TPPの先行き不透明感によるアパレル向け裁断機需要の低迷
FY2017-Q1に初出。8回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2025-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。134社中104社が悪化側に。
- FY2025-H1悪化有価証券報告書
「繊維機器事業では、日本国内の繊維業界を販売対象としておりますが、国外からの低価格繊維工業製品輸入量の高まりや人口減少による緩やかな需要減少の影響を受け、販売額は低調に推移しました。」
従来の設備投資先送りや新型コロナ等に加え、国外からの低価格製品輸入と人口減少による需要減少が、繊維機器販売の低調要因として記載された。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「アパレル市場において新型コロナの影響により市場環境の悪化、先行きの不透明感が影響し、設備の更新、増設が先送りされる状況が続いており、低調に推移いたしました。」
従来の設備投資先送りに加え、新型コロナによる市場環境悪化と先行き不透明感がアパレル向け裁断機需要の低調要因として記載された。 - FY2019対処有価証券報告書
「一方、アパレル業界においても、設備の更新、増設が先送りされる状況が続いておりますが、ものづくり補助金の申請・採択量が増し、補助金の採択を受けたメーカーからの受注を獲得したことにより、アパレル向け裁断機や自動縫製の販売については堅調に推移いたしました。」
補助金の申請・採択量の増加と採択メーカーからの受注により、アパレル向け裁断機需要の低調さが一部緩和された。 - FY2019-Q3対処有価証券報告書
「一方、アパレル業界では、自動化設備が必要とされる国内メーカーにおいては、政府ものづくり補助金が採択されたメーカーの更新・増設が行われ、一部好調なメーカーの海外設備の更新・増設がおこなわれた為、堅調に推移いたしました。」
補助金採択メーカーや一部海外メーカーで更新・増設が進み、アパレル向け裁断機需要の低調さが一部緩和された。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「アパレル業界においては、設備投資に対する機運は非常に低調な状況であり、ものづくり補助金の発表も遅れたために、販売については低調に推移いたしました。」
アパレル向け設備投資の低調さと、ものづくり補助金の発表遅延を販売低調の要因として継続記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「国内アパレル業界において設備の更新、増設が先送りされる状況が続いており、ものづくり補助金の採択量の減少も影響し、アパレル向けの裁断機の販売については低調に推移しました。」
TPPではなく、設備更新・増設の先送りとものづくり補助金採択量の減少をアパレル向け需要低迷の要因として継続記載している。 - FY2017-Q2再定義有価証券報告書
「アパレル業界においては、設備の更新、増設が先送りされている状況が続いており、ものづくり補助金の採択時期も影響し、アパレル向けの裁断機の販売については、低調に推移いたしました。」
アパレル向け裁断機需要の低調要因について、前四半期に記載されたTPPの先行き不透明感ではなく、ものづくり補助金の採択時期が記載された。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「アパレル業界においては、設備の更新、増設が先送りされている状況が続いており、TPPの先行きの不透明感も影響し、アパレル向けの裁断機の販売については低調に推移いたしました。」
TPPの先行き不透明感がアパレル向け裁断機販売の低調要因の一つとして、今回初めて具体的に記載された。