進出国・地域の政治経済情勢
FY2016に初出。9回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2026。
武田薬品工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。94社中47社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに40社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「また、政府機関または規制当局における業務の混乱や機能不全が生じた場合、医薬品の承認手続の遅延や審査プロセスの変更につながる可能性があり、その結果、当社の事業活動や成長計画に悪影響を及ぼす可能性があります。」
カントリーリスクについて、従来の政治・経済・地政学リスクに加え、政府・規制当局の機能不全による承認遅延・審査変更、貿易制限、人権デューデリジェンスの論点を具体化した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当社のバリューチェーンは米国、欧州、日本およびシンガポールを中心に構築されており、特に米中間の貿易摩擦の影響を抑える役割を果たしています。」
従来の地政学的緊張、紛争、輸出入規制に加え、保護主義、貿易紛争、関税措置が供給網に与える不確実性を具体化した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「当社は、グローバルな事業展開に伴い、進出国や地域における政治不安、経済情勢の悪化、新興感染症の拡大、社会混乱、進出国における紛争、各国・地域間における地政学的緊張の高まり等に伴う投資や輸出入の規制、データの越境規制など様々なリスクにさらされています。」
従来の政治・経済・社会情勢リスクに加え、新興感染症、紛争、米中・欧州を含む地政学的緊張に伴う投資・輸出入規制やデータ越境規制までリスク範囲を拡張した。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当期のロシア/CISにおける売上収益は、連結の売上収益3兆713億円の2.2%でした。これら国々における危機による当期の当社業績に対する重大な影響はありませんでした。しかしながら、今後の事態の進展によっては、当社の業績や財務状況に悪影響が生じる可能性があります。」
ロシア/CISの売上構成比を2.2%へ更新し、当第3四半期累計では危機による重大な業績影響はない一方、情勢進展による将来影響の可能性を引き続き記載した。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「当期のロシア/CISにおける売上収益は、連結の売上収益1兆9,748億円の1.9%でした。これら国々における危機による当期の当社業績に対する重大な影響はありませんでした。しかしながら、今後の事態の進展によっては、当社の業績や財務状況に悪影響が生じる可能性があります。」
ロシア/CISの売上構成比を1.9%へ更新し、当第2四半期累計では重大な業績影響はない一方、情勢の進展による将来影響の可能性を引き続き記載した。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「当期のロシア/CISにおける売上収益は、連結の売上収益9,725億円の1.8%でした。これら国々における危機による当期の当社業績に対する重大な影響はありませんでした。しかしながら、今後の事態の進展によっては、当社の業績や財務状況に悪影響が生じる可能性があります。」
ロシア/CISの売上構成比を1.8%として更新し、当第1四半期の重大な業績影響はない一方、情勢の進展による将来影響の可能性を引き続き記載した。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当社は患者さんへの医薬品の安定供給と従業員への支援を維持するために必要不可欠な活動を除き、ロシアにおける活動を中止しました。これには、すべての新規投資の中止、広告・宣伝活動の中止、新規の臨床試験を実施しないこと、および進行中の臨床試験への新規患者登録の中止を含みます。」
ウクライナ・ロシア情勢に伴い、ロシアで新規投資、広告、新規臨床試験および新規患者登録を停止する対応が実施された。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社は、グローバルな事業展開に伴い、進出国や地域における政治不安、経済情勢の悪化、社会混乱等の潜在的なリスクに対応する体制を構築しております。」
グローバル展開に伴う政治・経済・社会情勢のリスクと、リスク管理体制を引き続き記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「しかしながら、不測の事態が生じた場合には、当社の業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。」
政治不安、経済情勢悪化、社会混乱に対するリスク管理体制と抑止策を記載している。