製品欠陥・品質問題によるリスク
FY2020に初出。13回の記載のうち6回が「再掲」。直近の記載は2026-05-28。
神東塗料がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より1年早い。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに125社。
- FY2026-H1再掲有価証券報告書
「また、本件不適切行為に関するすべての認証一時停止は解除されており、引き続き品質体制の強化に努めてまいります。なお、現時点で合理的に見積ることが可能な本件不適切行為に係る補償費用については中間連結財務諸表に反映しておりますが、今後の調停、訴訟およびお客様等との協議の結果によっては新たな補償費用が発生する可能性があります。」
すべての認証一時停止が解除された一方、品質体制の強化と、調停・訴訟・協議の結果による追加補償費用の可能性は継続している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「現時点で合理的に見積ることが可能な本件不適切行為に係る補償費用については連結財務諸表に反映しておりますが、今後の調停、訴訟およびお客様等との協議の結果によっては新たな補償費用が発生する可能性があります。」
JIS認証の一時停止は解除された一方、訴訟・協議の結果による追加補償費用の可能性は残っている。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「現時点で合理的に見積ることが可能な本件不適切行為に係る補償費用については中間連結財務諸表に反映しておりますが、今後の訴訟およびお客様等との協議等の結果によっては新たな補償費用が発生する可能性があります。」
品質不適切行為に関する補償費用を計上しつつ、今後の訴訟・協議により追加費用が発生する可能性が継続している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「なお、一部のお客様からは、地方裁判所において、本件不適切行為に係る損害として総額1,382百万円の賠償を求める調停の申し立て及び訴訟の提起を受けております。」
品質不適切行為に関連する顧客対応、補償・訴訟の可能性が継続している。現時点で合理的に見積可能な補償費用は財務諸表に反映されている。 - FY2023悪化有価証券報告書
「品質不適切行為に関連する弁護士費用等及び今後発生が見込まれる費用を品質不適切行為関連費用として449百万円計上しております。」
品質問題に関連する費用が弁護士費用等を含む449百万円として計上され、品質リスクの財務影響が拡大した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「品質不適切行為関連費用 - 427」
品質不適切行為関連費用427百万円が特別損失として計上され、製品品質問題が追加の財務負担として顕在化している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「品質不適切行為関連費用」
品質不適切行為に関連する費用305百万円が特別損失として計上され、潜在的な品質問題リスクが追加の財務負担として顕在化している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「工業用塗料分野において、産業機器向け出荷が好調を維持したものの、水道資材向け出荷は不適切行為問題の影響で低調に推移したことなどから減少いたしました。」
品質・製品問題が潜在的リスクにとどまらず、水道資材向け出荷の低調として当四半期の売上に継続的に影響している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「一連の調査により判明した不適切行為は2つに大別されます。」
潜在的な品質問題リスクが、認証条件・指定外原料・検査頻度・検査成績書の記載など複数の具体的な不適切行為として調査で確認された。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「当社で製造する水道用ダクタイル鋳鉄管合成樹脂塗料(管用)につきまして、公益社団法人日本水道協会(以下「水道協会」といいます。)が定めた認証基準を満たさない製品を水道協会認証品として販売・出荷した疑い、及び、お客様との間で取り決めた仕様を満たさない製品を販売・出荷した疑い(以下「本件不適切行為」といいます。)が確認されました。」
従来は潜在的な製品事故・品質問題リスクとして開示していたテーマについて、認証基準または顧客仕様を満たさない製品の販売・出荷の疑いが確認され、品質リスクが実際の事案として顕在化した。 - FY2020初出有価証券報告書
「大規模な製品事故や予期せぬ品質問題の発生は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。」
厳格な品質管理を行う一方、製品事故や予期せぬ品質問題がコスト・評価・業績に影響するリスクが初めて独立して示された。