自動車関連業界の業況低迷と設備投資抑制
FY2017に初出。25回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018。直近の記載は2026-08-07。
新東工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。74社中59社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに24社。
- 2026-08-07悪化決算
「主要なお客様である自動車産業においては、スマート化の波により、従来の自動車関連メーカーに加え、エレクトロニクス・IT企業の参入による業界の垣根を超えた競争激化による業界再編の動きが加速しております。」
異業種参入による競争激化と業界再編の加速を、引き続き自動車関連業界のリスクとして示した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、主要なお客様である自動車産業において、EV車対応やスマート化の波により、従来の自動車関連メーカーに加え、エレクトロニクス・IT企業の参入による業界の垣根を越えた競争激化により業界再編の動きが加速しております。」
EV・スマート化に加え、エレクトロニクス・IT企業の参入による競争激化と業界再編の加速が、自動車関連業界の業況リスクとして具体化した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「主要なお客様である自動車産業において、国内では、EV車対応やスマート化の取組みにおける競争激化による業界再編の動きが加速しており、欧州では、エネルギー高に伴うコスト上昇や関税の影響により外需が減少し、製造業の業績状況は依然厳しい状況にあり、市場は停滞状況にあります。」
自動車業界では、国内のEV・スマート化を巡る競争激化と業界再編、欧州のエネルギー高・関税による外需減少と市場停滞が示され、業況リスクが強まった。 - FY2025-H1国内自動車需要の回復と欧州設備投資低迷の併存有価証券報告書
「主要なお客様である自動車産業において、国内ではカーメーカーの品質不正に伴う生産調整の影響から回復し、緩やかに需要が上昇基調にあります。その一方、欧州はカーメーカーの稼働率低下の影響を受けて消耗品の需要が減少しています。またドイツにおいては当面の受注残があるものの、景気の先行きが不透明のため設備投資マインドが低い状況です。」
国内自動車需要は品質不正に伴う生産調整から回復した一方、欧州ではカーメーカーの稼働率低下により消耗品需要が減少し、ドイツでは設備投資意欲が低いと記載されている。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「主要なお客様である自動車産業ではカーメーカーの品質不正に伴う生産調整の影響を受けました」
自動車業界の業況変化・生産調整が実際に発生し、当社グループの事業環境に影響したと記載している。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「主要なお客様である自動車業界では、自動車需要が回復してきており、これを受けて国内ではEV化による二次電池市場向け設備需要の高まりや、幅広い業界で生産に貢献する設備が堅調に推移しております」
自動車需要が回復し、EV化に伴う二次電池向け設備需要も高まっていると記載され、自動車関連業界の需要低迷・設備投資抑制懸念は一部弱まっている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「主要なお客様である自動車業界では、部品供給不足で抑制されていた自動車需要が正常化してきております。」
部品供給不足で抑制されていた自動車需要が正常化してきたとされ、自動車業界の需要低迷・設備投資抑制懸念は一部弱まっている。ただし、資材調達難やコスト高は継続している。 - FY2024-Q1国内自動車需要の回復と世界設備投資減退の併存有価証券報告書
「国内については、ウクライナ情勢の長期化による原材料・エネルギーコストは高止まりしていますが、資材の調達難も緩和されてきており、輸送機械を始めとした国内需要は回復基調ではあります。一方で、世界的な設備投資意欲の減退により欧米、中国等への輸出は伸び悩んでおり、景気の先行きは依然として厳しい状況が続いております。」
国内の輸送機械を含む需要は回復基調とされる一方、世界的な設備投資意欲の減退により欧米・中国向け輸出は伸び悩んでいる。 - FY2023-Q3自動車生産の抑制と回復期待の併存有価証券報告書
「国内では新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)の終息は見えておらず、半導体不足による自動車等の生産抑制、原材料・エネルギーコストの上昇、資材調達難等、依然として厳しい状況が続いております。/供給不足で抑制されていた自動車生産の回復が見込まれることにより、需要も回復が期待されます。」
半導体不足による自動車生産抑制が続く一方、供給不足の緩和による自動車生産・需要の回復期待が示されている。 - FY2023-Q2自動車生産抑制と需要回復期待の併存有価証券報告書
「国内では新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)は落ち着きを見せており感染状況改善による経済活動正常化を進めている状況にありますが、半導体不足による自動車等の生産抑制、原材料・エネルギーコストの上昇、資材調達難、急激な円安による為替影響等、厳しい状況が続いております。 / 感染症により供給不足で抑制されていた自動車需要が今後供給緩和により回復が期待されます。」
半導体不足による自動車生産抑制が続く一方、供給緩和による自動車需要の回復が期待されると記載している。 - FY2022-Q3収益改善と調達難の併存有価証券報告書
「国内では、自動車関連をはじめとした製造業の収益改善が進み、企業活動に一定の回復は見えるものの、原材料の価格上昇、資材調達難等による部品納期遅延等による影響により、先行きは引き続き不透明な状況です。」
自動車関連製造業の収益改善と企業活動の回復が示された一方、原材料価格上昇、資材調達難、部品納期遅延により設備投資環境の先行き不透明感が残っている。 - FY2022-Q2設備投資再開と供給制約による不透明感の併存有価証券報告書
「国内では、自動車関連をはじめとした製造業の収益改善が進む中、設備投資も再開の動きが進み、企業活動に一定の回復は見えるものの、原材料の高騰、電気部品不足等による影響により、先行きは引き続き不透明な状況であります。」
自動車関連製造業の収益改善と設備投資再開が示された一方、原材料高騰・電気部品不足により設備投資環境の先行き不透明感が残っている。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、ワクチン接種が進む欧米地域は、経済活動の制限が緩和され、企業の設備投資意欲の改善による回復基調が持続する一方で、国内におきましては、企業活動は徐々に回復傾向が見られるものの、感染症収束の見通しが立たないため、企業の生産活動の回復ペースが鈍化する恐れがあり、先行きは依然不透明な状況であります。」
欧米では設備投資意欲の改善による回復基調が続く一方、国内では生産活動の回復ペース鈍化のおそれと感染症収束見通しの不透明感が残っている。 - FY2021-Q3設備投資の持ち直しと感染症再拡大による不透明感の併存有価証券報告書
「国内でも、国内外の需要回復を受け、自動車業界をはじめ企業の設備投資は持ち直しの動きは見られたものの、感染症の再拡大により先行き不透明な状況が継続しております。」
自動車業界を含む国内企業の設備投資に持ち直しの動きが見られた一方、感染症再拡大により設備投資抑制リスクと先行き不透明感が残っている。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、感染症の影響による先行き不透明感から設備投資は抑制され低調に推移しており、国内におきましても、企業の生産活動は徐々に回復しつつあるものの、業績回復に向けた動きは鈍く、先行き不透明な状況が継続しております。」
感染症下で海外設備投資の抑制と国内の業績回復の鈍さが続き、自動車関連を含む設備投資抑制リスクが継続している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「国内におきましても、企業活動に一定の回復は見えるものの、感染症収束の見通しが立たないため、自動車関連をはじめとして企業の設備投資への慎重姿勢から、先行きが極めて不透明な状況であります。」
感染症収束の見通しが立たない中、自動車関連をはじめ企業の設備投資への慎重姿勢が示され、自動車関連業界の設備投資抑制リスクが続いている。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当社グループの製品は、自動車メーカー・自動車部品メーカーに多く納入されていますが、電動化の進展やカーシェアの普及などによって、自動車を構成する素材・部品などの変化による鋳物部品の減少や自動車業界全体の市場成長の頭打ちで、同業界における設備投資が抑制され、当社製品の受注高の低下が起きる可能性があります。」
自動車業界の構造変化による鋳物需要・設備投資・受注への影響がリスクとして継続し、当年度には自動車関連設備投資の減少も実績として記載された。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、自動車関連の設備投資が弱含んでおり、国内においても、外需や設備投資環境が低調に推移し、全般的に力強さを欠く展開となりました。」
海外の自動車関連設備投資の弱含みと、国内の外需・設備投資環境の低調さが続いている。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、中国等で自動車関連の設備投資が弱含んでおり、国内においても、外需や機械投資環境が低調に推移し、全般的に力強さを欠く環境となりました。」
中国等の自動車関連設備投資が弱含み、国内でも外需・機械投資環境が低調となっており、自動車関連業界の設備投資抑制リスクがさらに具体化している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、これまで好調だった中国等で自動車関連の設備投資に陰りが見え、国内においても、外需の下振れにより鉱工業生産が低調に推移するなど、合理化・省力化等を中心に投資は底堅いものの、全体としては様子見の状況でありました。」
中国等の自動車関連設備投資に陰りが見え、国内も全体として様子見となったため、自動車関連業界の設備投資抑制リスクが具体化した。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、日系の自動車関連メーカーの設備投資が堅調に推移しました。国内においても、鉱工業生産が高水準で推移していることに加え、好調な企業業績を背景に、維持・更新、合理化・省力化投資が拡大基調をたどりました。」
日系自動車関連メーカーの海外設備投資が堅調で、国内でも維持・更新、合理化・省力化投資が拡大基調となっている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、日系の自動車関連メーカーの設備投資が堅調に推移しました。国内でも、企業の生産活動が高水準で推移していることに加え、人手不足を背景とした合理化・省力化投資等を中心に設備投資が拡大基調を辿りました。」
海外の日系自動車関連メーカーの設備投資が堅調で、国内でも合理化・省力化投資を中心に設備投資の拡大基調が続いている。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「当社グループの事業環境につきましては、海外では、引き続き北米・中国等で自動車業界の設備投資が活発でありました。国内でも、企業のキャッシュフローが潤沢である中、人手不足を背景とした合理化・省力化投資等を中心に設備投資が増加基調を辿りました。」
北米・中国の自動車業界の設備投資が活発で、国内でも合理化・省力化投資を中心に設備投資が増加基調とされており、自動車関連業界の設備投資抑制懸念は一部弱まっている。 - FY2018悪化有価証券報告書
「自動車業界は、100年に一度ともいわれる大きな変革期を迎えています。当社の設備は、自動車メーカー・自動車部品メーカーに多く納入されていますが、電動化の進展やカーシェアの普及による需要減少などによって、今後、自動車業界における鋳物製品の利用が減少し、設備投資が抑制され、メーカーからの受注が減少した場合には、経営成績及び財政状態に大きな影響を与える可能性があります。」
従来の自動車業界の業況低迷リスクに加え、電動化・カーシェア普及による鋳物需要減少と設備投資抑制という具体的な経路が追加された。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループの主力顧客は自動車関連業界が多く、その業界の業況低迷、設備投資の抑制等が生じた場合には、当関連業界からの受注減及び収益低下が避けられず、経営成績に大きな影響を与える可能性があります。」
自動車関連業界への顧客集中と、業況低迷・設備投資抑制による受注・収益低下の可能性を示している。