日米欧・アジアの景気後退と需要縮小
FY2016に初出。33回の記載のうち15回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019。直近の記載は2026-08-10。
三和ホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。176社中131社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに7社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における当社グループを取巻く外部環境は、年初から米国関税動向に左右され、それを背景とした貿易摩擦の激化と景気下振れリスクに加え、中国経済の減速や急速な為替変動など依然として先行き不透明な状況が続きました。」
主要市場の景気・需要リスクについて、米国関税・貿易摩擦、中国経済減速、景気下振れリスクが加わり、不透明な環境が続いた。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における当社グループを取巻く外部環境は、金融政策の転換局面を迎え、日米金利差は縮小傾向にあるものの円安基調が継続し、中国不動産市場の停滞と長期化するウクライナ、中東情勢の地政学リスクの拡大もあり、先行き不透明な状況が続きました。」
主要市場の需要環境について、中国不動産市場の停滞が続き、欧州では市場環境悪化が継続するなど、外部環境上の懸念が強まった。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「北米では、住宅向け市場が落ち込む中、ドックレベラー等品揃えの拡充に加え、売価維持と生産性改善、配送効率化等によるコスト削減に努めました。欧州では、各種コストの上昇に加え、景気減速に伴う市場環境の悪化もあり厳しい状況が続きました。」
北米住宅市場の落ち込みと欧州景気減速・市場環境悪化が、主要市場の需要縮小リスクとして通期にも実際に現れた。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「セグメント別の概況は、日本では、売価転嫁による収益性の確保に努めるともに、工場施設や大型再開発案件を中心に重量シャッター、ビルマンションドア等の基幹商品、間仕切等の戦略商品、メンテ・サービス事業が堅調に推移しました。北米では、住宅向け市場が落ち込む中、ドックレベラー等品揃えの拡充に加え、売価維持と生産性改善、コスト削減に努めました。欧州では、エネルギー価格等の各種コストの上昇に加え、景気減速に伴う市場環境の悪化もあり厳しい状況が続きました。」
北米の住宅向け市場の落ち込みと欧州の景気減速・市場環境悪化が実際の事業環境として継続し、北米・欧州のセグメント業績にも現れている。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「当社グループを取巻く外部環境は、インフレーション抑制に向けた各国の利上げ動向、円安為替影響やウクライナ情勢の長期化、中国不動産開発投資の低迷による先行き懸念など、不透明な状況が続きました。北米では、住宅向け市場が大きく落ち込む中、売価維持と生産性改善に努めました。欧州では、エネルギー価格等の各種コストの上昇に加え、景気減速に伴う市場環境の悪化もあり厳しい状況で推移しました。」
主要市場の需要縮小リスクについて、北米住宅市場の大幅な落ち込み、欧州の景気減速、中国不動産開発投資の低迷が実際の事業環境として示されている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「北米では、住宅向け市場が大きく落ち込む一方、非住宅市場が堅調に推移し、売価維持にも努めました。欧州では、住宅市場の悪化に伴いガレージドアは厳しい環境で推移しました。」
主要市場の需要縮小リスクについて、北米の住宅向け市場の大幅な落ち込みと欧州住宅市場の悪化が当四半期の事業環境として実際に現れた。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社グループを取巻く外部環境は、各国での経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに回復が続きました。一方で、インフレーションの加速を背景とした各国での政策金利の上昇、中国経済の減速やウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格等の高騰等、日本では急速な円安に伴い原材料価格が高騰するなど、依然として先行き不透明な状況が続きました。」
各国の経済活動正常化と緩やかな景気回復を記載する一方、政策金利上昇、中国経済減速、ウクライナ情勢、円安等による不透明感が残るとしている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「インフレーションの加速と金利上昇等の金融引き締めや日米金利差の拡大を背景とした急速な円安、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格等の高騰、中国での経済活動の抑制影響等、景気が下振れするリスクが懸念され、先行きに不透明な状況が続きました。」
従来の景気下振れ懸念に加え、インフレ加速、金融引き締め、急速な円安、エネルギー価格高騰、ウクライナ情勢の長期化、中国の経済活動抑制を具体的なリスクとして開示した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「一方で、急激な経済活動回復に伴う需給逼迫により、原材料価格の高騰や部材の供給不足、サプライチェーンの混乱等による影響が継続し、インフレーションの加速と金利上昇等の金融引き締め、ウクライナ情勢の長期化や中国での経済活動の抑制影響等により景気が下振れするリスクが懸念され、先行きは不透明感である状況が続きました。」
主要市場の景気・需要リスクについて、インフレ加速、金利上昇、ウクライナ情勢の長期化、中国の経済活動抑制を新たな下振れ要因として記載している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当社グループを取巻く外部環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が長引きましたが、各国でのワクチン接種の普及や追加の経済政策により、総じて回復の動きが見られました。一方で、急激な経済活動回復に伴う需給逼迫により、原材料の価格高騰や部材の供給不足などサプライチェーンの混乱、人手不足など企業活動への影響がみられました。また、年末にかけて新たな変異株が広がりを見せるなど、不透明な状況が続きました。」
主要市場は総じて回復の動きがある一方、需給逼迫、原材料・部材不足、人手不足、新たな変異株による不透明感を外部環境リスクとして開示している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「国内では、緊急事態宣言が断続的に発令されるなど依然として厳しい状況が続いたものの、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種の本格化により、経済活動が回復に向かうことが期待され、企業活動においても徐々に持ち直しの動きが見られました。米国では追加経済対策効果やワクチン接種が普及し、回復基調が続きました。欧州では引き続き厳しい状況が続いていたものの、ワクチン接種の普及により行動制限が段階的に緩和されるなど今後の経済回復への期待が強まりました。アジア、主に中国経済は回復基調で推移しました。」
国内・欧州では厳しさが残る一方、米国・アジアでは回復基調、欧州でも行動制限緩和による回復期待が示され、主要市場の環境を再確認している。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「国内では、新型コロナウイルス感染症の拡大が収まりを見せず依然として厳しい状況が続いており、ワクチン接種の促進など感染拡大の防止策により経済活動が回復に向かうことが期待されるものの先行きが不透明な状況で推移しました。米国では追加経済対策効果やワクチン接種が普及し、景気回復のペースが加速しました。欧州では引き続き厳しい状況が続いているものの、ワクチン接種の普及により今後の経済回復への期待が強まっております。アジア、主に中国においては景気は堅調に推移しました。」
国内・欧州の厳しい環境と先行き不透明感を示す一方、米国の回復加速と中国を中心とするアジアの堅調さも記載している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症拡大による数量減少が影響し、売上高は、前連結会計年度に比べ3.9%減の231,133百万円」
主要市場の景気・需要縮小リスクが感染症による数量減少として国内業績に現れ、海外でも減収減益が開示された。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社グループを取巻く外部環境は、国内では、新型コロナウイルス感染症の拡大により4月に緊急事態宣言が発令され景気が急速に悪化、建築市場においても一部現場の中断などの影響を受けました。その後、緊急事態宣言は解除され持ち直しの動きが見られたものの、年末にかけて感染者数も増加傾向にあり、足元の景気は依然として先行きが不透明な厳しい状況下で推移しました。欧米においても、春の感染拡大による景気の急速な悪化の後、持ち直しの動きが見られたものの、秋からの感染再拡大により、特に欧州では、規制を再強化する動きが見られ経済活動に影響が生じました。アジア、主に中国においては、年初の感染拡大時の影響は大きかったものの、諸制限の緩和に伴い経済活動は比較的堅調に推移いたしました。」
国内では年末にかけた感染再拡大で景気の先行き不透明感が続き、欧州でも規制再強化により経済活動への影響が生じた。一方、中国では経済活動が比較的堅調に推移した。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「しかしながら、5月以降の諸制限の緩和に伴い、依然として先行きは不透明なものの、経済活動には回復の傾向が見られました。」
新型コロナウイルス感染症による主要市場の悪化が続く一方、5月以降の制限緩和に伴う経済活動の回復傾向を記載している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における当社グループを取巻く外部環境は、国内では、新型コロナウイルス感染症の拡大により4月に緊急事態宣言が発令されたことで景気が急速に悪化しました。建築市場においても一部現場の中断などにより弱含みで推移し、受注活動にも影響が生じました。」
新型コロナウイルス感染症により国内景気・建築市場が悪化し、現場中断と受注活動への影響が発生した。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における当社グループを取巻く外部環境は、国内では、建設市場が堅調を維持する一方で、需給逼迫により物流費や工事費が高止まりました。海外では世界的な貿易摩擦の影響もあり、米国建設市場はやや弱含みが見られ、欧州建設市場でも成長が僅かながら減速基調となりました。」
国内のコスト高止まりに加え、米国建設市場の弱含みと欧州成長の減速を記載しており、主要市場の外部環境上の懸念が強まっている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「国内では、建設市場が堅調を維持する一方で、引き続き需給逼迫による物流費や外注人件費が上昇する局面にありました。米国では、住宅市場はやや足踏みが見られ、欧州では、東欧市場は堅調に推移しているものの、全体では、成長が減速する傾向にありました。」
国内のコスト上昇に加え、米国住宅市場の足踏みと欧州全体の成長減速傾向を外部環境上の懸念として記載している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「米国では、個人消費は底堅いものの、年度末にかけてインフレ、金利上昇などにより景気はやや足踏みしました。欧州では、東欧・南欧が好調な中、ドイツが伸び悩むなど濃淡がありましたが、市場全体としては堅調に推移しました。また、欧米でも国内同様、需給逼迫による人件費の増加傾向が見られました。」
市場全体は堅調としつつ、米国のインフレ・金利上昇、ドイツの伸び悩み、欧米の人件費上昇を新たな悪化要因として記載している。 - FY2019-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における当社グループを取巻く外部環境は、国内では、建設市場の引き続きの堅調に加え、各地で発生した自然災害への復興需要がありましたが、一方で、需給逼迫により物流費や外注人件費が上昇する局面にありました。米国では個人消費は底堅く、欧州でも市場全体としては堅調に推移しましたが、国内同様に需給逼迫による人件費の増加傾向が見られました。また、世界経済では、米中貿易問題を巡る各国への影響が懸念され、先行きに不透明さを残す状況が続きました。」
日米欧の市場が概ね堅調である一方、需給逼迫による物流費・人件費上昇および米中貿易問題による世界経済の不透明感を再確認している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当社グループを取巻く外部環境は、国内では、建設市場は堅調であるものの、需給逼迫により物流費や外注人件費が引き続き上昇局面にありました。米国では、新築住宅関連、個人消費は底堅く、欧州では、ドイツ市場が弱含みであったものの、市場全体としては堅調に推移しました。また、米国の新たな通商政策を巡り各国との間で対立が予想されるなど、世界経済の先行きに不透明さが続く状況となりました。」
日米欧の市場環境について、堅調な地域がある一方、ドイツ市場の弱含みや米国通商政策を巡る不透明感を再確認している。 - FY2019-Q1再掲有価証券報告書
「国内では、建設市場は堅調であるものの、需給逼迫により物流費や外注人件費が引き続き上昇局面にありました。米国では、新築住宅関連、個人消費は底堅く、欧州では、年初に寒波があったものの、市場全体としては順調に推移しましたが、米国の新たな通商政策を巡り各国との間で対立が予想されるなど、世界経済の先行きに不透明さを残す状況となりました。」
国内外の市場は概ね堅調としつつ、国内コスト上昇や米国の通商政策を巡る世界経済の不透明感を再確認している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における国内経済は、住宅着工戸数は弱含みとなりましたが、好調な企業収益を背景に設備投資の拡大が続き、緩やかな回復基調となりました。海外(1月~9月)においては、米国経済は、一時的にハリケーンの影響があったものの、個人消費と住宅着工件数は堅調に推移し、緩やかに成長が続きました。欧州経済は、建設投資と設備投資が引き続き堅調で回復基調が継続しました。」
国内外の景気・需要環境について、住宅着工戸数の弱含みやハリケーンの影響を示しつつ、日米欧の回復基調を記載している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における国内経済は、住宅着工戸数は弱含んでいるものの、非住宅着工及び設備投資は底堅く推移し、個人消費の持ち直しもあり、緩やかながら回復基調となりました。海外(1月~6月)においては、米国経済は、個人消費と住宅着工件数が底堅く緩やかに回復が続きました。欧州経済は、建設投資と設備投資が堅調で総じて回復基調で推移しました。」
国内外の景気・需要環境について、回復基調の一方で住宅着工戸数の弱含みを記載している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における国内経済は、個人消費、設備投資の持ち直しが見られ、緩やかながら回復基調となりましたが、住宅建設投資は横ばいで建築市場は力強さを欠く状況で推移しました。海外(1月~3月)においては、米国経済は、個人消費と住宅着工件数が底堅く緩やかに回復が続きました。欧州経済は、各国での総選挙とテロ攻撃の緊張感が不安要素となりましたが、建設投資、設備投資が堅調で総じて回復基調で推移しました。」
国内外の景気・需要環境を引き続き記載している。経済は回復基調の地域がある一方、住宅建設投資の横ばいや欧州の不安要素も示している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「海外(1月~9月)においては、米国経済は、商業市場の弱さが見られたものの、住宅市場と消費者支出が牽引し底堅く推移しました。欧州経済は、個人消費、設備投資も堅調で全体的に回復基調となりましたが、英国のEU離脱問題が懸念材料となりました。また、米国大統領選の影響により金融・為替市場が乱高下し、世界経済への不透明感が高まりました。」
米国・欧州を含む海外経済の状況と金融・為替市場の不透明感を記載しているが、事業等のリスクについて重要な変更はないとしている。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「国内経済は、個人消費は弱含み、設備投資も足踏みが見られ、株安・円高傾向や新興国の成長減速、英国のEU離脱決定による金融市場の混乱など先行きに不透明感が残る状況で推移しました。」
景気・需要環境の不透明感を再記述しているが、事業等のリスクについては重要な変更なしとしている。 - FY2016初出有価証券報告書
「事業の約4割が欧米地域での生産、販売となっております。またアジア地域においても中国を中心に事業を拡大しつつあります。これらにより、日本、米国、欧州、アジアを含む当社グループの主要市場における景気後退、及びそれに伴う需要の縮小によって、当社グループの業績及び財務状況が影響を受ける可能性が高くなっていると言えます。」
海外展開による地域分散の一方で、複数地域の景気・需要変動への感応度が高まるとしている。