欧州の国政選挙・米国の保護貿易主義による世界経済の不透明感
FY2017-Q3に初出。28回の記載のうち19回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q2。直近の記載はFY2026。
保土谷化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2017年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。134社中104社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに75社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「世界経済におきましては、米国の通商政策を巡る不確実性に加え、本年2月末に勃発した中東紛争に伴う原燃料価格の高騰や供給網の混乱により、地政学リスクが一層強まりました。」
従来の通商政策等による不透明感に加え、中東紛争、原燃料価格高騰、供給網混乱が明示され、地政学リスクが一層強まったと記載された。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善により緩やかな回復を続けていますが、米国の関税措置や為替の不安定性、エネルギー価格の高騰が影響を及ぼし、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。」
雇用・所得環境による緩やかな回復が示される一方、米国の関税措置、為替の不安定性、エネルギー価格高騰が景気への影響要因として明示された。 - FY2025悪化有価証券報告書
「こうした外部環境に加え、米国の保護貿易主義の拡大による世界経済分断の深刻化が懸念されるなど、先行きについては一層不透明感が増しています。」
従来の国際情勢・貿易摩擦等に加え、米国の保護貿易主義拡大による世界経済分断の深刻化が新たな不透明要因として明示された。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済活動の持ち直しが見られ緩やかな回復基調となりましたが、継続している不安定な国際情勢等の影響によるエネルギー価格の高止まり、円安の長期化、それらに伴う物価の上昇など、依然として先行き不透明な状況は継続しています。」
経済活動の持ち直しが示される一方、不安定な国際情勢、エネルギー価格、円安、物価上昇による先行き不透明感が継続している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍からの回復等により緩やかな回復基調となりましたが、継続している不安定な国際情勢等の影響によるエネルギー価格の高止まり、急激な円安の進行、それらに伴う物価の上昇など、依然として先行き不透明な状況は継続しています。」
国内経済は緩やかな回復基調とされる一方、不安定な国際情勢、エネルギー価格、円安、物価上昇による不透明感が継続している。 - FY2024-Q1後退有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、コロナ禍からの回復等により緩やかな回復基調となりました。一方、エネルギー価格の高騰継続や円安の進展を含めた世界的な金融引き締めの影響など、依然として先行き不透明な状況は継続しております。」
コロナ禍からの回復による緩やかな回復基調が示され、前回のインフレや需要減少による不透明感の一層の強まりから表現は弱まった。ただし、エネルギー価格、円安、金融引き締めによる不透明感は残っている。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「また、世界的にインフレ懸念が広がる中、消費の抑制に伴う需要減少の動きもあり、不透明感は一層強まっています。」
従来のエネルギー価格高騰、ウクライナ侵攻長期化、円安に加え、インフレによる消費抑制と需要減少が示され、不透明感が一層強まった。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され経済活動に持ち直しの動きが見られたものの、エネルギー価格の高騰やロシアによるウクライナ侵攻の長期化、及び急激な円安の進行など、先行きが不透明な状況は継続しています。」
経済活動の持ち直しが示される一方、エネルギー価格の高騰に加え、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化が明示され、先行き不透明要因が継続している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され経済活動に持ち直しの動きが見られたものの、原燃料価格の高騰やロシアのウクライナ侵攻、及び急激な円安の進行など、先行きが不透明な状況は継続しています。」
従来の感染症、供給制約、原燃料価格高騰等に加え、ロシアのウクライナ侵攻と急激な円安の進行が不透明要因として明示された。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い停滞している経済活動に持ち直しの動きが見られたものの、原燃料価格の高騰や世界的な海上輸送の混乱、及びロシアのウクライナ侵攻等に伴う地政学リスクの高まり等、先行きが不透明な状況は継続しています。」
従来の感染症、米中対立、供給制約等に加え、海上輸送の混乱、原燃料価格高騰、ロシアのウクライナ侵攻に伴う地政学リスクが新たに明示された。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「しかしながら、足元では、新型コロナウイルスの影響や世界的な原燃料価格の高止まり、特に米国におけるインフレ、西側諸国とロシアにおける緊張など、不安定な状態が続いています。」
従来の感染再拡大、供給制約、原燃料価格高騰等に加え、米国のインフレや西側諸国とロシアの緊張が不安定要因として示され、世界経済の不透明要因が広がっている。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間は、新型コロナウイルスに対するワクチン接種の進展を背景とした欧米での経済活動の再開などにより、世界的に景気は回復基調となっています。しかしながら、未だ、感染再拡大の可能性があることや世界的な半導体不足、物流網の混乱や中国の電力不足などを背景とした原材料の調達への影響や原燃料価格の高騰等、厳しい状況が続いております。」
世界景気は回復基調にあるものの、感染再拡大、供給制約、原燃料価格高騰などにより厳しい状況が続くという不透明感が再確認されている。 - FY2022-Q1後退有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間は、中国での景気回復継続、ワクチン接種の進展を背景とした欧米での経済活動の再開などにより、世界的には、景気は回復基調となっていますが、感染再拡大の懸念や米中対立の継続など、未だ不透明感が残る状況となっています。」
中国景気の回復継続や欧米の経済活動再開により世界景気は回復基調となった一方、感染再拡大と米中対立による不透明感は残っている。 - FY2021-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間は、世界的には、中国は既に新型コロナウイルス感染拡大以前の経済水準まで戻しているものの、欧米では感染再拡大により、経済を含め、すべての活動が制限を受けている状態が継続しています。加えて、米中対立の継続や米国新政権政策の影響等、不透明感の強く残る状況となっています。」
欧米での感染再拡大による活動制限に加え、米中対立と米国新政権政策の影響が不透明要因として示され、世界経済の不確実性が継続している。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、経済・社会活動が停滞し、急激に減速しました。」
従来の米中貿易摩擦等による不透明感から、新型コロナウイルス感染症拡大による世界経済の急激な減速へとリスク・環境悪化の説明が進んでいる。 - FY2020悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における世界経済は、米国のように景気が底堅く推移した場面があったものの、米中貿易摩擦の長期化や中国経済の減速などに加え、今年に入ってからは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、急激に減速しました。」
従来の米中貿易摩擦等による不透明感に加え、新型コロナウイルス感染症拡大による世界経済の急激な減速が明示された。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「以上のように、先行きの各国経済の不透明感が強まる中、わが国経済は、米中貿易摩擦の激化、対韓輸出規制の影響、中東等の地政学的リスク、円高リスク等への懸念もあり、厳しい環境を予想せざるを得ない状況といえます。」
米中貿易摩擦、対韓輸出規制、地政学的リスク、円高リスク等による先行き不透明感が継続している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「以上のように、先行きの各国経済の不透明感が強まる中、わが国経済は、米中貿易摩擦の激化、対韓輸出規制の影響、中東等の地政学的リスク、円高リスクに加え、消費増税後の国内消費の落ち込みへの懸念もあり、厳しい環境を予想せざるを得ない状況といえます。」
各国経済の不透明感が強まったとの説明に加え、対韓輸出規制、中東等の地政学的リスク、円高、消費増税後の国内消費への懸念が、厳しい環境の要因として引き続き示されている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「以上のように、先行きの各国経済の不透明感が強まる中、わが国経済については、雇用・所得環境は改善傾向が持続しているものの、輸出や生産の弱さが懸念材料となっており、今後は、米中貿易戦争の激化、対韓輸出規制の影響、中東や南米の地政学的リスク、円高リスクに加え、消費税率の引き上げもあり、厳しい環境を予想せざるを得ない状況といえます。」
従来の米中貿易摩擦・為替変動等に加え、対韓輸出規制、中東・南米の地政学的リスク、消費税率引上げが明示され、不透明要因の範囲が広がっている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「わが国の経済は、米中貿易摩擦の影響による中国向けの輸出の減速や、原燃料価格の高止まりにより、景気は減速傾向となりました。」
米中貿易摩擦による中国向け輸出の減速に加え、原燃料価格の高止まりが国内景気の減速要因として明示され、世界経済の不透明要因が業績環境に表れている。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「さらに、今後につきましては、米中の貿易摩擦をきっかけとする世界経済の停滞懸念や為替変動のリスク、英国のEU離脱問題など、先行きが不透明な状況となっております。」
従来の米中貿易摩擦・為替変動リスクに加え、英国のEU離脱問題も先行き不透明要因として明示されている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「さらに、今後につきましては、米中の貿易摩擦をきっかけとする世界経済の停滞懸念や為替変動のリスクなど、先行きが不透明な状況となっております。」
米中貿易摩擦を契機とする世界経済の停滞懸念と先行き不透明感が引き続き記載されている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「さらに、今後につきましては、米中の貿易摩擦をきっかけとする世界経済の停滞懸念や為替変動のリスクなど、先行きが不透明な状況となっております。」
従来の欧州政治・米国保護貿易主義や地政学的リスクに加え、米中貿易摩擦を契機とする世界経済の停滞懸念が明示され、先行き不透明要因が拡大している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「しかしながら、今後につきましては、北朝鮮を中心とした地政学的リスクや、欧米の政治・経済動向の不透明さ等により、楽観視は出来ない状況にあります。」
北朝鮮を中心とした地政学的リスクと欧米の政治・経済動向の不透明さによる先行き懸念が継続している。 - FY2018-Q2悪化有価証券報告書
「まず、米国経済は、底堅く推移していますが、足元では様々なリスクが高まっています。特に、北朝鮮を中心とした地政学的リスク、さらに内政に関しても、税制改革などの課題が山積しており、先行きは不透明な状況です。」
従来の欧州国政選挙や米国の保護貿易主義への懸念から、北朝鮮を中心とする地政学的リスクや米国の税制改革など、リスクの高まりと先行き不透明感がより直接的に記載されている。 - FY2017-Q3初出有価証券報告書
「しかし、欧州で今年予定されている各国の国政選挙や、米国の過激な保護貿易主義への懸念は強く、世界経済は、先行き不透明な状況が続いております。」
欧州で予定される国政選挙と米国の保護貿易主義への懸念が、世界経済の先行き不透明要因として初めて明示されている。