たな卸資産過多によるキャッシュ・フロー悪化リスク
FY2020に初出。16回の記載のうち12回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q2。直近の記載は2026-08-04。
小森コーポレーションがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。40社中14社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに12社。
- 2026-08-04悪化決算説明資料
「棚卸資産 446 479 +33 うち製品 186 211 +25」
棚卸資産は前期末比33億円、うち製品在庫は25億円増加しており、在庫・運転資本によるキャッシュ・フロー圧迫要因が拡大している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度が17,018百万円の資金増加であったのに比較し、当連結会計年度は、前連結会計年度に比べ13,485百万円増加幅が減少し、3,533百万円の資金増加となりました。」
棚卸資産は前期末比2,149百万円増加し、営業活動によるキャッシュ・フローは17,018百万円の資金増加から3,533百万円へ増加幅が大きく縮小した。過剰在庫・運転資本によるキャッシュ・フロー圧迫が通期でも残っている。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期が7,409百万円の資金増加であったものが、前年同期に比べ8,781百万円減少し、1,372百万円の資金減少となりました。資金減少の主な内訳は、棚卸資産の増加額4,368百万円、仕入債務の減少額2,867百万円、法人税等の支払額1,862百万円等であり」
棚卸資産の増加4,368百万円等により、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期の7,409百万円の資金増加から1,372百万円の資金減少へ転じた。過剰在庫・運転資本によるキャッシュ・フロー圧迫が再び拡大している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「当中間連結会計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期が7,196百万円の資金減少であったものが、前年同期に比べ14,605百万円増加し、7,409百万円の資金増加となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期の7,196百万円の資金減少から7,409百万円の資金増加へ転じた。売上債権の減少8,471百万円が資金増加に寄与し、棚卸資産の増加は1,480百万円にとどまったため、棚卸資産によるキャッシュ・フロー圧迫は前年度同期より低減している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「営業活動によるキャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ12,527百万円減少し、8,051百万円の資金減少となりました。資金減少の主な内訳は、仕入債務の減少額6,760百万円、売上債権の増加額5,635百万円、棚卸資産の増加額2,762百万円等であり」
棚卸資産増加2,762百万円、売上債権増加5,635百万円、仕入債務減少6,760百万円等により、営業活動によるキャッシュ・フローは前期の4,475百万円の資金増加から8,051百万円の資金減少へ転じた。在庫・運転資本によるキャッシュ・フロー圧迫が通期で顕在化している。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「資産の主な減少要因は、現金及び預金の減少13,219百万円、有価証券の減少2,808百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少1,453百万円であり、増加要因は、棚卸資産の増加8,862百万円、投資その他の資産の増加4,238百万円等であります。」
棚卸資産が前年度末比8,862百万円増加し、現金及び預金が13,219百万円減少した。在庫増加とキャッシュポジション低下が同時に進んでいる。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期が605百万円の資金減少であったものが、前年同期に比べ6,590百万円減少し、7,196百万円の資金減少となりました。資金減少の主な内訳は、棚卸資産の増加額4,986百万円、売上債権の増加額2,337百万円、法人税等の支払額1,003百万円等であります。」
棚卸資産4,986百万円の増加等により、営業活動によるキャッシュ・フローの資金減少は前年同期の605百万円から7,196百万円へ拡大した。たな卸資産増加によるキャッシュ・フロー圧迫が続いている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末に比べ661百万円増加(0.4%増)し、166,184百万円となりました。資産の主な増加要因は、棚卸資産の増加6,584百万円、投資その他の資産の増加1,699百万円、流動資産その他の増加886百万円等であり、主な減少要因は現金及び預金の減少5,861百万円、受取手形、売掛金及び契約資産の減少2,304百万円等であります。」
棚卸資産が前年度末比6,584百万円増加し、現金及び預金が5,861百万円減少した。適正在庫管理方針を継続する一方、在庫増加と現金減少が同時に発生している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「資金増加の主な内訳は、税金等調整前当期純利益6,604百万円、仕入債務の増加額4,713百万円、減価償却費の戻入額1,895百万円等であり、資金減少の主な内訳は、棚卸資産の増加額4,169百万円、売上債権の増加額3,153百万円等であります。」
適正在庫管理方針を継続している一方、棚卸資産が前期末比5,021百万円増加し、営業活動によるキャッシュ・フローの増加幅も9,281百万円から4,475百万円へ縮小した。過剰在庫によるキャッシュ・フロー圧迫リスクが実績に現れている。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「資産の主な増加要因は、棚卸資産の増加7,941百万円、電子記録債権の増加1,042百万円等であり、主な減少要因は現金及び預金の減少8,594百万円等であります。」
棚卸資産が前連結会計年度末から7,941百万円増加し、現金及び預金が8,594百万円減少した。棚卸資産の増加とキャッシュポジションの減少が同時に記載されている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期が4,657百万円の資金増加であったものが、前年同期に比べ5,263百万円減少し、605百万円の資金減少となりました。資金減少の主な内訳は、棚卸資産の増加額2,906百万円、売上債権の増加額2,251百万円等であります。」
棚卸資産の増加2,906百万円などにより、営業活動によるキャッシュ・フローが前年同期の4,657百万円の資金増加から605百万円の資金減少へ転じた。棚卸資産増加に伴うキャッシュ・フロー悪化が実績に現れている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「一方で、昨今の電子部品等の供給リスクに対しては、中長期的な販売予測を元に部品毎に適正在庫量を設定することで、棚卸資産の管理と安定供給生産の両立を目指してまいります。」
在庫目標を関係会社ごとに管理しつつ、電子部品供給リスクに対応する適正在庫の確保との両立を継続している。 - FY2021対処有価証券報告書
「需要の停滞で増加した在庫水準の適正化や、働き方改革による業務の効率化、並びに販売管理費の徹底的な見直し等により費用の削減を実行しました。」
需要停滞で増加した在庫水準を適正化し、たな卸資産は前期末比4,588百万円減少、営業活動によるキャッシュ・フローは8,174百万円の資金増加となった。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社グループが、販売予測の前提条件と実績の乖離により過剰な製品在庫を生じさせた場合は、生産調整にとどまらずキャッシュフローを悪化させる可能性があります。」
販売予測と実績の乖離による過剰在庫を独立した財務リスクとして整理した。全社・関係会社別の在庫目標、売上平準化、仕掛品削減、リードタイム短縮、海外現地法人での在庫不要施策を記載している。