海外大型新設プラントによる安価な石油化学製品流入と競争激化
FY2019-Q3に初出。8回の記載のうち3回が「再掲」。直近の記載はFY2025-H1。
東邦化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに0社。
- FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「国内と海外との原料調達価格差が拡大する中、香粧原料の大口ユーザー向け販売が、安価な輸入品への調達切り替えにより大幅減となった」
安価な輸入品の流入による競争激化という懸念が、香粧原料の大口ユーザーによる調達切り替えと販売の大幅減として実際に現れた。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「化学業界においても、自動車をはじめとする多くの産業分野で需要が減少し、事業環境は悪化しました。半導体関連材料の需要は堅調を維持しており、自動車生産等では回復の動きが見られますが、多くの産業分野ではコロナ禍以前の水準への需要回復には時間を要することが懸念され、厳しい状況が続くことが見込まれます。」
自動車など多くの産業分野で需要が減少し、厳しい事業環境が続いている。半導体関連材料や自動車生産には回復の動きがあるものの、海外安価品による需給緩和・競争激化というリスクを含む厳しい市場環境に大きな変更はない。 - FY2020再定義有価証券報告書
「当社グループは、独自性を有する技術力の強化による製品の差別化、生産性の改善による価格競争力の向上、品質管理の厳格化や納期厳守等による顧客からの信頼獲得等、競争優位性の維持・向上に努めています。しかしながら、海外安価品の流入等による価格競争の激化、新興国企業の台頭、競合他社の急速な技術力アップ、当社が製品を販売している化学品メーカーにおける当該製品の自製化等、環境の変化により、当社グループの競争力が低下する可能性があります。」
海外大型プラントによる安価品流入という個別の競争懸念から、海外安価品、新興国企業、競合他社の技術向上、顧客の自製化など、競争優位性全般の低下リスクへ記載範囲が広がった。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「化学業界におきましても、海外経済の減速により全般的に需要の鈍化がみられる一方、米国で新増設されたプラントからのシェールガス由来の化学製品の生産が本格化していることから、世界的に需給が緩和し、国際市況は低迷傾向にあります。」
米国の新増設プラントによるシェールガス由来製品の生産本格化、世界的な需給緩和、国際市況低迷が引き続き記載されている。 - FY2020-Q2顕在化有価証券報告書
「米国で新増設されたプラントからのシェールガス由来の化学製品の生産が本格化していることから、世界的な需給が緩和し、国際市況は低迷傾向にあります。」
海外大型プラントによる安価な化学製品の流入・競争激化という懸念について、米国のシェールガス由来製品の生産本格化に伴う世界的な需給緩和と国際市況低迷として実際の市場環境に現れた。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「また、米国で新増設されたプラントからのシェールガス由来の化学製品の生産が本格化していることから、世界的な需給の緩和と競争の激化が懸念されます。」
海外大型プラントによる安価な石油化学製品の流入・競争激化リスクについて、米国の新増設プラントとシェールガス由来製品の生産本格化が具体的な要因として示された。 - FY2019再掲有価証券報告書
「貿易摩擦に起因する世界経済の減速や海外の大型新設プラント稼働に伴う安価な石油化学製品の流入による競争激化などが懸念されます。」
前四半期に初めて示された海外大型新設プラントによる安価な製品流入・競争激化リスクが、通期の経営環境認識でも継続して記載された。 - FY2019-Q3初出有価証券報告書
「一方で、貿易摩擦に起因する世界経済の減速や海外の大型の新設プラント稼働に伴う安価な石油化学製品の流入による競争激化などが懸念されます。」
海外の大型新設プラントの稼働に伴い安価な石油化学製品が流入し、競争が激化するリスクが初めて明示された。