米国車載市場の需要の陰り
FY2018-Q1に初出。19回の記載のうち6回が「後退」で、最初の「後退」はFY2021-Q2。直近の記載は2026-05-11。
マクニカホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに1社。
- 2026-05-11再掲決算
「また、車載市場では、EV(電気自動車)の市場成長が想定より遅れ、市場全体が伸び悩んでいるものの、安全性の向上・自動化に向けた高度な制御システムの需要は継続しています。」
EV市場の成長鈍化と、安全性・自動化向け需要の継続が併記された。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「車載市場では、EV(電気自動車)の市場成長が想定より遅れ、市場全体が伸び悩んでいるものの、安全性の向上・自動化に向けた高度な制御システム、脱炭素化に向けたEV化の動きなど、車1台当たりの半導体搭載量が増加しております。」
EV市場の成長が想定より遅れ、市場全体が伸び悩む状況が明示され、車載需要の弱含みが具体化している。一方、1台当たりの半導体搭載量増加は併存している。 - FY2024-Q2後退有価証券報告書
「車載市場では、ADAS(先進運転支援システム)をはじめとした安全性の向上・自動化に向けた高度な制御システム、脱炭素化に向けたEV(電気自動車)化の動きが加速し、車1台当たりの半導体搭載量が増加するなか、半導体供給不足も解消しはじめ生産数も回復しています。」
半導体供給不足の解消開始と生産数の回復に加え、ADAS・EV化による半導体需要の増加が示され、車載需要の弱含みリスクはさらに弱まっている。 - FY2024-Q1後退有価証券報告書
「車載市場では、徐々に半導体不足から解消に向かうなか、ADAS(先進運転支援システム)をはじめとした安全性の向上・自動化に向けた高度な制御システム、脱炭素化に向けたEV(電気自動車)化の動きが加速し、車1台当たりの半導体搭載量が増加しています。」
半導体不足の緩和、安全性・自動化・EV化の進展、車1台当たりの半導体搭載量増加が示され、車載需要の弱含みリスクは弱まっている。 - FY2023-Q3後退有価証券報告書
「また、車載市場では、安全性の向上・自動化に向けた高度な制御システム、脱炭素化に向けたEV(電気自動車)化の動きが加速し、半導体を必要とする領域が増加しています。」
車載市場では、EV化・自動化の加速と半導体搭載領域の増加が示され、従来の需要低迷リスクは弱まっている。ただし、半導体供給不足は別途継続している。 - FY2022-Q2再掲有価証券報告書
「車載市場は、半導体不足による生産調整が発生していますが、電装化・EV化により需要は増加しています。」
車載市場では半導体不足による生産調整が発生する一方、電装化・EV化による需要増加が示され、弱さと回復要因が併存している。 - FY2022-Q1後退有価証券報告書
「車載市場は、半導体不足による生産調整もありましたが、中国需要の増加や自動車電動化の加速を背景に力強い回復がみられました。」
半導体不足による生産調整が残るものの、中国需要の増加と自動車電動化を背景に、車載市場の需要低迷は前期より弱まっている。 - FY2021-Q3後退有価証券報告書
「車載市場は、新型コロナウイルス感染拡大による景気悪化に伴い低迷していましたが、中国需要の増加や自動車電動化の加速を背景に、着実な回復がありました。」
工場停止や需要減速により大幅に減少していた車載市場について、中国需要の増加と電動化を背景とする着実な回復が示され、需要低迷の記述は弱まっている。 - FY2021-Q2後退有価証券報告書
「また、車載市場は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け大幅に減少したものの、中国の需要回復もあり、徐々に回復の兆しも見えてきています。」
車載市場は大幅減少が続いているものの、中国の需要回復により徐々に回復の兆しが示され、前四半期の大幅減少一辺倒の状況からは弱まっている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「一方、車載市場におきましては、工場の一時停止や需要減速の影響から、大幅に減少となりました。」
車載需要の弱含みが、従来の地域別の減速に加え、工場の一時停止と需要減速による大幅減少として具体化している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「車載市場は電動化関連が堅調を維持しましたが、中国を始めとした需要低迷により自動車販売は減少しました。」
主要地域の需要低迷による自動車販売減少が続く一方、電動化関連は堅調という構図が再確認されている。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「車載市場は電動化関連が堅調を維持したものの、需要の低迷により自動車販売は減少しました。」
従来の主要地域別の弱含みに加え、需要低迷による自動車販売減少が示され、車載需要の弱さが継続している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「車載市場は、欧州や中国が減少したものの、国内販売は堅調な推移となりました。」
従来の米国中心の弱含みから、欧州・中国にも減少が広がり、主要海外地域の車載需要が弱含んでいる。一方、国内販売は堅調とされている。 - FY2019-Q2再掲有価証券報告書
「車載市場は、減税効果剥落により中国需要が減速傾向となったものの、アジアを中心に新興国向けが好調に推移しました。」
中国車載需要の減速が続く一方、アジアを中心とする新興国向け需要が下支えする構図が再確認されている。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「車載市場は、日米欧中が減速する一方、アジアを中心に新興国の成長が下支えし、底堅い動きが継続しました。」
従来の米国の弱含みに加え、日米欧中の主要地域全体の減速が示され、車載需要の弱さが広がっている。一方、新興国の成長が下支えしている。 - FY2018対処有価証券報告書
「車載市場は、減税幅縮小などで中国の新車市場の成長が鈍化する中、欧米が底堅い需要を維持したことから堅調な結果となりました。」
中国の成長鈍化は示されるが、欧米の底堅い需要により車載市場は堅調であり、地域別の弱含みが市場全体に波及するリスクは緩和されている。 - FY2018-Q3対処有価証券報告書
「車載市場は、米・欧・中の主要地域が出荷台数を維持し、堅調な結果となりました。」
米国車載市場の弱含みは今回明示されず、米国・欧州・中国の主要地域で出荷台数が維持され、リスクは緩和されている。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「車載市場は、米国で若干弱含みとなっておりますが、欧州や中国を含め高い出荷状況を維持しており、堅調な結果となりました。」
米国車載需要の弱含みが継続する一方、欧州・中国を含む高い出荷状況により市場全体は堅調とされている。 - FY2018-Q1初出有価証券報告書
「車載市場は、米国で一部陰りが見られるものの、欧州や中国の消費需要に支えられ好調な結果となりました。」
車載市場について、米国で一部需要の陰りが見られるという地域別の弱含みが初めて明示されている。