システム障害による付加価値サービスへの影響
FY2017に初出。6回の記載のうち2回が「再定義」で、最初の「再定義」はFY2019。直近の記載は2026-09-28。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。84社中18社が悪化側に。
- 2026-09-28顕在化発生事実
「当社の連結子会社であるタイムズモビリティ株式会社(以下、タイムズモビリティ)が運営するカーシェアリングサービス「タイムズカー」の Web システムにおいて、第三者による不正アクセスが確認され、」
従来リスクとして記載されていたサイバー攻撃・システム障害が、タイムズカーのWebシステムへの第三者による不正アクセスとして実際に発生した。 - FY2025再定義有価証券報告書
「自然災害、サイバー攻撃(マルウェア感染、不正アクセス等)、システム障害(機器故障、ソフトウェア不具合)、通信・電力供給の途絶などにより、当社グループのシステム又はネットワークに重大な障害が発生した場合」
システム障害リスクを、付加価値サービスへの影響から、サイバー攻撃、通信・電力途絶、新技術導入の失敗を含むサービス提供全体のリスクへ広げている。クラウド・複数データセンター、冗長化、バックアップ、DR等の対策も記載した。 - FY2023対処有価証券報告書
「また、自然災害のリスク回避においては、データセンターの設置エリアを分散させることでそのバックアップ機能及びサービスの安定稼働等を担保しております。」
ICTシステム障害リスクへの対策として、規定整備、定期点検・改善、データセンター分散を記載している。 - FY2019再定義有価証券報告書
「自然災害、事故、コンピュータ・ウィルス、不正アクセス、電力供給の制約や大規模停電、故障や不具合等によりかかるシステムあるいは通信ネットワークに重大な障害が発生した場合、お客様へのサービス提供及び事業運営の維持が困難になる」
従来の付加価値サービスへの影響から、通信ネットワークを含むシステム障害がサービス提供・事業運営全体に及ぼすリスクへ範囲を広げている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「ITシステムに起こりうる技術的な問題、ウイルスの被害を駐車場管理システムも受ける可能性があります。それにより駐車場運営の妨げにはならないものの、当社の拡大戦略であるお客様の囲い込みに不可欠となる付加価値サービスの提供に悪影響を及ぼし、事業業績が大きく左右される可能性があります。」
システム障害・ウイルスによる付加価値サービスへの影響リスクを継続して記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「ITシステムに起こりうる技術的な問題、ウイルスの被害を駐車場管理システムも受ける可能性があります。それにより駐車場運営の妨げにはならないものの、当社の拡大戦略であるお客様の囲い込みに不可欠となる付加価値サービスの提供に悪影響を及ぼし、事業業績が大きく左右される可能性があります。」
システム障害やウイルスが駐車場運営そのものではなく、顧客囲い込みに必要な付加価値サービスへ影響するリスクを示している。