新型コロナウイルス感染症に伴う東南アジアの供給網・部品調達リスク
FY2021に初出。11回の記載のうち3回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。16社中5社が悪化側に。
直近の記載が「削除」なのは、ほかに10社。
- FY2025削除有価証券報告書前回まで記載されていた東南アジアの供給網・半導体不足に関する独立したリスク記載は、当有価証券報告書では確認できない。
- FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「自動車市場が半導体供給不足の解消により堅調に推移しましたが」
半導体供給不足の解消により自動車市場が堅調に推移したとの整理が継続しており、供給制約リスクが緩和された状態を再確認している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「自動車市場が半導体供給不足の解消により堅調に推移しました」
前期まで顕在化していた自動車向け半導体不足について、供給不足が解消したと記載され、部品調達面のリスクは緩和方向に動いている。 - FY2023再掲有価証券報告書
「供給面での制約による半導体等の調達難は緩和されつつあるものの」
半導体等の調達難が緩和されつつあるとの整理が継続しており、供給網リスクは前四半期から緩和方向の状態を再確認している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間における世界経済におきましては、供給面での制約による半導体等の調達難は緩和されつつあるものの」
前四半期まで顕在化していた半導体不足・供給制約について、調達難が緩和されつつあると記載され、リスクは緩和方向に動いている。 - FY2023-Q2再定義有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間における世界経済におきましては、引き続き行動制限、海外渡航制限の緩和措置などによるウィズコロナの新たな段階への移行が進められる一方、世界的な資源価格の高騰やサプライチェーンの混乱による影響が懸念される状況にあります。」
前四半期に自動車向けの半導体不足・サプライチェーン寸断による減産として具体化されていた供給網リスクが、当四半期は世界的なサプライチェーン混乱による影響懸念として、マクロ環境の記載に整理されている。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「自動車向け分野における半導体不足、サプライチェーン寸断による減産や、通信向け分野における中国市場での生産調整の影響を受けましたが、デジタル化の進展を背景とした5G通信向け分野の部品需要は旺盛で、国内外の設備投資回復を背景に産業機器向け分野の受注は堅調であるなど、当第1四半期連結累計期間においては総じて好調な市場環境にありました。」
半導体不足とサプライチェーン寸断による自動車向け減産、中国通信市場の生産調整は継続している。一方、5G通信需要と産業機器向け受注が堅調であり、供給制約と需要拡大が併存する状態を再確認している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当社グループが属する電子工業界では、通信向け分野において中国市場で生産調整が生じたほか、自動車向け分野においては半導体不足、サプライチェーン寸断による減産の影響を受けた一方で、産業機器向け分野では国内外の設備投資回復を背景に需要が拡大しました。」
前期から顕在化していた半導体不足・サプライチェーン混乱について、自動車向け分野でサプライチェーン寸断による減産の影響にまで具体化している。中国通信市場の生産調整も発生している。 - FY2022-Q2顕在化有価証券報告書
「通信向け分野において中国市場で生産調整が生じ、自動車向け分野においては半導体不足、サプライチェーンの混乱が顕在化した」
前期から懸念されていた供給網・部品調達リスクについて、自動車向け分野で半導体不足とサプライチェーン混乱が実際に顕在化し、中国通信市場では生産調整が生じたと記載されている。 - FY2022-Q1再定義有価証券報告書
「各国政府による大規模な経済対策により回復のペースは増加しているなか、世界的な半導体不足、資源高騰、中国経済の減速などのマイナス要素も加わり先行きが不透明な状況となりました。わが国経済におきましても、欧米同様ワクチン接種率の高まり、緊急事態宣言の全面解除等により、徐々に経済活動の正常化が進み、緩やかな経済成長がみられるものの、今後の新型コロナウイルスの感染者の再拡大及び資源調達の困難が懸念される状況にあります。」
従来の東南アジアの供給網・部品調達リスクに加え、世界的な半導体不足、資源高騰、資源調達困難が供給面の不透明要因として前面化している。 - FY2021初出有価証券報告書
「収束の見通せない新型コロナウイルスの影響から、東南アジアなどは新たなサプライチェーンのリスクとなり、部品調達や一部生産調整が見られるなど、引続き厳しい事業環境が続くものと思われます。」
東南アジアを新たなサプライチェーンリスクと位置付け、部品調達や一部生産調整が既に見られると記載している。