借入金の金利変動リスク
FY2017に初出。9回の記載のうち4回が「再掲」。直近の記載はFY2027-H1。
スターシーズがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2026年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。96社中30社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに39社。
- FY2027-H1悪化有価証券報告書
「さらに、当社は、2026年6月に第三者割当により第8回乃至第10回新株予約権(行使価額固定型、発行総数120,000個・潜在株式数12,000,000株)を発行しておりますが、当該新株予約権による資金調達は、割当先による行使を通じて段階的に実現するものであります。このため、株価の動向等により行使が想定どおりに進まない場合には、計画する資金調達が実現せず、事業資金の確保及び事業計画の遂行に影響を及ぼす可能性があります。」
資金調達リスクが、新規事業の先行投資・金利上昇に加え、新株予約権の行使未達による資金不足と、未行使分の行使に伴う株式希薄化まで具体化している。 - 2026-06-08悪化株式の発行・処分
「当社株価が本新株予約権の各行使価額を下回って推移する場合には、割当予定先による本新株予約権の行使が進まず資金調達が困難となり、機動的な投資が実行出来ない可能性があります。」
固定行使価額の新株予約権による段階的な調達について、株価低迷時に資金調達が想定額を下回る可能性が具体的に記載された。 - FY2026再定義有価証券報告書
「GPUサーバー事業や系統用蓄電池事業は、機器の購入や建設に多額の先行投資を必要とします。当社グループは金融機関からの借入等により資金調達を行っておりますが、金融市場の混乱や当社グループの信用状態の悪化等により、必要な資金を適切な条件で調達できない可能性があります。また、今後の金利上昇により資金調達コストが増加した場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
借入金の金利変動リスクが、従来の金利スワップ中心の記載から、新規事業の多額の先行投資、資金調達条件、金利上昇を含む総合的な資金調達リスクへ広がっている。 - FY2025再掲有価証券報告書
「金融政策の変更による金利上昇に加え、米国新政権の政策についての不確実性もあり、先行き不透明な状況が継続するものと認識しております。」
金融政策変更による金利上昇を含む金利環境への懸念を継続して記載している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「今後の経営環境につきましては、社会経済活動の正常化による緩やかな回復が続く一方で、円安の進行や原材料価格の高騰による物価上昇、金融政策の変更による金利上昇など、景気の先行きに対する懸念材料も多く、経営を取り巻く環境は厳しい状況で推移するものと思われます。」
借入金の金利変動リスクに関連して、今後の懸念材料として金融政策の変更による金利上昇が新たに明示されている。 - FY2023再掲有価証券報告書
「デリバティブ取引は借入金の金利変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行わない方針であります。」
借入金の金利変動リスクへの対応と、投機的取引を行わない方針を継続している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「デリバティブ取引は借入金の金利変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行わない方針であります。」
借入金の金利変動リスクへの対応と、投機的取引を行わない方針を継続している。 - FY2018再掲有価証券報告書
「一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引等を実施しております。」
長期借入金の金利変動リスクと、金利スワップ等による対応方針を継続して記載している。 - FY2017初出有価証券報告書
「一部の長期借入金の金利変動リスクに対して金利スワップ取引等を実施しております。」
長期借入金の金利変動リスクが金融商品関係の注記で明示され、金利スワップ等による対応も記載されている。