世界経済の下方リスクと脆弱性
FY2016-Q2に初出。33回の記載のうち16回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q1。直近の記載はFY2026-H1。
artienceがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2019年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。176社中131社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに66社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における世界経済は、緩やかな持ち直しが続いておりますが、中東情勢の影響により不透明感が続いています。」
世界経済の持ち直しを認識する一方、中東情勢の影響による不透明感を新たな外部環境リスクとして明示している。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策による影響がみられた中で、中国など一部の地域においては足踏みがみられたものの」
米国の通商政策による影響と中国など一部地域の景気足踏みを新たな不透明要因として記載している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間における世界経済は、持ち直しが緩やかになっており、一部の地域において足踏みがみられたほか、関税率引上げに伴う駆け込み需要やその反動の影響、不透明感がみられました。」
世界経済の持ち直しが緩やかになり、地域的な足踏みに加えて関税率引上げに伴う駆け込み需要と反動が不透明要因として明示された。 - FY2024-H1再掲有価証券報告書
「当中間連結会計期間における世界経済は、個人消費の持ち直しには足踏みもみられるものの、全般には緩やかに回復が続いております。先行きについても、雇用・所得環境が改善する下で、緩やかな回復が続くことが期待されますが、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響や中国経済の先行き懸念などが景気を下押しするリスクがあるなど先行きは不透明な状況にあります。」
世界経済の緩やかな回復を認識する一方、欧米の高金利継続と中国経済の先行き懸念を景気下押しリスクとして継続して記載している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、一部の地域において弱さがみられるものの、持ち直しの動きが続いております。一方、世界的な金融引き締めや中国における不動産市場の停滞に伴う影響、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動の影響等、先行きは不透明な状況にあります。」
世界経済の持ち直しを認識する一方、世界的な金融引き締め、中国不動産市場の停滞、中東情勢、金融資本市場の変動を新たな不透明要因として明示している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって緩やかに回復している一方、物価上昇による消費者の買い控えや、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格の高止まりもあり、先行きは不透明な状況にあります。」
世界経済の緩やかな回復を認識する一方、物価上昇、消費者の買い控え、ウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格高止まりによる不透明感を継続して記載している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって緩やかに回復している一方、物価上昇による消費者の買い控えや、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格の高止まりもあり、先行きは不透明な状況にあります。」
世界経済の緩やかな回復を認識する一方、物価上昇、消費者の買い控え、ウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格高止まりによる先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「物価上昇や金融引締めによる景気の下振れリスクのほか、ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー価格の高止まりなども続いており、先行きは不透明な状況にあります。」
物価上昇、金融引締め、ウクライナ情勢の長期化、エネルギー価格高止まりによる世界経済の不透明感を継続して記載している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、ウィズコロナの新たな段階への移行が進み、緩やかな持ち直しの動きも見られましたが、ウクライナ情勢の長期化や中国における経済活動の抑制等を受けた原材料やエネルギーの価格高騰、供給面での制約に加え、世界的な金融引締めによる景気の下振れリスクや急激な為替変動が生じております。」
経済の持ち直しを認識する一方、世界的な金融引締めによる景気下振れリスクと急激な為替変動が新たに明示され、外部環境の不透明要因が広がっている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が緩和されるなかで持ち直しの動きが見られますが、ウクライナ情勢の長期化や中国における経済活動の抑制等を受けた原材料やエネルギーの価格高騰、供給面での制約に加え、金融資本市場の変動等により厳しい環境が続いております。」
新型コロナウイルス影響の緩和と経済の持ち直しを認識する一方、ウクライナ情勢、中国の経済活動抑制、原材料・エネルギー価格高騰、供給制約、金融資本市場の変動による厳しい環境を継続して記載している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「一方、ウクライナ情勢等による不透明感がみられるなかで、原材料価格の上昇や金融資本市場の変動、供給面での制約など厳しい状況も続いております。」
新型コロナウイルス影響の緩和による持ち直しを認識する一方、ウクライナ情勢、原材料価格上昇、金融資本市場の変動、供給制約を新たな不透明要因として明示している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にありますものの、ワクチン接種の進展や大規模な政策効果により持ち直しの動きもみられます。」
ワクチン接種や政策効果による持ち直しを認識する一方、新型コロナウイルスの影響による厳しい世界経済環境を継続して記載している。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「当企業グループの事業環境におきましては、複数の原材料メーカーでのプラント被災や物流の停滞により、原材料の供給不足や価格高騰の影響を受け、厳しい状況が続いております。」
新型コロナウイルスによる厳しい世界経済環境に加え、原材料メーカーの被災・物流停滞による供給不足と価格高騰が続いていると記載している。 - FY2021-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、中国での回復や日本、欧米など先進国での持ち直しの動きがありましたものの、新型コロナウイルスの感染再拡大や経済活動の再制限により、依然として先行き不透明な状況が続いております。」
一部地域の回復・持ち直しを認識する一方、感染再拡大と経済活動の再制限による先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「新型コロナウイルスの感染拡大が更に長期化することにより、当企業グループ製商品の需要が一層落ち込むほか、予想を上回る規模での原材料の調達困難、事業所の操業停止、従業員の出勤不能、物流機能の停滞等に至った場合は、当企業グループの経営成績及び財政状態等に更なる影響を及ぼす可能性があります。」
感染拡大長期化時の想定影響として、需要の一層の落ち込み、原材料調達困難、操業停止、従業員の出勤不能、物流停滞を具体化し、更なる影響の可能性を記載している。リスクの影響で販売の伸び悩みや調達・生産活動への支障は既に発生している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大と長期化により、個人消費や企業活動を中心に急速な悪化が進み、極めて深刻な状況に陥ってまいりました。」
新型コロナウイルスの感染拡大・長期化により、世界経済の悪化が急速に進み、極めて深刻な状況になったと記載している。 - FY2020-Q1顕在化有価証券報告書
「新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、当第1四半期連結累計期間において、一部の海外事業所における一時的な操業停止や、一部の製商品における需要の減少等が発生しました。」
従来の通商摩擦等による経済下振れリスクに加え、新型コロナウイルスの世界的感染拡大による操業停止・需要減少が実際に発生したと記載している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「今後の経済環境は、世界的に緩やかな回復が続くと期待されます一方、新型コロナウィルスに伴う影響もあり、減速懸念が次第に高まりつつあります。」
通商摩擦や政治的リスクによる世界経済の減速に加え、新型コロナウイルスによる減速懸念を新たに明示している。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済の状況は、米国や中国などでの成長は継続しているものの、通商摩擦や政治的なリスクの高まりに伴い、急激に減速感が強まってきました。また我が国でも、緩やかな回復基調が続いていると言われるものの、景況感は悪化してきています。」
通商摩擦や政治的リスクの高まりにより世界経済の減速感が強まり、国内でも景況感が悪化しているとの認識を継続している。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済の状況は、米国や中国などでの成長は継続しているものの、通商摩擦や政治的なリスクの高まりに伴い、急激に減速感が強まってきました。また我が国でも、緩やかな回復基調が続いていると言われるものの、輸出などを中心に停滞感が深まっています。」
通商摩擦や政治的リスクの高まりにより世界経済の減速感が急激に強まり、国内でも輸出を中心に停滞感が深まったと記載している。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済の状況は、米国では個人消費に支えられて回復が続きましたうえ、中国を始めとするアジア諸国もスピードは鈍りながらも成長が継続しましたが、中東情勢や貿易摩擦などの政治的なリスクに伴い、景気の下振れ懸念は深まってきております。また我が国でも、景気は回復基調にありますものの、相次ぐ災害などの影響もあり停滞感が強まってきています。」
中東情勢、貿易摩擦に加え、相次ぐ災害による国内経済の停滞感を明示し、景気下振れ懸念が深まっていると記載している。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「しかし、貿易摩擦や地域紛争などの政治的なリスクに伴う景気の下振れ懸念は深まってきており、依然として先行き不透明感が広がっています。」
貿易摩擦や地域紛争などの政治的リスクによる景気下振れ懸念と先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2018-Q1悪化有価証券報告書
「しかし、貿易摩擦や地域紛争などの政治的なリスクに伴う景気の下振れ懸念は深まってきており、依然として先行き不透明感が広がっています。」
貿易摩擦や地域紛争などの政治的リスクが新たに明示され、景気下振れ懸念が深まったと記載している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「しかし、政治や金融市場、地政学的なリスクに伴う景気の下振れ懸念も残っており、依然として先行き不透明感が広がっています。」
政治・金融市場・地政学的リスクによる景気下振れ懸念と先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2017-Q2再掲有価証券報告書
「しかし、政治や金融市場、地政学的なリスクに伴う景気の下振れ懸念も残っており、依然として先行き不透明感が広がっています。また、これを受けて我が国でも、景気は回復傾向にあるものの、伸び悩みが続いています。」
政治・金融市場・地政学的リスク、国内景気の伸び悩みによる先行き不透明感を継続して記載している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「さらには、自国第一主義の政治や社会の広がりにより、経済面でも不透明感が高まってきています。また、これを受けて我が国でも、景気は回復傾向にあるものの、伸び悩みが続いています。」
新興国の成長減速、自国第一主義、国内景気の伸び悩みなどによる世界経済の不透明感を継続して記載している。 - FY2016-Q4再掲有価証券報告書
「自国第一主義の政治や社会が広がり、米国新大統領の動向に翻弄されるなど、経済面でも不透明感が高まってきております。」
新興国の減速、自国第一主義の広がり、米国新大統領の動向、国内景気の足踏みを背景とする世界経済の不透明感を継続して記載している。 - FY2016-Q3再掲有価証券報告書
「世界経済の不透明感と下方リスクは高まってきております。」
新興国の減速、排他的な政治や社会の広がり、国内景気の足踏みを背景とする下方リスクを継続して記載している。 - FY2016-Q2初出有価証券報告書
「排他的で過激な政治や社会の広がりなどもあり、世界経済の下方リスクと脆弱性は高まってきております。」
米国の回復に対して中国をはじめとする新興国の減速や国内景気の足踏みを挙げ、外部環境の不確実性を記載している。