国内事業環境の悪化と収益基盤への圧力
FY2016に初出。31回の記載のうち14回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q1。直近の記載は2026-07-31。
住友ファーマがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。8社中4社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに0社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「2型糖尿病治療剤「ツイミーグ」の売上が伸長しましたが、2型糖尿病治療剤「エクア」「エクメット」の独占販売期間が終了したことによる売上減少の影響が大きく、減収となりました。」
日本セグメントではツイミーグが伸長した一方、エクア・エクメットの独占販売期間終了による売上減少が大きく、前年同期比11.3%減収となった。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「非定型抗精神病薬「ラツーダ」や2型糖尿病治療剤「ツイミーグ」などの売上が伸長しましたが、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」の独占販売期間が終了したことによる売上減少に加え、薬価改定の影響が大きく、減収となりました。」
国内事業ではラツーダやツイミーグが伸長したものの、トレリーフの独占販売期間終了と薬価改定により、日本セグメント売上収益は前年同期比9.8%減となった。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「売上収益は892億円(前年同四半期比39.2%減)となりました。2型糖尿病治療剤「ツイミーグ」や「ラツーダ」などの売上が伸長しましたが、2022年12月に2型糖尿病治療剤「トルリシティ」の販売提携が終了したことに加え、前年同四半期にはライセンス契約の契約一時金の売上収益計上があったことや、国内連結子会社2社について、それぞれの全株式を譲渡したことに伴い、当該2社が当社グループ傘下でなくなったことなどから、減収となりました。」
国内ではツイミーグやラツーダの売上が伸長した一方、トルリシティ販売提携終了、前年同期の契約一時金計上の反動、国内子会社2社の譲渡等により、売上収益は前年同四半期比39.2%減となった。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「売上収益は585億円(前年同四半期比40.3%減)となりました。2型糖尿病治療剤「ツイミーグ」や「ラツーダ」などの売上が伸長しましたが、2022年12月に2型糖尿病治療剤「トルリシティ」の販売提携が終了したことに加え、前年同四半期にはライセンス契約の契約一時金の売上収益計上があったことや、2023年3月末に住友ファーマフード&ケミカル株式会社、2023年5月末に住友ファーマアニマルヘルス株式会社について、それぞれの全株式を譲渡したことに伴い、当該2社が当社グループ傘下でなくなったことなどから、減収となりました。」
国内ではツイミーグやラツーダが伸長したものの、トルリシティ販売提携の終了、前年同期の一時金計上の反動、子会社2社の譲渡により、日本セグメントは前年同四半期比40.3%減収となった。 - FY2023悪化有価証券報告書
「「ラツーダ」や「ツイミーグ」など、市場浸透により売上が伸長している製品があるものの、「リプレガル」の販売移管および「トルリシティ」の販売提携終了や薬価改定の影響などにより、減収となりました。」
日本セグメントはリプレガルの販売移管、トルリシティ販売提携終了、薬価改定等により売上収益が1,261億円、前期比15.9%減となり、国内収益基盤への圧力が拡大した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「日本セグメントは、市場浸透により売上が伸長している製品があるものの、薬価改定の影響等により減収となりました。」
日本セグメントは売上収益1,022億円で前年同四半期比12.8%減、コアセグメント利益は96億円で同43.4%減となり、薬価改定等による国内収益基盤への圧力が拡大した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「日本セグメントは、薬価改定の影響等により減収となりましたが、北米、中国、海外その他の各セグメントは、為替換算の影響や主力製品の売上拡大などにより増収となりました。」
日本セグメントは売上収益666億円、前年同四半期比13.1%減、コアセグメント利益44億円、同55.4%減となり、薬価改定等による国内収益基盤への圧力が拡大した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「日本セグメントは、薬価改定の影響等により減収となりましたが、北米、中国、海外その他の各セグメントは、為替換算の影響による増収や、一時金収入の計上により増収となりました。」
日本セグメントは前年同四半期比12.9%減収、コアセグメント利益は同76.5%減となり、薬価改定による国内事業への圧力がさらに実績として現れた。 - FY2022-Q2減収・減益有価証券報告書
「非定型抗精神病薬「ラツーダ」は順調に売上を伸ばしましたが、本年4月の薬価改定の影響や長期収載品の販売減少等により、減収となりました。」
日本セグメントは売上収益766億円、前年同四半期比1.0%減となった。ラツーダの増収があった一方、薬価改定・長期収載品の減少が続き、ツイミーグの販売関連費用も加わってコアセグメント利益は98億円、同26.4%減となった。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「非定型抗精神病薬「ラツーダ」や2型糖尿病治療剤「トルリシティ」等の売上は伸長しましたが、本年4月の薬価改定の影響や長期収載品の販売減少等により、減収となりました。」
日本セグメントは、ラツーダやトルリシティの売上が伸長した一方、2021年4月の薬価改定と長期収載品の販売減少により、売上収益が前年同四半期比2.8%減となった。国内収益基盤への圧力が再び明確化している。 - FY2021対処有価証券報告書
「「エクア」および「エクメット」の売上高が通年で計上されたことに加え、「トルリシティ」の伸長や新製品「ラツーダ」の販売による増収が、長期収載品などの販売減少や薬価改定の影響を上回り、増収となりました。」
長期収載品の減少や薬価改定の影響は続いているが、エクア、エクメット、トルリシティおよび新製品ラツーダの増収が上回り、日本セグメントは売上収益1,525億円、前年同期比9.2%増となった。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「日本セグメントは、昨年度に販売を開始した2型糖尿病治療剤「エクア」および「エクメット」の寄与などにより増収となりました。」
国内事業では、長期収載品による収益圧力が続くなか、エクア・エクメット等の寄与により日本セグメントが増収となり、圧力が一部緩和された。 - FY2021-Q2増収・利益横ばい有価証券報告書
「日本セグメントは、昨年度に販売を開始した2型糖尿病治療剤「エクア」および「エクメット」の寄与などにより増収となりました。」
日本セグメントは前年同四半期比20.5%増収となり、売上面では国内事業環境への圧力が一部緩和された。一方、コアセグメント利益は品目構成の変化による売上総利益減少の影響から同0.1%減となり、収益性への圧力は残っている。 - FY2020対処有価証券報告書
「「ロナセン」の経口剤や高血圧症治療剤「アイミクス」などの長期収載品の売上は減少しましたが、「トルリシティ」や「トレリーフ」、ファブリー病治療剤「リプレガル」などの売上が増加したことに加え、「エクア」および「エクメット」の販売を開始したことなどが寄与し、増収となりました。」
長期収載品の減収は継続しているが、トルリシティ、トレリーフ、リプレガルおよび新たに販売を開始したエクア・エクメットがこれを補い、日本セグメントは売上収益1,397億円、前年同期比8.1%増となった。 - FY2020-Q3増収・減益有価証券報告書
「非定型抗精神病薬「ロナセン」の経口剤や高血圧症治療剤「アイミクス」などの長期収載品の売上は減少しましたが、「トルリシティ」の売上増加に加え、「エクア」および「エクメット」の販売を開始したこと等が寄与し、増収となりました。」
日本セグメントは長期収載品の減収が続く一方、トルリシティの増収とエクア・エクメットの販売開始により売上収益は前年同四半期比3.6%増となった。ただし、品目構成の変化によりコアセグメント利益は同13.2%減となった。 - FY2020-Q2再掲有価証券報告書
「日本セグメントは、長期収載品の売上減少の影響が大きく減収となりましたが、北米セグメントにおいて、当社グループの収益の柱である非定型抗精神病薬「ラツーダ」の売上が伸長したことや、中国セグメントが増収となったことから、連結合計では増収となりました。」
長期収載品の減収による日本事業への圧力は続いているが、北米・中国の増収により連結では増収となった。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「2型糖尿病治療剤「トルリシティ」等の売上は増加しましたが、高血圧症治療剤「アイミクス」等の長期収載品の売上減少が大きく、減収となりました。」
日本セグメントは、戦略品の増収があったものの長期収載品の減収影響が拡大し、売上収益は326億円、前年同四半期比7.6%減となった。 - FY2019悪化有価証券報告書
「「トルリシティ」、2型糖尿病治療剤「シュアポスト」、ファブリー病治療剤「リプレガル」などの売上は増加しましたが、薬価改定による影響に加え、新たに後発医薬品が発売された高血圧症治療剤「アイミクス」をはじめ長期収載品の売上減少が大きく、減収となりました。」
戦略品等の増収があったものの、薬価改定と後発品参入を含む長期収載品の減収により、日本セグメントの通期売上収益は前年同期比9.8%減となった。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「売上収益は1,006億円(前年同四半期比10.9%減)となりました。2型糖尿病治療剤「トルリシティ」や「シュアポスト」等の売上は増加しましたが、薬価改定に加え、新たに後発品が発売された高血圧症治療剤「アイミクス」をはじめ長期収載品の売上減少の影響が大きく、減収となりました。」
日本セグメントでは、戦略品の増収があったものの、薬価改定とアイミクスへの後発品参入を含む長期収載品の減収影響が拡大し、前年同四半期比10.9%減収となった。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「2型糖尿病治療剤「トルリシティ」やファブリー病治療剤「リプレガル」などの売上は増加しましたが、薬価改定に加え、新たに後発品が発売された高血圧症治療剤「アイミクス」をはじめ長期収載品の売上減少の影響が大きく、減収となりました。」
日本セグメントは、戦略品・提携品の増収があったものの、薬価改定とアイミクスへの後発品参入を含む長期収載品の減収影響が拡大し、売上収益は前年同四半期比8.9%減となった。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「売上収益は353億円(前年同四半期比4.8%減)となりました。2型糖尿病治療剤「トルリシティ」やファブリー病治療剤「リプレガル」などの売上は増加しましたが、薬価改定や長期収載品の売上減少の影響が大きく、減収となりました。」
前年度通期には戦略品等が長期収載品の減収を補っていたが、当四半期は薬価改定と長期収載品の減収の影響が大きく、日本セグメントが前年同四半期比4.8%減収となった。 - FY2018対処有価証券報告書
「「トルリシティ」の売上が大きく伸長したことに加え、高血圧症治療剤「アイミクス」、「トレリーフ」、ファブリー病治療剤「リプレガル」などの売上増加が、長期収載品の売上減少を補い、増収となりました。」
長期収載品の減収は続いているが、戦略品・提携品等がこれを補い、日本セグメントは売上収益1,433億円、前年同期比1.8%増となった。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「「トルリシティ」の売上が大きく伸長したことに加え、「アイミクス」、「トレリーフ」およびファブリー病治療剤「リプレガル」等の増収が、長期収載品の減収を補い、売上高は1,129億57百万円(前年同四半期比4.0%増)となりました。」
長期収載品の減収は続いているものの、トルリシティ等の増収がこれを補い、日本セグメントは前年同四半期比4.0%増収となった。国内収益基盤への圧力がさらに一部緩和された。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「前年同四半期連結累計期間との比較では、売上高は、日本セグメントでは、長期収載品の売上は減少しましたが、高血圧症治療剤「アイミクス」、パーキンソン病治療剤「トレリーフ」および2型糖尿病治療剤「トルリシティ」等プロモーション品の売上が増加した結果、増収となりました。」
長期収載品の減収は継続しているが、プロモーション品の増収により日本セグメント全体では前年同四半期比3.3%増収となり、国内収益基盤への圧力が一部補われた。 - FY2017再掲有価証券報告書
「日本では、「トレリーフ」、「ロナセン」、「アイミクス」、日本イーライリリー株式会社との提携品である「トルリシティ」および鳥居薬品株式会社とのプロモーション提携品であるそう痒症改善剤「レミッチ」の売上拡大を図りますが、長期収載品の売上については、後発医薬品の使用促進により減少することが見込まれます。」
国内では戦略品・提携品の拡大を進める一方、薬価改定や後発医薬品の使用促進による長期収載品の減少が引き続き課題とされている。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「売上は増加しましたが、薬価改定や長期収載品の売上減少の影響を補うには至らず減収となりました。」
国内では戦略品・提携品の売上が増加したものの、薬価改定と長期収載品の減少による収益圧力が継続している。 - FY2017-Q1再掲有価証券報告書
「「アイミクス」、「トレリーフ」および非定型抗精神病薬「ロナセン」の戦略品3剤や新製品の販売拡大に注力しましたが、薬価改定や長期収載品の売上減少の影響等を補うには至らず、売上高は360億23百万円(前年同四半期比5.6%減)となりました。」
戦略品の拡大を進めているものの、薬価改定・長期収載品減少による国内事業への圧力が続いている。 - FY2016初出有価証券報告書
「国内事業での新製品の上市遅延、主力品の売上の伸び悩み、後発医薬品の使用促進に伴う想定以上の長期収載品の売上減少等により、事業環境は大幅に悪化しており、その対応が喫緊の課題となっております。」
新製品の上市遅延、主力品の伸び悩み、長期収載品の想定超の減収を現状の課題として記載している。