割賦販売に伴う営業キャッシュ・フロー負担と資金調達リスク
FY2018に初出。24回の記載のうち9回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019-Q2。直近の記載は2026-08-10。
ベネフィットジャパンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2018年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より4年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。139社中38社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに33社。
- 2026-08-10悪化決算説明資料
「顧客基盤拡大に伴う運転資金の増加および約5億円の配当金支払いにより現預金は減少しました」
顧客基盤の拡大に伴う割賦売掛金の増加などにより運転資金負担が生じ、現預金が前年度末から減少した。 - FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、ウォーターサーバー事業における浄水型サーバーの販売急増や、インターネット通信サービス事業における新規獲得拡大に伴い割賦売掛金及び棚卸資産が増加したこと、また将来のストック収益拡大に向けた代理店手数料等の先行投資を積極的に実行したことから、332,435千円の支出となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローが前年度の1,209,481千円の収入から332,435千円の支出へ転じ、割賦売掛金・棚卸資産の増加と代理店手数料等の先行投資による資金負担が顕在化した。 - 2026-05-08悪化業績予想の修正
「営業活動の結果使用した資金は332,435千円(前連結会計年度は1,209,481千円の収入)となりました。」
営業キャッシュ・フローが前期の1,209,481千円の収入から332,435千円の支出へ転じ、売上債権の増加等による資金負担が表れている。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「営業活動の結果得られた資金は130,100千円(前年同期は276,698千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前中間純利益の計上652,524千円、売上債権の増加697,891千円による資金の減少」
営業活動によるキャッシュ・フローは黒字を維持したものの、前年同期の276,698千円から130,100千円へ減少し、売上債権の増加による資金負担が生じている。 - FY2025対処有価証券報告書
「営業活動の結果得られた資金は1,209,481千円(前連結会計年度は964,321千円の収入)となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローが964,321千円から1,209,481千円へ増加し、割賦回収やストック収入を背景に資金負担が改善した。将来は新規事業の販売拡大によりマイナスとなる可能性も記載している。 - FY2025-H1中間キャッシュ・フローの更新有価証券報告書
「営業活動の結果得られた資金は276,698千円(前年同期は544,961千円の収入)となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローは黒字を維持したものの、前年同期の544,961千円から276,698千円へ減少した。一方、割賦売掛金は211,756千円減少した。 - FY2024対処有価証券報告書
「営業活動の結果得られた資金は964,321千円(前連結会計年度は315,561千円の収入)となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローが3.16億円から9.64億円へ増加し、ストック収入・割賦回収・レンタル売上による資金負担の改善が続いている。 - FY2024-Q3割賦売掛金の増加更新有価証券報告書
「これは、主として現金及び預金の増加375,782千円、売掛金の増加471,408千円、割賦販売による割賦売掛金の増加252,501千円、商品の減少142,207千円等によるものです。」
割賦販売による割賦売掛金が252,501千円増加し、割賦販売に伴う資金負担の状況を更新している。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「営業活動の結果得られた資金は544,961千円(前年同四半期は29,357千円の収入)となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期の29,357千円から544,961千円へ増加し、割賦販売等に伴う資金負担が改善した。 - FY2023-Q3財務状態・借入構成の更新有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間末の流動資産は9,008,839千円となり前連結会計年度末と比べ340,187千円減少いたしました。これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加79,614千円、受取手形及び売掛金の増加32,287千円、現金及び預金の減少370,834千円、商品の減少52,767千円等によるものです。」
割賦売掛金が79,614千円増加する一方、現金及び預金は370,834千円減少した。短期借入金は1,350,000千円減少し、長期借入金は900,093千円増加している。 - FY2023-Q2四半期キャッシュ・フロー更新有価証券報告書
「営業活動の結果得られた資金は29,357千円(前年同四半期は319,225千円の収入)となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローは収入を維持したものの、前年同四半期の319,225千円から29,357千円へ減少した。 - FY2022対処有価証券報告書
「顧客から得られるストック収入及び割賦の回収額が大きくなってきたことや短期回収であるモバイルWi-Fiのレンタル事業の売上増加により、営業活動によるキャッシュ・フローは大きくプラスになりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローは前年度の5.47億円から当年度14.10億円の収入へ増加し、ストック収入・割賦回収・レンタル売上の増加により資金負担が改善した。将来はロボット事業拡大により一時的にマイナスとなる可能性も併記している。 - FY2022-Q3割賦売掛金の増加更新有価証券報告書
「これは、主として現金及び預金の増加436,119千円、商品の増加117,720千円、受取手形及び売掛金の増加90,267千円、割賦販売による割賦売掛金の増加31,072千円等によるものです。」
第3四半期末の割賦売掛金は31,072千円増加した。現金及び預金は436,119千円増加している。 - FY2022-Q2割賦売掛金・営業キャッシュ・フローの更新有価証券報告書
「当第2四半期連結会計期間末の流動資産は8,722,463千円となり前連結会計年度末と比べ691,546千円増加いたしました。これは、主として現金及び預金の増加476,834千円、商品の増加96,921千円、受取手形及び売掛金の増加94,681千円、割賦販売による割賦売掛金の増加53,023千円等によるものです。」
割賦売掛金は53,023千円増加した一方、営業活動によるキャッシュ・フローは319,225千円の収入となった。 - FY2021-Q3割賦売掛金残高の更新有価証券報告書
「当第3四半期連結会計期間末の流動資産は7,622,027千円となり前連結会計年度末と比べ602,175千円増加いたしました。これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加286,646千円、受取手形及び売掛金の増加180,038千円、商品の増加171,423千円等によるものです。」
割賦販売による割賦売掛金が286,646千円増加し、売上債権等の増加が流動資産増加の主因となった。 - FY2021-Q2対処有価証券報告書
「営業活動の結果得られた資金は361,502千円(前年同四半期は357,014千円の支出)となりました。」
営業活動によるキャッシュ・フローが前年同四半期の357,014千円の支出から361,502千円の収入へ転じ、割賦販売に伴う資金負担が改善した。 - FY2020対処有価証券報告書
「しかしながら、下期においては、ストック収入及び割賦の回収額が毎月の支出を上回るようになったことで、営業活動によるキャッシュ・フローは大きくプラスとなり、通期でも若干ながらプラスとなりました。今後につきましては、新規獲得件数の状況にもよりますが、営業活動によるキャッシュ・フローは徐々に回復していく見込みであります。」
前年度に営業活動によるキャッシュ・フローが4.53億円の支出だったのに対し、当年度は63千円の収入となり、下期のストック収入・割賦回収による資金負担の改善を説明している。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「営業活動の結果使用した資金は357,014千円(前年同四半期は399,213千円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上617,784千円による資金の増加と、売上債権の増加額841,653千円、法人税等の支払額165,646千円等による資金の減少によるものであります。」
営業活動によるキャッシュ・フローは引き続き支出となり、売上債権の増加に伴う資金負担が発生した。また、短期借入れ830,000千円、長期借入れ300,000千円を調達している。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加434,368千円、金融機関からの短期借入金による現金及び預金の増加131,492千円等によるものです。」
割賦販売による割賦売掛金が434,368千円増加し、短期借入金による現金及び預金の増加も生じており、割賦販売に伴う資金負担と借入への依存が続いている。 - FY2019悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末の流動資産は5,160,815千円となり前連結会計年度末と比べ1,166,095千円増加いたしました。これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加1,318,112千円、法人税納付、代理店手数料支払い等による現金及び預金の減少137,744千円等によるものです。」
割賦売掛金が1,318,112千円増加し、現金及び預金が137,744千円減少した。営業活動によるキャッシュ・フローも453,078千円の支出となり、割賦販売に伴う資金負担が継続している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加985,160千円、法人税納付、賞与支給等による現金及び預金の減少323,531千円等によるものです。」
割賦売掛金の増加額が985,160千円となり、現金及び預金が323,531千円減少するなど、割賦販売に伴う資金負担が拡大した。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加697,237千円、受取手形及び売掛金の増加70,130千円、法人税納付等による現金及び預金の減少304,028千円等によるものです。」
割賦売掛金が697,237千円増加し、現金及び預金が304,028千円減少した。営業活動によるキャッシュ・フローも399,213千円の支出となり、割賦販売に伴う資金負担が拡大した。 - FY2019-Q1顕在化有価証券報告書
「これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加357,015千円、現金及び預金の減少214,776千円等によるものです。」
割賦販売に伴う割賦売掛金の増加と現金・預金の減少が実際に発生し、資金負担が貸借対照表に表れている。 - FY2018初出有価証券報告書
「商品仕入代金を先に支払い、顧客への商品販売代金は割賦期間に応じて回収するため、営業キャッシュ・フローのマイナスが当面の間続くことになります。そのため、運転資金を必要に応じて調達する必要がありますが、金融機関からの借入が業績の悪化等の理由により予定通りにいかなかった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
割賦販売により仕入先への支払いが先行し、営業キャッシュ・フローのマイナスと運転資金調達の必要が続くリスクを初めて独立して記載している。