大型橋梁工事の採算悪化とコスト超過
FY2016に初出。33回の記載のうち20回が「対処」で、最初の「対処」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
高田機工がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2025年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。15社中6社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに6社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「橋梁事業におきましては、設計変更による契約金額の増額を確保できましたが、前事業年度から続く受注低迷による工場の稼働率低下や原価高騰の影響は大きく、完成工事高は10,618,883千円(前期比18.5%減)と減少し、セグメント損失は451,146千円(前期はセグメント利益118,779千円)となりました。」
受注低迷による稼働率低下と原価高騰が橋梁事業の損失として実績化した。 - 2026-05-15悪化決算
「当事業年度の経営成績は、売上高14,306百万円(前期比22.5%減)、営業損失440百万円(前期は営業利益235百万円)、経常損失301百万円(前期は経常利益360百万円)、当期純損失535百万円(前期は当期純利益343百万円)であります。」
売上減少と営業損失への転落により、採算悪化が全社業績に表れた。 - FY2025悪化有価証券報告書
「人手不足・コスト高等に起因する原価高騰と、工場の仕事量確保のために採算面で厳しい案件を受注した影響により完成工事総利益が1,926,523千円(前期比33.4%減)と悪化し、営業利益は235,330千円(前期比82.5%減)となりました。」
原価高騰と採算面で厳しい新規受注案件の影響が実績化し、橋梁事業のセグメント利益は前期比92.5%減、全社営業利益は82.5%減となった。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「損益面では、生産体制の見直しによる鉄構事業の採算改善がありましたが、影響は限定的であり、前事業年度及び当中間会計期間の橋梁事業の受注高低迷による工場の稼働率低下、予想を上回る原価高、採算性に劣る新規受注案件の影響等により、前年同期を大きく下回る結果となりました。 橋梁事業における当中間会計期間の売上高は6,547,328千円(前年同期比13.0%減)、セグメント利益は94,095千円(前年同期比90.8%減)となりました。」
予想を上回る原価高や採算性に劣る新規受注案件が実際の業績に影響し、橋梁事業のセグメント利益は前年同期比90.8%減となった。 - FY2024対処有価証券報告書
「橋梁事業におきましては、手持ち工事の進捗が順調であったことに加えて、年度末完成工事において、設計変更による契約金額の増額を確保できたことで、完成工事高は15,619,450千円(前期比17.3%増)と増加し、セグメント利益は1,578,388千円(前期比183.7%増)と前事業年度を大きく上回る結果となりました。」
橋梁事業では手持ち工事の順調な進捗と設計変更による増額により、セグメント利益が前期比183.7%増となった。大型橋梁工事の採算悪化要因は当年度には緩和された。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「橋梁事業では、数工事の工期延伸による完成工事高の伸び悩みがありましたが、保有機材の有効活用により採算性の向上した工事が増加したことで、完成工事総利益は前年同四半期比で大きく改善しました。」
橋梁事業では工期延伸による完成工事高の伸び悩みがあった一方、保有機材の有効活用により採算性の向上した工事が増加し、セグメント利益は前年同期の270,238千円から1,018,614千円へ改善した。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「橋梁事業における当第1四半期累計期間の売上高は3,497,706千円(前年同四半期比12.9%増)、セグメント利益は427,563千円(前年同四半期はセグメント損失162,247千円)となりました。」
橋梁事業は前年同期の損失から427,563千円のセグメント利益に転じた。手持ち工事の順調な進捗により、橋梁工事の採算悪化要因は当四半期には緩和された。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当事業年度は、橋梁事業・鉄構事業ともに受注は堅調に推移したものの、当事業年度の生産活動に寄与する工事は多くなく、完成工事高は微増の15,978,699千円(前期比2.0%増)を確保しました。」
大型不採算工事の発生により、完成工事高は増加した一方、営業利益は前期比50.9%減となった。橋梁事業でも採算が想定を超えて悪化し、セグメント利益は45.4%減少した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「損益面では、橋梁事業での原価先行による利益の伸び悩みを、鉄構事業の採算改善では補うには至らず、営業利益は確保できたものの、四半期純利益は前年同期比でほぼ半減する結果となりました。」
橋梁事業で原価先行による利益の伸び悩みが発生し、過去にも開示された大型橋梁工事の採算悪化要因が再び実績として現れた。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「損益面では、原価管理を徹底する中で手持ち工事が順調に進捗し、第1四半期累計期間と比較して橋梁事業の粗利率が改善したことで赤字決算からは脱却し、営業利益を確保することが出来ました。」
橋梁事業では原価管理と手持ち工事の進捗により粗利率が改善し、第1四半期の赤字決算から脱却した。大型橋梁工事に関連して顕在化していた採算悪化要因は当四半期に緩和された。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「損益面では、橋梁事業の数工事において原価は先行するものの、設計変更による契約金額の増額が未定の段階での決算となったことで橋梁事業の粗利率が低下し、営業利益を確保できない結果となりました。」
橋梁事業で原価が先行し、設計変更による契約金額の増額が未定だったため粗利率が低下し、採算悪化要因が実際の損失として現れた。 - FY2022-Q3対処有価証券報告書
「橋梁事業における当第3四半期累計期間の売上高は8,875,844千円(前年同期比0.6%減)、セグメント利益は649,209千円(前年同期比58.7%増)となりました。」
橋梁事業のセグメント利益は前年同期比58.7%増となり、過去に顕在化した大型橋梁工事の採算悪化要因は当四半期も緩和された。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「橋梁事業において、複数の工事で竣工時に設計変更による契約金額の増額を確保出来たことが業績の改善に寄与し」
複数工事で設計変更による契約金額の増額を確保し、橋梁事業のセグメント利益は前年同期比153.3%増となった。大型橋梁工事等の採算悪化要因は当四半期において緩和された。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「損益面では、橋梁事業における設計変更による契約金額の増額が業績に大きく寄与し、鉄構事業も建て直しの成果が出始めたことから、第1四半期の営業利益は通期予想の営業利益に迫る結果となりました。」
橋梁事業では設計変更による契約金額の増額が採算改善に寄与し、橋梁事業のセグメント利益は前年同期の損失108,020千円から530,214千円の利益に転じた。 - FY2021対処有価証券報告書
「橋梁事業におきましては、前々事業年度の受注が低調だった影響が尾を引き、更に各工事の進捗に停滞感が漂う状況となり完成工事高は13,659,238千円(前年同期比11.3%減)と減少いたしましたが、当事業年度末完成工事の設計変更による契約金額の増額により、セグメント利益は1,226,692千円(前年同期比2.9%増)と前事業年度を上回る結果を残すことができました。」
橋梁事業では工事進捗の停滞と減収があった一方、設計変更による契約金額の増額により利益は前年を上回り、過去の採算悪化要因は当該年度の橋梁事業では緩和された。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「損益面では、橋梁事業・鉄構事業ともに前事業年度末の受注残高が充分でなかったことに加え、橋梁事業においては、他社関連工事の影響から一部工事で進捗が停滞したこともあり売上高は目標に届きませんでした。」
橋梁事業では他社関連工事の影響による一部工事の進捗停滞が発生し、売上高が目標に届かなかった。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「損益面では、橋梁事業における一部工事での進捗停滞による売上高の減少と大型案件での厳しい原価先行による採算悪化」
橋梁事業の一部工事で進捗停滞が生じ、大型案件では原価が先行して採算が悪化した。過去に緩和されていた大型橋梁工事の採算悪化要因が、当四半期に再び実績として現れている。 - FY2020-Q3対処有価証券報告書
「橋梁事業における当第3四半期累計期間の売上高は11,102,634千円(前年同四半期比3.2%増)、セグメント利益は666,880千円(前年同四半期比21.7%増)となりました。」
橋梁事業のセグメント利益は前年同期比21.7%増となり、過去に顕在化した大型橋梁工事の採算悪化については引き続き緩和された。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「橋梁事業における当第2四半期累計期間の売上高は7,404,805千円(前年同四半期比5.7%増)、セグメント利益は383,472千円(前年同四半期比2.4%増)となりました。」
橋梁事業の利益は前年同期比2.4%増となり、原価低減と利益率改善も進んだ。過去に顕在化した大型橋梁工事の採算悪化リスクは引き続き緩和された。 - FY2020-Q1対処有価証券報告書
「損益面につきましては、橋梁事業・鉄構事業ともに前事業年度からの手持ち工事の生産が順調に推移し、原価の低減が進み、利益率が改善いたしました。」
橋梁・鉄構の両事業で手持ち工事が順調に進み、原価低減と利益率改善が進んだ。過去に顕在化した工事採算悪化リスクは当四半期に緩和された。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「しかしながら、設計変更による追加契約未了の工事も多く、原価先行状態での決算となったこともあり、セグメント利益は863,217千円(前年同期比0.2%増)にとどまりました。」
橋梁事業では設計変更による追加契約が未了の工事が多く、原価先行により利益の改善が小幅にとどまった。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「年度末竣工予定工事につきましては、原価が先行するも設計変更による契約金額の増額が未定であり、橋梁事業の利益率はやや抑えられた結果となりました。」
橋梁事業で原価が先行し、設計変更による契約金額の増額が未定となった結果、利益率が抑制された。過去に緩和していた採算悪化要因が一部実績として現れている。 - FY2019-Q2対処有価証券報告書
「橋梁事業では手持ち工事が製作・架設ともに順調に推移し原価が低減されたことや、設計変更による契約金額の増額があったことにより利益率の改善が進みました。」
手持ち工事の順調な進捗、原価低減、設計変更による契約金額増額により、橋梁工事の採算悪化リスクはさらに緩和された。橋梁事業のセグメント利益は374,546千円(前年同四半期比44.6%増)となった。 - FY2019-Q1対処有価証券報告書
「橋梁事業における当第1四半期累計期間の売上高は3,226,119千円(前年同四半期比23.6%増)、セグメント利益は191,567千円(前年同四半期比203.1%増)となりました。」
橋梁事業のセグメント利益は191,567千円となり、前年同四半期比203.1%増となった。過去に顕在化した大型橋梁工事の採算悪化リスクは、当四半期も橋梁事業では緩和された。 - FY2018対処有価証券報告書
「橋梁事業における当事業年度の売上高は13,066,292千円(前年同期比4.2%増)とわずかな伸び率にとどまりました。しかしながら、前事業年度末の充分な受注残高と当事業年度の堅調な受注量を背景に、工場製作・現場施工ともに順調に推移したこと、当事業年度完成工事の設計変更による増額が予想を上回ったこと等によりセグメント利益は大きく改善し、861,314千円(前年同期比126.1%増)となりました。」
橋梁事業では、受注残高、堅調な受注量、工場製作・現場施工の進捗、設計変更増額を背景にセグメント利益が前年同期比126.1%増となり、過去に顕在化した橋梁工事の採算悪化はさらに緩和された。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「橋梁事業における当第3四半期累計期間のセグメント利益は813,138千円(前年同四半期比239.9%増)となりました。」
橋梁事業のセグメント利益が前年同期比239.9%増となり、大型橋梁工事等で顕在化していた採算悪化リスクの緩和状態が続いている。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「橋梁事業における当第2四半期累計期間のセグメント利益は258,986千円(前年同四半期比21.5%増)となりました。」
橋梁事業のセグメント利益が前年同期比21.5%増となり、大型橋梁工事等で顕在化していた採算悪化リスクの緩和状態が続いている。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「損益面につきましては、橋梁事業では、前事業年度からの手持ち工事が順調に推移したことに加え、当四半期中に竣工した工事の設計変更増額もあり、利益率の改善が進みました。」
前事業年度からの手持ち工事の進捗と設計変更増額により橋梁事業の利益率が改善し、大型橋梁工事等で顕在化していた採算悪化リスクはさらに緩和された。 - FY2017前進有価証券報告書
「損益面につきましては、前事業年度末の受注残高を背景に年間を通じて橋梁工場が高い操業度を保ち、現場施工も順調に推移したことで、橋梁事業の採算は前事業年度から大きく改善いたしました。」
橋梁事業は通期でセグメント利益380,956千円を計上し、前年度のセグメント損失から黒字化した。 - FY2017-Q3対処有価証券報告書
「損益面につきましては、年間を通じて橋梁工場が高い操業度を保ち、現場施工も順調に進んだことで橋梁事業の採算は堅調に推移しております。」
橋梁工場の高い操業度と現場施工の順調な進捗により、橋梁事業の採算が堅調に推移した。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「橋梁事業では、前事業年度からの手持ち工事が順調に進捗し利益率の改善が進みました。」
手持ち工事の順調な進捗により橋梁事業の利益率改善が進み、当第2四半期累計期間はセグメント利益を確保した。 - FY2017-Q1対処有価証券報告書
「橋梁事業では、前事業年度からの手持ち工事を橋梁工場が順調に消化したことで利益率の改善が進みました。」
大型橋梁工事等で顕在化していた採算悪化について、手持ち工事の消化により利益率が改善したと記載している。ただし橋梁事業は当四半期も24,293千円のセグメント損失である。 - FY2016初出有価証券報告書
「労務費が高騰したことや資機材調達費用が当初想定額を大幅に超過したこと等により、採算が大きく悪化した状態での決算となり、営業利益を確保できない結果となりました。」
共同企業体で受注した大型橋梁工事について、労務費・資機材費の上昇が実際に採算悪化と営業損失につながったと説明している。