請負契約によるシステム開発の採算悪化・検収遅延リスク
FY2021に初出。11回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2024。
フライトソリューションズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より4年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。13社中7社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに1社。
- FY2024再定義有価証券報告書
「受注総額及び総製造原価の見積りについて、実績との乖離が発生した場合は見直しを行い収益計上の精度を確保しておりますが、適切な対応が遅れた場合には経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
請負契約リスクについて、工数超過・採算悪化だけでなく、受注総額・総製造原価の見積りと収益計上の精度、対応遅延による業績影響にも焦点を広げている。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
請負契約によるシステム開発の採算悪化・検収遅延リスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2023再掲有価証券報告書
「当社グループは、請負契約によるシステム開発案件については、想定される工数、難易度、リスク等を考慮の上で受注金額を決定し、策定されたプロジェクト計画から乖離が生じないよう工数管理を行っておりますが、予想できないトラブルの発生や進捗遅れ等により、開発工数が当初計画を大幅に超過し、プロジェクトの採算が悪化する場合があります。」
請負契約によるシステム開発の工数超過・採算悪化リスクと、工数管理による対応を継続している。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。」
請負契約によるシステム開発の採算悪化・検収遅延リスクについて、重要な変更はないと記載している。関連するECソリューション事業では、前期のプロジェクト損失計上の反動により赤字幅が縮小した。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「大型案件の開発スケジュールが遅延し、プロジェクト損失を計上したため、減収減益となりました。」
請負型の大型開発案件について、開発スケジュールの遅延とプロジェクト損失の計上が当四半期にも発生し、ECソリューション事業の営業損失につながった。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「大型案件の開発スケジュールが遅延し、受注損失引当金を計上したため、減収減益となりました。」
請負型の大型開発案件について、開発スケジュールの遅延と受注損失引当金の計上が当四半期にも発生し、ECソリューション事業の営業損失につながった。 - FY2022再定義有価証券報告書
「当社グループは、請負契約によるシステム開発案件については、想定される工数、難易度、リスク等を考慮の上で受注金額を決定し、策定されたプロジェクト計画から乖離が生じないよう工数管理を行っておりますが、予想できないトラブルの発生や進捗遅れ等により、開発工数が当初計画を大幅に超過し、プロジェクトの採算が悪化する場合があります。」
請負契約リスクの記載は、従来の採算悪化に加えた検収・売上計上遅延の説明から、工数超過と採算悪化に重点を置く表現へ再構成されている。 - FY2022-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
請負契約によるシステム開発の採算悪化・検収遅延リスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「大型開発案件の開発スケジュールが遅延し、受注損失引当金を計上したため、減益となっております。」
大型開発案件のスケジュール遅延と受注損失引当金計上が実際に発生し、ECソリューション事業の営業損失につながった。 - FY2022-Q1再掲有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
請負契約によるシステム開発の採算悪化・検収遅延リスクについて、重要な変更はないと記載している。 - FY2021初出有価証券報告書
「予想できないトラブルの発生や進捗遅れ等により、開発工数が当初計画を大幅に超過し、プロジェクトの採算が悪化する場合があります。また、請負契約によるシステム開発案件は、顧客による成果物の検収をもって売上計上しており、成果物の不具合等により顧客の検収が遅れた場合、売上計上が遅れ、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。」
請負契約によるシステム開発について、予想外のトラブル・進捗遅れによる工数超過と採算悪化、成果物の不具合による検収・売上計上遅延を独立した主要リスクとして初めて開示している。