スマートフォン・衛生材料など顧客需要の変化
FY2017-Q1に初出。30回の記載のうち9回が「再定義」で、最初の「再定義」はFY2017-Q2。直近の記載は2026-08-07。
堺化学工業がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。21社中10社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに6社。
- 2026-08-07対処決算
「インドネシアでのフィルム製造事業においては、コストダウン施策の寄与もあり、売上高・利益ともに増加しました。」
インドネシアのフィルム製造事業について、コストダウン施策の寄与により売上高・利益が増加している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「またインドネシアで製造販売している通気性フィルムについても、主要顧客である日系企業と地元企業との競争激化の影響を受けております。」
顧客・市場需要の変化について、インドネシアの通気性フィルムで日系企業と地元企業の競争激化が明示され、販売数量の伸び悩みにつながっている。 - 2026-05-13再定義決算
「インドネシアでのフィルム製造事業において、主要顧客と地元企業との競争が激化していることから、販売数量が伸び悩みましたが、経費削減に努めた結果、営業利益は増加しました。」
海外衛生材料の顧客需要変化は、競争激化による販売数量停滞と経費削減による利益増加が併存する構図となった。 - FY2026-H1再定義有価証券報告書
「一方、通気性フィルムのインドネシアにおける製造販売に関しては、現地オムツ市場でのコモディティ化による伸び悩みやインフレにともなう人件費高騰などの影響を受け、売上高・利益ともに減少しました。」
衛生材料に関する顧客・市場変化が、従来の在庫調整等から、インドネシアのオムツ市場のコモディティ化とインフレによる人件費高騰による売上高・利益減少へ具体化している。 - FY2025-H1再定義有価証券報告書
「かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、前年同期比で売上高は減少しましたが、紫外線対策サプリメント「ソルプロ」など美容医療機関向け製品は好調に推移し、前年同期比で売上高・利益ともに増加しました。」
顧客需要は製品別に明暗が分かれ、一般用医薬品は売上高が減少する一方、美容医療機関向け製品は売上高・利益ともに増加した。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「衛生材料事業は、インドネシア現地法人において、おむつ・サニタリー用品の客先での在庫調整を受け、売上は減少しましたが、価格改定や操業安定化などによるコスト削減が寄与し、利益は増加しました。」
顧客の在庫調整により衛生材料の売上は減少した一方、価格改定と操業安定化によるコスト削減で利益が増加する構図を再確認している。 - FY2024-Q2在庫調整による数量減・価格転嫁で堅調有価証券報告書
「衛生材料事業は、商社業およびインドネシア現地法人の製造業ともに、おむつ・サニタリー用品および医療用関連向けの出荷が、客先での在庫調整で販売数量は減少しましたが、原料価格転嫁が進み、売上・利益ともに堅調に推移しました。」
衛生材料では顧客の在庫調整により販売数量が減少した一方、原料価格の転嫁により売上・利益は堅調に推移した。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。また、紫外線対策サプリメント「ソルプロ」など美容医療機関向け製品は好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。」
一般用医薬品および美容医療機関向け製品が、ともに売上・利益増加となる好調推移を示した。 - FY2023再掲有価証券報告書
「かぜ薬「改源」等アセトアミノフェンを含む一般用医薬品は、外国人による大量購入により、売上高・利益ともに増加しました。」
製品別の需要差が続く中、一般用医薬品は外国人による大量購入により売上高・利益ともに増加した。 - FY2023-Q3一般用医薬品の需要増加有価証券報告書
「かぜ薬「改源」など一般用医薬品は、外国人による医薬品の大量購入の影響もあり、売上・利益ともに増加しました。また、紫外線対策サプリメント「ソルプロ」など美容医療機関向け製品は好調に推移し、売上・利益ともに増加しました。」
製品別の需要差が続く中、一般用医薬品は外国人による大量購入の影響で売上・利益ともに増加し、美容医療機関向け製品も増収増益となった。 - FY2023-Q2製品別の需要回復・減少併存有価証券報告書
「また、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、外出規制の緩和などによる需要の回復で、売上・利益ともに増加しました。」
外出規制緩和により化粧品材料の需要は回復した一方、一般用医薬品は感染予防の継続により売上・利益が減少し、製品別の需要差が続いている。 - FY2022-Q3需要回復とコロナ特需減の併存有価証券報告書
「また、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、昨年から続く新型コロナウイルスによる外出自粛などの影響を受けているものの、一部需要が回復し始め、当該材料の需要期に入ったこともあり、前年同期比で売上が増加しました。 衛生材料事業は、売上は商社ビジネスに関わる「収益認識に関する会計基準」等の適用及び前年同期にありましたコロナ特需減により減少しました。」
顧客需要は製品別に分かれ、化粧品材料では一部需要が回復して売上が増加した一方、衛生材料では前年同期のコロナ特需減などにより売上が減少した。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「衛生材料事業は、商社業およびインドネシア現地法人の製造業ともに、おむつ・サニタリー用品関連および医療用関連向けが堅調に推移し、売上は「収益認識に関する会計基準」等の適用により表面上は減少しましたが、利益は増加しました。」
顧客需要の変化は、紙おむつ・サニタリー用品・医療用関連向けの堅調さとして現れた。一方、化粧品材料や一般用医薬品では需要減少または前年の特需消失が続いており、製品別の明暗が継続している。 - FY2021再定義有価証券報告書
「新型コロナでマスク関連製品の需要が拡大したほか、インドネシア現地法人で生産する通気性フィルム等が、紙おむつ向けの堅調さと医療関連向けの特需に支えられて販売が好調に推移した結果、売上高・利益ともに増加しました。」
顧客需要の変化は、化粧品等の需要減だけでなく、マスク・医療関連・紙おむつ向け衛生材料の需要拡大として現れ、製品別の明暗がより明確になっている。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「新型コロナ感染防止対策による不織布需要の高まり等の影響を受けて海外および輸入商材販売が堅調に推移するとともに、インドネシアのフィルム工場において増産と品質の安定化により生産性が改善したため、売上・利益ともに増加しました。」
新型コロナ感染防止対策による不織布需要が堅調で、インドネシア工場では増産・品質安定化により生産性が改善し、衛生材料の売上・利益が増加した。 - FY2021-Q2再定義有価証券報告書
「新型コロナ感染防止対策によりマスク向け不織布等の輸入商材販売が堅調に推移するとともに、インドネシアのフィルム工場において品質の安定化により製品歩留まりが改善したため、売上・利益ともに増加しました。」
顧客需要の変化は、従来の需要減少だけでなく、新型コロナ感染防止対策によるマスク向け不織布需要の堅調さとして表れた。また、インドネシアのフィルム工場では品質安定化により歩留まりが改善した。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「また、化粧品材料の超微粒子酸化チタン・酸化亜鉛は、海外の都市封鎖や外出自粛により、化粧品や日焼け止めの需要が落ち込み、売上・利益ともに減少しました」
顧客需要の変化について、海外の都市封鎖・外出自粛による化粧品・日焼け止め需要の減少が、化粧品材料の売上・利益減少として実際に表れた。 - FY2020-Q3再定義有価証券報告書
「紙おむつ市場は拡大基調にあるものの、顧客のエリア別調達方針の変更により通気性フィルムの出荷が減少し、前年同期並みにとどまりました。」
衛生材料では、従来の顧客ニーズ高度化や生産性低下とは異なり、顧客のエリア別調達方針の変更が通気性フィルムの出荷減少要因として記載された。 - FY2020-Q1再定義有価証券報告書
「紙おむつ市場の拡大により、フィルム、テープなどの衛生部材の販売は堅調に推移しましたが、インドネシアのフィルム工場での製品歩留まりが低下したため、収益は減少しました。」
顧客需要の変化について、紙おむつ市場の拡大による販売堅調という需要面の改善がある一方、インドネシア工場の歩留まり低下により収益が減少する構図へ変化している。 - FY2019-Q3顕在化有価証券報告書
「電子材料は、10月以降中国経済減速等による生産調整の影響を受けましたが、前年同期比では売上を伸ばしました。」
中国経済減速に伴う顧客側の生産調整が電子材料の業績に実際に影響したと記載している。一方、前年同期比では売上を伸ばしている。 - FY2019-Q2製品別の明暗継続有価証券報告書
「X線バリウム造影剤は、アジアへの輸出を伸ばしましたが、国内向けは減少が続きました。」
顧客・地域別の需要差が継続し、アジア向け輸出が伸びる一方、国内向けは減少が続いたと記載している。 - FY2019-Q1製品別に明暗有価証券報告書
「また、亜鉛製品は、化粧品向けが日焼け止めへの販売を伸ばしましたが、工業向けが伸び悩みました。樹脂添加剤は、東南アジアを主とした海外向けを中心に塩ビ安定剤やハイドロタルサイトが堅調に推移しましたが、為替や原料価格上昇の影響を受けました。衛生材料は、衛生部材(フィルム・不織布)の売上が堅調に推移するとともに、歩留りも改善して利益が増加しました。」
工業向け亜鉛製品の伸び悩みが記載される一方、前回まで顧客ニーズの高度化による歩留り低下が記載されていた衛生材料では、歩留り改善と利益増加が示されている。 - FY2018再掲有価証券報告書
「衛生材料は、衛生部材(フィルム・不織布)の売上は堅調に推移したものの、インドネシアの合弁会社で生産するフィルムは顧客ニーズの高度化により生産性が低下し、利益は減少しました。」
顧客ニーズの高度化が生産性低下と利益減少につながる状況を継続して記載している。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「衛生材料は、衛生部材(フィルム・不織布)の売上は堅調に推移したものの、顧客ニーズの高度化により歩留りが低下して利益は減少しました。」
顧客ニーズの変化について、売上数量の落ち込みではなく、ニーズ高度化による歩留まり低下と利益減少という具体的な悪影響が記載されている。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「カイゲンファーマ株式会社では、かぜ薬「改源」やその他のOTC(一般用)医薬品、健康食品が低調に推移したほか」
OTC医薬品や健康食品の低調推移を継続して記載している。一方、新規医療製品は順調に売上を伸ばしている。 - FY2018-Q1再浮上有価証券報告書
「しかし、消化性潰瘍・逆流性食道炎治療薬「アルロイドG」は、販売量が減少するとともに、原料の値上がりの影響を受けたほか、ヘルスケア関連製品のかぜ薬「改源」やその他のOTC(一般用)医薬品、健康食品も低調に推移しました。」
前回の通期 filing では明示されなかった顧客需要関連の不振のうち、衛生材料ではなくヘルスケア関連製品の低調が再び記載されている。 - FY2017削除有価証券報告書
「この結果、当セグメントの売上高は72,683百万円と前連結会計年度に比べ1.7%の減収となりましたが」
スマートフォン向け部材の動きの鈍化や衛生材料の顧客拠点再編による落ち込みへの言及はなく、従前の具体的な需要変化要因は明示されていない。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「堺商事株式会社は、衛生材料が顧客の生産拠点再編の影響により落ち込んだ。」
顧客の生産拠点再編による衛生材料の落ち込みを継続して記載している。 - FY2017-Q2再定義有価証券報告書
「堺商事株式会社は衛生材料が顧客の生産拠点再編の影響により落ち込んだ。」
衛生材料の不振要因が、前回の『顧客の需要の変化』から、今回は顧客の生産拠点再編と具体化されている。スマートフォン向け部材の動きの鈍化も引き続き記載されている。 - FY2017-Q1初出有価証券報告書
「電極材料向け製品がスマートフォン向け部材の動きが鈍かったことや原料であるニッケル相場の値下がりの影響を受けたほか、堺商事株式会社においては衛生材料が顧客の需要の変化により落ち込んだ。」
スマートフォン向け部材の動きの鈍化と顧客需要の変化が、複数製品の業績に影響したとしている。