有利子負債の圧縮による財務改善
FY2016に初出。28回の記載のうち18回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q3。直近の記載は2026-08-06。
UACJがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年早い。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに20社。
- 2026-08-06悪化決算説明資料
「地金市況等高騰による運転資金の増加」
有利子負債の圧縮を目指すテーマに対し、地金市況等の高騰を背景とした運転資金増加により、有利子負債残高が増加した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の増加等により、25,435百万円の収入(前期は12,485百万円の収入)となりました。」
有利子負債の圧縮を目指すテーマに対し、借入金・コマーシャルペーパーを含む社債及び借入金は388,715百万円となり、前期末の340,735百万円から増加した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「負債合計については、主に借入金の増加等により676,808百万円(同4.1%増)となりました。」
有利子負債の圧縮を進めるテーマに対し、主に借入金の増加により負債合計が前期末比4.1%増加した。財務活動によるキャッシュ・フローも5,639百万円の収入となっている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「負債については、650,418百万円(同6.2%増)となりました。」
有利子負債は前期末310,855百万円から340,735百万円へ増加し、財務活動も12,485百万円の収入となった。返済も進める一方、借入を伴う資金調達が増加している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「負債については、主に借入金の増加等により626,179百万円(同2.3%増)となりました。」
有利子負債の圧縮を進めるテーマに対し、主に借入金の増加により負債が前連結会計年度末比2.3%増加した。財務活動によるキャッシュ・フローも17,935百万円の収入となっている。 - FY2024前進有価証券報告書
「負債については有利子負債の返済を進めたこと等により612,384百万円(同2.4%減)となりました。」
有利子負債の返済を進め、負債合計は前期末比2.4%減少した。有利子負債残高も340,384百万円から310,855百万円へ減少し、財務活動によるキャッシュ・フローは43,994百万円の支出となった。 - FY2024-Q3返済支出に転じるも借入を伴う資金調達が併存有価証券報告書
「財務活動によるキャッシュ・フローは、8,186百万円の支出(前年同期は8,590百万円の収入)となりました。」
財務活動は前年同期の資金収入から8,186百万円の支出へ転じ、長期借入金の返済額は40,571百万円となった。一方、短期借入金の純増減額は12,645百万円、長期借入れによる収入は34,457百万円であり、借入を伴う資金調達も併存している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「財務活動によるキャッシュ・フローは、1,831百万円の収入(前年同期は8,787百万円の収入)となりました。」
財務活動は前年同期に続き資金収入となった。短期借入金の純増減額20,750百万円、長期借入れによる収入25,357百万円、長期借入金の返済34,557百万円などが計上され、借入を伴う資金調達が継続している。有利子負債圧縮方針に対して、短期借入金の増加等が示されている。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「財務活動によるキャッシュ・フローは、10,596百万円の収入(前年同期は16,276百万円の収入)となりました。」
当四半期の財務活動は10,596百万円の資金収入となった。IFRS表示上の借入金も流動・非流動合計で増加しており、有利子負債の圧縮という従来の方向に対して、借入を伴う資金調達が続いている。 - FY2023前進有価証券報告書
「財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済を進めたこと等により、19,089百万円の支出(前期は652百万円の支出)となりました。」
長期借入金の返済を進め、財務活動は191億円の資金支出となった。長期借入金残高も197,526百万円から179,030百万円へ減少している一方、短期借入金等を含む負債合計は増加している。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「短期借入金 103,696 127,181 1年内返済予定の長期借入金 38,225 45,359 コマーシャル・ペーパー - 20,000 長期借入金 197,526 179,194」
短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、コマーシャル・ペーパーを合わせた流動性資金の調達が増加し、長期借入金の減少を含めても有利子負債の圧縮方針とは逆方向の動きが示されている。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の増加等により、21,717百万円の収入(前年同期は1,171百万円の支出)となりました。」
前年同期の借入金返済による資金使用から、短期借入金の増加等による21,717百万円の資金収入へ転じた。有利子負債圧縮方針とは逆方向の資金動向が再び現れている。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「アルミ地金価格の上昇等に伴う棚卸資産の増加や有利子負債の増加により、当第1四半期連結会計期間末の資産は918,168百万円(前連結会計年度末比10.8%増)、負債は638,303百万円(同9.8%増)となりました。」
地金価格上昇に伴う棚卸資産の増加等により有利子負債が増加し、負債は前期末比9.8%増となった。有利子負債の圧縮という従来の方向とは逆方向の財務動向が続いている。 - FY2022返済継続と運転資金要因による負債増加が併存有価証券報告書
「有利子負債残高(※)は前連結会計年度末335,789百万円から当連結会計年度末339,447百万円と3,658百万円の増加をしておりますが、第3次中計の期間において設備投資を絞り込むことで財務体質の改善を進めております。」
長期借入金の返済を進める一方、地金価格上昇・生産量増加に伴う棚卸資産と外貨建借入の換算差により有利子負債は3,658百万円増加した。設備投資の絞り込みによる改善方針も併記されている。 - FY2022-Q2前進有価証券報告書
「財務活動により使用した資金は、借入金の返済を進めたこと等により、1,171百万円(前年同期は17,486百万円の収入)となりました。」
借入金の返済を進めた結果、財務活動は1,171百万円の資金使用となった。新型コロナウイルス感染拡大への備えで調達に転じた前年同期から、返済による有利子負債圧縮の方向へ戻る具体的な進展が記載されている。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「アルミ地金価格の上昇等に伴う棚卸資産の増加や有利子負債の増加により、当第1四半期連結会計期間末の資産は776,354百万円(前連結会計年度末比5.9%増)、負債は565,646百万円(同5.4%増)となりました。」
有利子負債の増加により、従来の有利子負債圧縮方針とは逆方向の財務動向が示された。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染拡大の影響による資金調達リスクに備え、事業活動に十分な資金を確保したことに伴い、現金及び預金、有利子負債が増加しておりますが、減価償却による固定資産の減少や子会社株式売却による連結子会社の減少等により、当第3四半期連結会計期間末の資産については734,761百万円(前連結会計年度末比2.4%減)、負債については548,121百万円(同0.4%減)となりました。」
有利子負債の圧縮方針に対し、感染拡大に備えた資金確保により現金及び預金と有利子負債が増加した。負債総額は前期末比0.4%減少したものの、従来の返済による財務改善からは逆方向の動きが続いている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「財務活動により調達した資金は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による資金調達リスクに備え、事業活動に十分な資金を確保したことに伴い、17,486百万円(前年同期は14,121百万円の返済)となりました。」
感染拡大に伴う資金調達リスクへの備えとして17,486百万円を調達し、前年同期の返済から借入調達へ転じた。有利子負債の圧縮という従来の方向とは逆方向の動きが続いている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染拡大の影響による資金調達リスクに備え、事業活動に十分な資金を確保したことに伴い、現金及び預金、有利子負債が増加しております。」
感染拡大に伴う資金調達リスクへの備えとして資金を確保し、有利子負債が増加した。有利子負債の圧縮という従来の方向に対し、今回の財務動向は逆方向となっている。 - FY2020-Q2前進有価証券報告書
「財務活動により使用した資金は、借入金の返済を進めたこと等により、前年同期比39,414百万円増加の14,121百万円となりました。」
借入金の返済を進めた結果、財務活動による資金は14,121百万円の使用となった。前期まで戦略投資等に伴う借入増加が記載されていた流れから、返済による財務改善の実行が続いている。 - FY2020-Q1前進有価証券報告書
「負債については、有利子負債の返済等により、589,033百万円(同2.0%減)となりました。」
前期まで戦略投資に伴う有利子負債増加が続いていたが、当四半期は有利子負債の返済等により負債が前期末比2.0%減少した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末の連結有利子負債残高は、前連結会計年度末より32,745百万円増加し、375,080百万円となりました。これは戦略投資等に伴う長期借入金等の増加によるものです。」
戦略投資等に伴う長期借入金の増加により、有利子負債残高が前期末比32,745百万円増加し、従来の負債圧縮方向とは逆の動きが続いている。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「負債については、Tri-Arrows Aluminum Inc.やUACJ (Thailand) Co., Ltd.への戦略投資等に伴う有利子負債の増加等により、607,221百万円(同7.3%増)となりました。」
北米・タイへの戦略投資に伴う有利子負債の増加が継続し、有利子負債の圧縮という従来の方向とは逆方向の財務動向が具体的に示された。 - FY2019-Q2借入増加により負債圧縮方針と逆方向有価証券報告書
「財務活動により調達した資金は、借入による資金調達等により、前年同期比23,124百万円(同1065.9%)増加の25,293百万円となりました。」
借入による資金調達が前年同期から大幅に増加し、有利子負債の圧縮という従来の取り組みとは逆方向の資金動向を記載している。 - FY2017戦略投資により負債が増加有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末の連結有利子負債残高は、前連結会計年度末より34,819百万円増加し、323,825百万円となりました。これは戦略投資等に伴う長期借入金等の増加によるものです。」
有利子負債の圧縮という既存の取り組みに対し、当期は戦略投資等により残高が増加した。 - FY2016初出有価証券報告書
「なお、当連結会計年度末の連結有利子負債残高は、圧縮に努めた結果、前連結会計年度末より6,947百万円減少し、289,006百万円となりました。」
有利子負債の圧縮を財務改善の具体的な取り組みとして記載している。