海外向け低採算案件による利益率低下
FY2018-Q1に初出。17回の記載のうち9回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2018-Q1。直近の記載は2026-10-30。
カワタがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに0社。
- 2026-10-30顕在化決算
「売上高の大幅な減少に加え、売上総利益率の低下(37.5%→27.9%)と販売費及び一般管理費の増加により、営業損失1億4百万円(前年同期は1千1百万円の営業利益)となりました。」
北中米で売上総利益率が低下し、営業赤字となった。 - FY2026顕在化有価証券報告書
「北中米におきましては、前連結会計年度での受注増により、自動車業界向けを中心とした売上が堅調に推移し、売上高は前年同期比3億3百万円増(同85.0%増)の6億6千万円となりました。一方、損益面では、主として納入後に発生した不具合の手直し費用の増加により、売上総利益率が低下(36.1%→25.6%)し、販売費及び一般管理費も増加したため、営業損失は6千8百万円となりました。」
北中米で納入後不具合の手直し費用が増加し、低採算化と営業赤字の継続として現れた。 - 2026-06-05顕在化決算説明資料
「海外案件にて納入後の不具合対応により修正計画比で減益」
海外案件における納入後の不具合対応が、修正計画比での営業利益減少要因として記載された。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「売上総利益率は、日本セグメントにおきましては、資源価格の高止まりに加え、大型受注案件の増加に伴う製品構成比率の変動等により、前年度24.0%→当年度22.4%と1.6%悪化しました。」
大型案件の製品構成比率変動と資源価格高止まりにより、日本セグメントの利益率低下が通期でも確認された。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「日本におきましては、資源価格の上昇に加え、大型受注案件の増加に伴う製品構成比率の変動等により売上総利益率が悪化(24.5%→21.0%)し、販売費及び一般管理費も増加しましたが、売上高の増加に伴う売上総利益の増加により営業利益は前年同期比2億1千3百万円増(同99.5%増)の4億2千7百万円となりました。」
大型受注案件の製品構成比率の変動等により、日本セグメントの粗利率が悪化した。売上増により営業利益は増加しているが、低採算・構成変動による利益率低下は実績として継続している。 - FY2023地域別に利益率改善と悪化が併存有価証券報告書
「売上総利益率は、日本セグメントにおきましては、主に材料費を中心とした原価低減に努めましたが、売上高の減少により、前年度27.0%→当年度26.2%と0.8%悪化しました。東アジアにおきましては、売上高の増加と製造諸経費の削減に努めたこと等により、前年度20.9%→当年度24.9%と4.0%改善しました。東南アジアにおきましては、売上高の増加により、前年度29.5%→当年度32.5%と3.0%改善しました。北中米におきましては、売上高は増加しましたが、変動諸経費の増加により、前年度33.1%→当年度29.1%と4.0%悪化しました。」
地域別に、東アジア・東南アジアの利益率改善と日本・北中米の悪化が併存した。 - FY2023-Q3地域別に利益率・損益の改善と悪化が併存有価証券報告書
「日本におきましては、引き続き電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の受注が堅調に推移したこと等により売上高は前年同期比9億6千9百万円増(同12.2%増)の88億8千9百万円となりました。損益面では、資源価格の高騰などにより売上総利益率が悪化(27.3%→23.9%)したこと等により、販売費及び一般管理費の増加を吸収するまでには至らず、営業利益は前年同期比1億6千5百万円減(同30.1%減)の3億8千5百万円、セグメント利益(経常利益)は前年同期比2千2百万円減(同3.5%減)の6億3千6百万円となりました。東アジアにおきましては、引き続き電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連並びにスマホ・VR用レンズ関連の受注は堅調に推移したものの、上海市のロックダウンに伴う2ヶ月強に亘る工場操業停止時の売上高減少をカバーするには至らず、売上高は前年同期比6億9千5百万円減(同14.8%減)の39億9千9百万円となりました。東南アジアにおきましては、国により景気回復のスピードにはばらつきはあるものの、設備投資は概ね回復基調にあり、売上高は前年同期比1億2千3百万円増(同9.8%増)の13億9千万円となりました。一方、損益面では、売上総利益率は改善(32.2%→35.6%)したものの、販売費及び一般管理費の増加を吸収するには至らず、営業損失は5百万円(前年同期は1千2百万円の営業利益)、セグメント損失(経常損失)は1百万円(前年同期は1千9百万円の経常利益)となりました。北中米におきましては、中米では自動車関連を中心とした需要は回復しつつあるものの、設備投資の回復までには至らず、売上高は前年同期比5千1百万円減(同30.6%減)の1億1千6百万円となりました。損益面では、売上高の減少に伴う売上総利益の減少等により、営業損失が9千9百万円(前年同期は5千2百万円の営業損失)、セグメント損失(経常損失)が5千8百万円(前年同期は5千3百万円の経常損失)となりました。」
日本は資源価格高騰により利益率・営業利益が悪化、東アジアは操業停止の影響で減収、東南アジアは増収ながら赤字化、北中米は減収・赤字拡大となった。地域別に改善と悪化が併存している。 - FY2023-Q1地域別に利益率の改善と悪化が併存有価証券報告書
「日本におきましては、製造業の設備投資は緩やかな回復基調で推移しており、引続き日用雑貨や容器・物流関連、新素材・食品シート関連を中心とした受注は堅調に推移したものの、半導体供給不足による納期の長期化等により売上高は前年同期比2千7百万円増(同1.1%増)の25億3千1百万円にとどまりました。損益面では、売上総利益率は横ばい(25.9%→26.0%)であったものの、販売費及び一般管理費の増加を吸収するまでには至らず、営業利益は前年同期比4千4百万円減(同32.6%減)の9千1百万円となりましたが、セグメント利益(経常利益)は為替差益の計上等により前年同期比2億1千7百万円増(同141.9%増)の3億7千1百万円となりました。」
日本では粗利率がほぼ横ばいながら営業利益が減少し、為替差益によりセグメント利益は増加した。東アジアは悪化、東南アジアは改善、北中米は赤字継続となり、地域別に利益率・損益の改善と悪化が併存している。 - FY2022地域別に利益率の改善と悪化が併存有価証券報告書
「売上総利益率は、日本セグメントにおきましては、主に材料費を中心とした原価低減に努めましたが、売上高の減少により、前年度27.0%→当年度26.2%と0.8%悪化しました。東アジアにおきましては、売上高の増加と製造諸経費の削減に努めたこと等により、前年度20.9%→当年度24.9%と4.0%改善しました。東南アジアにおきましては、売上高の増加により、前年度29.5%→当年度32.5%と3.0%改善しました。北中米におきましては、売上高は増加しましたが、変動諸経費の増加により、前年度33.1%→当年度29.1%と4.0%悪化しました。」
低採算案件・販売構成による利益率低下について、東アジア・東南アジアでは改善した一方、日本・北中米では悪化した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「売上総利益率は、全てのセグメントにおいて、主に材料費を中心とした原価低減並びに変動諸経費の削減等に努め、北中米では、前年度30.8%→当年度33.1%と2.3%改善しましたが、他のセグメントにおきましては、操業度の低下に伴う製造固定費単価の上昇等をカバーするまでには至らず、日本では、前年度28.0%→当年度27.0%と若干の低下、東アジアでは、前年度26.5%→当年度20.9%と5.6%低下、東南アジアでは、前年度33.4%→当年度29.5%と3.9%低下しました。」
原価低減等を実施したが、操業度低下に伴う固定費単価上昇を吸収できず、日本・東アジア・東南アジアの利益率が低下した。 - FY2020対処有価証券報告書
「日本セグメントにおきましては、売上高は減少しましたが、主に材料費を中心とした原価低減に努めたこと等により、前年度27.8%→当年度28.0%と0.2%改善しました。」
低採算案件・販売構成による利益率低下が示されていた日本セグメントでは、原価低減により売上総利益率が27.8%から28.0%へ改善した。 - FY2019対処有価証券報告書
「日本におきましては、自動車関連をはじめ製造業の設備投資が堅調に推移したこと等により、売上高は前年同期比20億6千9百万円増(同15.7%増)の152億1千4百万円となりました。損益面では、売上高増加に伴う売上総利益の増加と主に材料費を中心とした原価低減に努めたこと等による売上総利益率の改善(25.8%→27.8%)により、営業利益は前年同期比7億2千7百万円増(同77.4%増)の16億6千6百万円となりました。」
日本セグメントでは売上総利益率が25.8%から27.8%へ改善し、営業利益が77.4%増加したため、低採算案件・販売構成による利益率低下の影響は年度全体では緩和した。 - FY2019-Q2対処有価証券報告書
「日本におきましては、自動車関連をはじめ製造業の設備投資が回復しており、売上高も前年同期比14億2千4百万円増(同23.9%増)の73億8千7百万円となりました。損益面では、売上高の増加に伴う売上総利益の増加と売上総利益率の改善(25.5%→26.9%)等により、営業利益は前年同期比4億8百万円増(同105.5%増)の7億9千5百万円、セグメント利益(経常利益)は前年同期比4億4千6百万円増(同111.1%増)の8億4千9百万円となりました。」
日本セグメントでは売上総利益率が25.5%から26.9%へ改善し、営業利益は前年同期比105.5%増となった。低採算案件・販売構成による利益率低下の影響は当四半期には緩和している。 - FY2018顕在化有価証券報告書
「売上総利益率は、前年度29.4%→当年度29.7%とほぼ横ばいとなりました。日本セグメントにおいて売上総利益率が前年度比1.6%悪化いたしましたが、今後の成長分野の大型案件を戦略的に受注した影響もあり、今後は改善可能と考えております。」
成長分野の大型案件を戦略的に受注した影響により、日本セグメントの売上総利益率が前年度比1.6%悪化した。会社は今後の改善可能性も記載している。 - FY2018-Q3顕在化有価証券報告書
「日本におきましては、足元の受注高及び受注残高は前年同期を上回って推移しており、売上高も前年同期比12億3千6百万円増(同14.9%増)の95億1千万円となりました。損益面では、主に単体における販売構成比率の変化(標準機の構成比率が低下し海外向けの案件を中心に生産子会社からの仕入品の構成比率が増加)や、国内向けの案件における据付工事費用の増加により売上総利益率が低下(28.3%→25.9%)しましたが、売上高増加に伴う売上総利益の増加等により、営業利益は前年同期比6千5百万円増(同9.6%増)の7億4千2百万円となりました。」
海外向け仕入品の構成比率増加や国内案件の据付工事費用増加により、日本の売上総利益率が28.3%から25.9%へ低下した。売上高増加により営業利益は増加したが、低採算案件・販売構成による利益率低下は継続して発生している。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「日本におきましては、足元の受注高及び受注残高は前年同期を上回って推移しており、売上高も前年同期比3億円増(同5.3%増)の59億6千2百万円となりました。損益面では、主に単体において販売構成比率の変化(標準機の構成比率が低下し海外向けの案件を中心に生産子会社からの仕入品の構成比率が増加)や、国内向けの案件における据付工事費用の増加等により売上総利益率が低下し、営業利益は前年同期比6千9百万円減(同15.1%減)の3億8千6百万円、セグメント利益(経常利益)は前年同期比9千万円減(同18.4%減)の4億2百万円となりました。」
海外向け仕入品の構成比率増加や国内案件の据付工事費用増加により、日本の売上総利益率低下と営業利益・セグメント利益の減少が実際に発生した。 - FY2018-Q1顕在化有価証券報告書
「損益面では、材料費を中心とした原価低減や諸経費の削減に努めましたが、日本において利益率が厳しい海外向けの案件があった影響等により売上総利益率が低下し、営業利益は前年同期比1億1千6百万円減(同53.1%減)の1億3百万円、経常利益は前年同期比8千7百万円減(同50.5%減)の8千5百万円となりました。」
日本における利益率の厳しい海外向け案件の影響が、当第1四半期の売上総利益率低下および営業利益・経常利益の減少として実際に発生したと記載している。