経済情勢悪化による顧客企業のIT投資減退
FY2023に初出。8回の記載のうち3回が「対処」で、最初の「対処」はFY2024-Q2。直近の記載はFY2026。
BeeXがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より6年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。10社中8社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに11社。
- FY2026再掲有価証券報告書
「情報サービス産業におきましては、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進や業務効率化、競争力強化に向けたIT投資は底堅く推移いたしました。」
DX、クラウド、基幹システム刷新、データ活用・AI導入等の需要が高水準で、顧客IT投資が底堅いとの見方を継続している。 - 2026-04-14悪化業績予想の修正
「一方で、企業のIT投資は景気動向の影響を受けやすく、コスト抑制意識の高まりや投資案件の選別、プロジェクトの長期化・複雑化などの傾向もみられました。」
IT投資需要が底堅いとの説明に加え、コスト抑制、投資案件の選別及びプロジェクトの長期化・複雑化を事業環境上の悪化要因として記載している。 - FY2026-H1再掲有価証券報告書
「情報サービス業界においては、企業における業務効率化や生産性向上のニーズを背景に、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やクラウドサービスの導入、生成AIなどの先進技術の活用に対する需要が引き続き高水準で推移しております。」
企業のDX、クラウド及び生成AI活用への需要が高水準で推移していると説明しており、顧客企業のIT投資需要が堅調であるとの見方を継続している。 - FY2025再掲有価証券報告書
「既存システムの刷新等のIT投資需要は高まっており、企業収益の改善や人手不足等を背景に、今後もITへの投資は堅調に推移することが期待されております。」
IT投資需要の高まりと堅調な推移への期待を引き続き説明している。 - FY2025-Q1対処有価証券報告書
「情報サービス産業においては、ソフトウエア投資は増加傾向にあり、企業収益の改善や人手不足等を背景に、今後もITへの投資は堅調に推移することが期待されております。」
ソフトウエア投資の増加傾向とIT投資の堅調な推移への期待を記載しており、顧客企業のIT投資減退リスクについて市場環境上は緩和方向の動きが示されている。 - FY2024対処有価証券報告書
「情報サービス産業においては、特に事業の強化やビジネスモデルの変革を推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)関連の需要が増加しており、今後も中長期的に市場規模の拡大が継続するものとみられております。」
DX関連需要の増加と中長期的な市場規模拡大を記載しており、顧客企業のIT投資減退リスクについて市場環境上は緩和方向の動きが示されている。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「業績悪化を理由に抑制が続いていた企業のICT投資が再開され、特に事業の強化や変革を推進するDX(デジタルトランスフォーメーション)関連の需要が増加しております。」
企業のICT投資再開とDX関連需要の増加を記載しており、経済情勢悪化による顧客IT投資減退リスクについて、少なくとも当該期間の市場環境では緩和方向の動きが示されている。 - FY2023初出有価証券報告書
「今後、国内外の経済情勢や景気動向等の理由により顧客企業の取り組みが減退するような場合には、当初計画していたような売上成長が見込めず、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。」
顧客企業の基幹システムに係るIT投資を前提とする事業モデルについて、経済情勢・景気動向による投資減退を独立したリスクとして初めて明示している。