部材供給不足・調達価格高騰リスク
FY2016に初出。23回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q3。直近の記載はFY2026-H1。
日東精工がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。108社中62社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに46社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「他方では、原材料や部品、物流費の上昇が続き、利益率を押下げる要因となりましたが、コスト低減活動を推進し、収益性の維持・向上に取り組みました。」
原材料価格高騰に加え、部品・物流費の上昇が継続し、利益率を押し下げる実際の影響として記載された。コスト低減活動による対応も併記された。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「さらに、昨年から実施していた原材料、エネルギー高騰に係る価格転嫁についても効果がみられたほか、材料費・加工費の低減に関する取り組みも要因し利益率の伸長に寄与しました。」
原材料・エネルギー価格高騰による収益圧迫に対し、価格転嫁の効果と材料費・加工費低減による利益率伸長が記載された。 - FY2024再掲有価証券報告書
「一方でエネルギー価格や原材料価格の高騰は、生産コストの増加を生み、収益を減少させる要因となっています。」
エネルギー価格・原材料価格の高騰が生産コスト増加と収益減少の要因として継続した。 - FY2024-H1再掲有価証券報告書
「加えてエネルギー価格の高騰や原材料価格の高止まりにより利益についても厳しい状況となりました。」
エネルギー価格の高騰と原材料価格の高止まりが、ファスナー事業の利益面の厳しさにつながっていると再確認された。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「産機事業につきましては、自動車のEV関連設備で受注回復の動きが見られるものの、原材料価格の高騰を背景とする需要先の設備投資の抑制により、標準機の受注が低迷し、売上・利益とも大幅に減少しました。」
原材料価格の高騰が需要先の設備投資抑制を通じて標準機受注の低迷と売上・利益の大幅減少に結び付いたと記載された。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「自動車関連業界における「ギザタイト」「アルミタイト」や子会社の株式会社協栄製作所が取り扱う住宅関連業界向け各種ボルトなどへの引き合いは増加する一方で、半導体不足に起因する需要先の生産調整による流通在庫の増加、資源価格の高止まりや原材料価格の高騰を背景とする受注の低迷により、引き続き厳しい状況となりました。」
原材料価格高騰に加え、資源価格の高止まりと半導体不足に起因する生産調整・流通在庫増加が受注低迷として実際の事業影響に結び付いた。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「ファスナー事業につきましては、精密ねじ、一般ねじともに、自動車関連業界を中心に需要は高いものの、世界的な半導体不足の長期化による市場の減速やエネルギー・原材料価格の高騰などにより、売上・利益ともに減少しました。」
従来の原材料価格上昇に加え、世界的な半導体不足の長期化、エネルギー・原材料価格高騰が売上・利益の減少として実際に影響したと記載された。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「ファスナー事業につきましては、主な需要先である自動車関連業界を中心に半導体不足による生産調整の影響で需要が減少するものの、コロナ禍における自粛生活やテレワークを背景としたゲーム機・パソコン向け精密ねじの需要や、電子制御の進化に伴う車載用ECU向け一般ねじの需要が好調に推移しました。一方、利益面においては、原材料価格高騰の影響はあるものの、グループ全体の経費削減施策の効果などにより大きく伸長しました。」
原材料価格高騰に加え、半導体不足による自動車生産調整と需要減少が実際の事業影響として明示された。一方、経費削減施策により利益への影響を抑えたと記載された。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「また、原材料価格が上昇しましたが、グループ全体の経費削減施策の効果などにより利益が大きく伸長しました。」
原材料価格上昇は継続したものの、グループ全体の経費削減施策の効果により、従来の利益率低下・収益環境悪化への影響が抑えられたと記載された。 - FY2020対処有価証券報告書
「当社グループでは、部品の共通化や複数購買化を進め、コストダウンに努めるとともに、吸収できない市況価格の変動については、競合他社の動向を踏まえ、適切な売価への反映を行っております。」
部材供給不足・調達価格高騰リスクへの対応として、部品共通化、複数購買化、コストダウン、売価への反映が具体的に記載された。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。」
部材供給不足・調達価格高騰リスクについて、重要な変更がないとされた。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
部材供給不足・調達価格高騰リスクについて重要な変更がないとされた。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「一方、昨年からの原材料価格の上昇による製造費用の増加などで利益率は低下しました。」
原材料価格上昇による製造費用増加と利益率低下が、前四半期に続き業績影響として記載された。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「主力の精密ねじにおいて、ゲーム機向けの需要が回復基調にあるものの、低調となったことに加え、前年中の原材料価格上昇などにより、利益率は低下しました。」
前年中の原材料価格上昇が利益率低下に結び付いたと記載され、部材価格上昇の業績影響が継続して確認された。 - FY2018悪化有価証券報告書
「また、原材料価格の上昇による製造原価の増加などにより収益環境も悪化しました。」
原材料価格上昇が製造原価増加と収益環境の悪化として実際の業績に影響し、ファスナー事業の営業利益は前年同期比32.7%減となった。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「一方、収益環境は原材料価格の上昇による製造原価の増加などにより厳しい状況となりました。」
原材料価格上昇による製造原価増加が続き、ファスナー事業の営業利益は前年同期比20.0%減となった。 - FY2018-Q2顕在化有価証券報告書
「一方、収益面では原材料価格の上昇による製造費用の増加などで減少しました。」
原材料価格の上昇が製造費用の増加を通じてファスナー事業の営業利益減少に影響したことが、実際の業績影響として記載された。 - FY2017再掲有価証券報告書
「当連結会計年度においては、主材料等の部材価格が上昇し、生産性向上、コストダウン等により収益性の悪化防止に努めましたが、今後における部材の供給不足、調達価格の高騰は、当社グループの生産高のみならず利益率や価格競争力を低下させ、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
部材価格上昇の発生と、供給不足・調達価格高騰の将来リスクが再確認された。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
部材供給不足・調達価格高騰リスクについて、重要な変更がないと記載された。 - FY2016初出有価証券報告書
「当連結会計年度においては、主材料等の部材価格が上昇し、生産性向上、コストダウン等により収益性の悪化防止に努めましたが、今後における部材の供給不足、調達価格の高騰は、当社グループの生産高のみならず利益率や価格競争力を低下させ、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。」
当年度に主材料等の価格上昇が実際に発生したと記載され、将来の供給不足・価格高騰リスクも示された。