの反応を見通せず、パーラーの機種購入・入替判断が先送りされる事態が発生している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「遊技機の開発には1年から2年前後の期間を要するため、開発着手後の市場ニーズの変化に柔軟に対応できなかった場合や、他社の人気商品などと販売時期が重なった場合、当社グループの販売計画や経営成績等が影響を受ける可能性が考えられます。」
開発期間1~2年前後、市場ニーズの変化、競合商品の販売時期重複をリスクとして引き続き記載している。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「現段階で改正規則に適合する遊技機に対してファンがどのような反応を示すか見通しづらいことから、既存の遊技機の設置機種構成見直しの判断を先送りしております。」
規則改正後のファンの反応を見通せず、既存機種の構成見直し判断を先送りする事態が発生しており、市場ニーズ変化リスクが具体化している。 - FY2016初出有価証券報告書
「遊技機の開発には1年から2年前後の期間を要するため、開発着手後の市場ニーズの変化に柔軟に対応できなかった場合や、他社の人気商品などと販売時期が重なった場合、当社グループの販売計画や経営成績等が影響を受ける可能性が考えられます。」
開発期間を1年から2年前後とし、その間の需要変化や他社商品の販売時期との重複をリスクとしている。