原油価格変動と特定原料メーカーへの依存
FY2017に初出。20回の記載のうち7回が「再掲」。直近の記載はFY2027-H1。
ミライアルがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2021年。53社中24社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに17社。
- FY2027-H1対処有価証券報告書
「一部原材料において調達価格の上昇は見られましたが、大きな混乱はなく安定して調達出来ています。」
一部原材料の調達価格上昇は発生したものの、調達に大きな混乱はなく安定していると記載され、原材料供給面の影響は前期までより緩和された。 - FY2025再掲有価証券報告書
「当社グループを取り巻く経営環境は、地政学的リスクが長期化していることに加え、中国経済の停滞、インフレ圧力が鈍化傾向にはあるものの、原材料等の価格が高止まりしている等、先行きが不透明な状況が継続しました。」
原材料等の価格高止まりが継続した。原油価格・特注グレード依存に対して代替グレード評価や一定期間分の在庫確保を行う従来の対策も継続している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「成形機事業は、自動車業界の失速などの一部不透明感があるものの、受注状況及び部品供給状況が安定していることの影響もあり前年同期比増収増益となりました。」
成形機事業では、従来の供給制約に関係する部品供給状況が安定していると記載された。自動車業界の失速への不透明感は残るものの、供給面の事業影響は前四半期までより緩和された。 - FY2025-Q1対処有価証券報告書
「成形機事業は、部品供給不足の状況が緩和されつつあることに伴い工場稼働率も回復傾向にあり、前年同期比増収増益となりました。」
従来、成形機事業の生産活動を制約していた部品供給不足について、緩和されつつあるとの記載に変化した。工場稼働率の回復傾向と増収増益も示され、供給体制リスクの事業影響は前四半期までより一部緩和された。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「成形機事業は、設備投資が回復基調にあり受注は堅調であったものの、依然として部品供給不足の状況が継続し、生産活動が制約を受けたことによる工場稼働率の低下等もあり、厳しい状況となりました。」
部品供給不足が依然として継続し、生産活動の制約と工場稼働率の低下を通じて成形機事業の厳しい状況に結び付いた。供給体制リスクの事業影響が引き続き具体化している。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「このような経営環境の中、プラスチック成形事業は、半導体市場の投資抑制やスマートフォン、パソコン等の需要の減退、メモリー等の生産調整の影響が徐々に顕在化しているものの底堅く推移した一方で、費用面においては労務費、各種部材の高止まりと工場稼働率の低下傾向の影響もあり前年同期比増収減益となりました。成形機事業は、市況の回復に遅れがみられ、依然として全般的に部品供給不足の影響による生産活動の制約もあり、前年同期比減収減益となりました。」
労務費・各種部材価格の高止まりに加え、部品供給不足による生産活動の制約が継続し、工場稼働率の低下傾向や成形機事業の減収減益につながった。原材料・部材価格および供給体制に関するリスクの事業影響がより具体化した。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「成形機事業は、高付加価値な品種構成への変化等により利益は改善したものの、依然として全般的な部品供給不足の状況が継続し生産活動が制約を受ける等により、前年同期比減収増益となりました。」
全般的な部品供給不足が引き続き継続し、生産活動を制約していると記載された。供給制約は残る一方、成形機事業の利益は高付加価値品種の構成変化等により改善した。 - FY2023再掲有価証券報告書
「当社グループ製品の多くは、石油化学製品を原材料としておりますが、原油価格及び原料の製造や輸送等にかかる費用の変動により原料価格が影響を受ける恐れがあるため、原油市場の動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、原材料のうち一部は特定の原料メーカーにおける特注グレードのものを使用しております。」
原油価格・原料関連費用の変動と、特定メーカーの特注グレード依存を引き続き開示した。実績面では原料・購入部材の高騰や部品供給不足が成形機事業の稼働率低下・利益面の厳しさにつながった。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「成形機事業は、設備投資が回復基調にあり受注は堅調であったものの、資材価格の高騰や深刻な部品供給不足の影響による工場稼働率の低下等により、利益面で厳しい状況となりました。」
従来から記載されていた資材価格高騰・部品供給不足について、工場稼働率の低下と利益面の厳しさに結び付く影響が明示された。供給制約の事業影響がより具体化している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「成形機事業は、資材価格の高騰や深刻な部品供給不足の影響があったものの、設備投資に回復基調が見られたこともあり、緩やかに改善しました。」
資材価格の高騰と深刻な部品供給不足が引き続き事業の制約として記載された。一方、設備投資の回復基調により成形機事業は緩やかに改善しており、リスクの存在と業績改善が併存している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における当社を取り巻く経営環境は、ウクライナ情勢等の地政学リスクの高まりや資源価格の高騰、サプライチェーンの混乱等、景気の先行きが不透明な状況が継続しています。…成形機事業は、設備投資に対しての姿勢が緩やかに回復し受注状況は改善の兆しがあるものの、資材価格の高騰や部品供給不足の影響もあり軟調に推移しました。」
資源・資材価格の高騰、部品供給不足、サプライチェーンの混乱が実際の事業環境および成形機事業の業績に影響したと記載された。従来の原材料価格変動・供給体制リスクが、より広範な供給制約として悪化している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当社グループ製品の多くは、石油化学製品を原材料としておりますが、原油価格の変動により原料価格が影響を受ける恐れがあるため、原油市場の動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、原材料のうち一部は特定の原料メーカーにおける特注グレードのものを使用しております。」
原油価格変動と特定原料メーカーの特注グレード依存を引き続きリスクとして開示し、代替グレード評価・在庫確保の対策も継続した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「一方で、産業全般に関連する部材価格の高騰や供給不足により、サプライチェーンの混乱が生じる等、依然として景気の先行きが不透明な状況が続いています。」
従来の原材料価格上昇に加え、産業全般で部材の供給不足が生じ、サプライチェーンの混乱に至っていることが記載された。原材料・部材価格変動および供給体制リスクの影響が、より広範な形で実際に発生している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「このような経営環境の中、プラスチック成形事業は、原料・その他購入部材の価格上昇があったものの、半導体業界の堅調な需要を背景に、工場の高稼働が維持されたこと、また、新たな高機能樹脂製品の拡販が徐々に軌道に乗り始めたことも寄与し、比較的好調に推移しました。」
原料・その他購入部材の価格上昇が実際に発生したと記載された。本文では原油価格や特定メーカーへの依存との直接の因果関係までは示されていないが、原材料価格変動リスクの影響が事業環境に表れた。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループ製品の多くは、石油化学製品を原材料としておりますが、原油価格の変動により原料価格が影響を受ける恐れがあるため、原油市場の動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、原材料のうち一部は特定の原料メーカーにおける特注グレードのものを使用しております。」
原油価格変動、特定メーカーの特注グレード依存、供給体制問題の可能性を引き続きリスクとして開示し、代替グレード評価や在庫確保を対策として記載した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「当社製品の多くは、石油化学製品を原材料としておりますが、原油価格の変動により原料価格が影響を受ける恐れがあるため、原油市場の動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、原材料のうち一部は特定の原料メーカーにおける特注グレードのものを使用しております。当該グレードの供給体制に問題が生じた場合は、代替グレードが確保できない、代替グレードへの変更に時間がかかる等の可能性があります。当社としては、代替グレード、他メーカー品の評価を進め、一定期間分の在庫を確保するなどの対策を講じております。」
原油価格変動、特定メーカーの特注グレード依存、供給問題を引き続きリスクとして開示し、代替品評価と在庫確保を対策として記載した。 - FY2017初出有価証券報告書
「当社グループ製品の多くは、石油化学製品を原材料としておりますが、原油価格の変動により原料価格が影響を受ける恐れがあるため、原油市場の動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、原材料のうち一部は特定の原料メーカーにおける特注グレードのものを使用しております。」
原油価格変動と、特注グレードを含む一部原材料の特定メーカー依存を業績リスクとして開示した。代替グレード評価や一定期間分の在庫確保も対策として記載された。