ITセキュリティおよび情報流出リスク
FY2016に初出。7回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2020。直近の記載はFY2026。
エーザイがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。91社中25社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに20社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「サイバー攻撃は、日々高度化・巧妙化しており、ランサムウェアや標的型メール攻撃に加え、外部委託先等のサプライチェーンを経由した攻撃の増加により、操業停止等、事業活動への影響が生じるリスクが高まっています。」
情報セキュリティリスクについて、ランサムウェア・標的型メールに加え、外部委託先を経由するサプライチェーン攻撃と、AI活用に伴う情報漏えい・法令違反の可能性を具体化した。 - FY2024対処有価証券報告書
「サイバー攻撃等による重要業務の中断や個人情報・秘密情報等の漏えいを防止するため、チーフインフォメーションオフィサーを新たに任命し、 IT機能の強化とグローバル体制の整備を加速させています。」
2023年のランサムウェア被害後、CIOの新任、IT機能強化、グローバル体制整備、情報管理教育・訓練を対応策として具体化した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「2023年6月3日に、当社グループの複数のサーバーが暗号化されるランサムウェアによる被害が発生していることを確認しました。」
情報セキュリティリスクが、複数サーバーの暗号化を伴うランサムウェア被害として実際に発生した。影響範囲の調査とシステム復旧作業を進めている。 - FY2022対処有価証券報告書
「サイバー攻撃等による重要業務の中断や個人情報・秘密情報等の漏えいを防止するため、チーフインフォメーションセキュリティオフィサーのリーダーシップの下、当年度当社グループにおけるセキュリティ対策の実施状況を確認し、発見された各課題に対するセキュリティ対策を推進しています。」
CISOのリーダーシップ、対策状況の確認、情報管理教育、サイバーセキュリティ訓練など、リスク対応を具体化している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当社グループへのサイバー攻撃が高度化・巧妙化しており、セキュリティ上の脅威は深刻化し、攻撃による操業停止等、事業活動への影響が生じる可能性が高まっています。」
デジタルプラットフォーム、AI、ビッグデータ、クラウド活用の拡大に伴い、サイバー攻撃・情報流出リスクの対象と影響を具体化した。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当社グループへのサイバー攻撃が高度化・巧妙化しており、セキュリティ上の脅威は深刻化し、営業停止等による事業活動への影響が生じる可能性が高まっています。」
デジタル基盤の拡大に伴い、サイバー攻撃の高度化・巧妙化と営業停止等の影響可能性を明示した。 - FY2016初出有価証券報告書
「システムの不備やコンピューターウィルス等の外部要因により、業務が阻害される可能性があります。」
個人情報を含む情報の社外流出による信用低下と業績影響を挙げている。