物価高・人手不足・中国経済減速・金融引き締めによる景気下振れリスク
FY2024-Q2に初出。7回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2025-H1。直近の記載は2026-08-07。
大阪チタニウムテクノロジーズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。34社中23社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに35社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要が堅調に推移し、緩やかな景気回復基調を維持しております。一方で、物価上昇に伴うインフレの影響が顕在化し、為替変動の懸念も含めて継続しております。また、海外経済においても緩やかな景気回復傾向が見られるものの、ウクライナや中東情勢をめぐる地政学的リスクの継続に加え、米国の関税政策の影響により、世界経済の先行きは引き続き不透明な状況にあります。」
従来のインフレ、為替変動、ウクライナ・中東情勢等に加え、米国の関税政策の影響が新たな不透明要因として記載された。景気下振れリスクの要因が追加された。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「また、海外経済も緩やかな回復基調にありますが、世界的なインフレと各国の金融引き締め策や中国での不動産市場停滞等を背景とした景気の下振れ、中東情勢の不安定化による地政学的リスクの継続等があり、世界経済の景気回復鈍化や為替市場の変動影響が懸念されるなど、依然として先行きは不透明な状況が続いております。」
従来のインフレ、金融引き締め、中国経済減速等への懸念に加え、中東情勢の不安定化による地政学的リスクの継続と為替市場の変動影響が記載された。景気下振れリスクの要因が広がった。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「一方で円安影響も含めた資源や原材料価格の高止まり、物価高によるインフレや人手不足の問題が顕在化しております。また、海外経済においても、各国での国境封鎖の解除や行動規制の緩和が進展するなどの好転事象はあるものの、米欧中央銀行による金融引き締めや中国での不動産市場停滞等を背景とした景気減速等、依然として先行き不透明な状況が懸念されます。」
資源・原材料価格の高止まり、インフレ、人手不足、金融引き締め及び中国の不動産市場停滞を背景とする景気減速への懸念が引き続き記載された。 - FY2024-Q2初出有価証券報告書
「しかしながら、国内においては円安影響も含めた資源や原材料価格の高騰、物価高によるインフレや人手不足の問題、海外経済でもロシアによるウクライナ侵攻影響の長期化や中国経済の減速が引き続き懸念され、金融引き締めによる景気下振れリスクもあり、先行きは依然として不透明な状況となっております。」
人手不足、中国経済の減速、金融引き締めによる景気下振れリスクが、資源・原材料価格の高騰等とともに事業環境上の懸念として記載された。