非鉄市況・為替・金利の変動
FY2016に初出。29回の記載のうち15回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q1。直近の記載はFY2026。
アルコニックスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2018年。22社中12社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに8社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「営業外収支(営業外収益-営業外費用)は795百万円の支出超となりました。(前期は608百万円の収入超)。」
為替差損245百万円、デリバティブ評価損449百万円及び支払利息等により、為替・金利・デリバティブを含む市場変動の影響が営業外収支の支出超として実績化した。 - FY2026-H1顕在化有価証券報告書
「為替差損313百万円の影響により営業外収支(営業外収益-営業外費用)は452百万円の支出超となりました(前年同期は579百万円の収入超)。」
為替変動の影響が313百万円の為替差損として実際の業績に現れ、営業外収支を前年同期の収入超から支出超へ転じさせた。非鉄金属相場もアルミ・銅とニッケルで方向が分かれている。 - FY2025再掲有価証券報告書
「非鉄金属相場は、アルミと銅が連結会計年度期間中の変動はあったものの期間平均価格で前年度を上回ったのに対し、ニッケルは2024年5月をピークに価格が低迷し、期間平均価格で前年度を下回りました。」
非鉄市況・為替・金利の変動が業績要因となる状態は継続している。品目別にはアルミ・銅とニッケルで方向が分かれ、市場リスク分科会、為替予約、商品先物等による管理を記載している。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「また、年初来上昇傾向が続いていた非鉄金属相場は、5月に反転下落した後、9月にやや持ち直す展開となり、期中平均価格ではアルミと銅が前年同期を上回り、ニッケルが前年同期を下回りました。」
非鉄金属相場の反転下落と品目別の価格差が実際の事業環境として現れた。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「非鉄金属相場は当期を通じておしなべて低水準で推移し、伸銅品・アルミ圧延品の国内出荷量は2年以上にわたり前年同月を下回り続けている状況にあります。」
非鉄市況の低迷が長期化し、伸銅品・アルミ圧延品の出荷低迷及び原料取引の収益率低下として実績化した。 - FY2024-Q2顕在化有価証券報告書
「損益面においてはエネルギー価格や原材料価格の高騰による仕入コストの上昇や、グループ全体での人的資本の増加もあり、これにより税金費用を控除した結果、段階利益は前年同期に比べ減少いたしました。」
エネルギー・原材料価格の高騰による仕入コスト上昇が、前年同期比での利益減少として実際に業績へ影響した。円安進行や金利上昇も事業環境上の変動要因として記載されている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「損益面においてはエネルギー価格や原材料価格の高騰による仕入コストの上昇や、グループ全体での人件費の増加もあり、これにより税金費用を控除した結果、段階利益は前年同期に比べ減少いたしました。」
エネルギー・原材料価格の高騰による仕入コスト上昇が実際に発生し、営業利益は前年同期比59.4%減、経常利益は同64.0%減となった。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「損益面においては、円安やエネルギー価格及び原材料価格高騰による仕入価格の上昇や連結子会社の新規取込に伴う販売費及び一般管理費の増加等により営業利益及び経常利益は前期比で減益となりました。」
円安、エネルギー価格及び原材料価格の高騰が仕入価格上昇を通じて営業利益・経常利益の減益要因として実績化した。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「損益面においては、円安による仕入価格の上昇や連結子会社の新規取込に伴う販売費及び一般管理費の増加等により営業利益及び経常利益は前年同期比で減益となりました。」
急速な円安による仕入価格上昇が営業利益・経常利益の減益要因として実際に表れた。営業利益は7,255百万円で前年同期比13.9%減、経常利益は7,650百万円で同13.1%減となった。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「損益面においては、円安による仕入価格の上昇や連結子会社の新規取込みに伴う販売費及び一般管理費の増加等により営業利益及び経常利益は前年同期比で微増に留まり、税金費用を控除した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で減益となりました。」
急速な円安による仕入価格上昇が営業利益・経常利益の伸びを抑え、親会社株主に帰属する四半期純利益の前年同期比減益につながった。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「なお、アルミ再生塊については、非鉄市況の上昇及び急激な円安の影響により取扱高は前年同期に比べ増加いたしました。」
非鉄市況・為替の変動が取扱高に影響していることを引き続き示している。非鉄市況の上昇と急速な円安が同時に記載され、変動リスクへのエクスポージャーは継続している。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「原料分野においては、銅市況が2021年5月に史上最高値を更新する等、指標相場が高騰しております。このため、コロナ禍での巣ごもり消費の増加等による家電製品向けの需要増やEV化に伴う自動車関連需要の急増により、主力の銅スクラップ、アルミスクラップ、及びアルミ再生塊の取扱いが好調でした。」
銅市況の高騰や自動車・家電需要の増加により、主力原料の取扱いが好調となり、市況・需要変動による業績への悪影響は前期より緩和された。 - FY2021-Q3対処有価証券報告書
「原料分野においては、当第3四半期連結累計期間にアルミ・銅市況は上昇し、また新型コロナウイルス感染症拡大により一時的に落ち込んだ自動車関連需要が急速に回復したため、主力のアルミスクラップ並びにアルミ再生塊の取扱いは改善いたしましたが前年同期水準に及びませんでした。」
アルミ・銅市況は上昇に転じ、自動車関連需要も急速に回復したため、主力原料の取扱いは改善した。ただし前年同期水準には及ばず、市況・需要変動の影響は残っている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「また、原料分野においては、当第1四半期連結累計期間において、アルミ・銅等の商品相場は大幅下落から反転上昇いたしましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、特に自動車関連における取引先の販売及び生産活動の調整による需要減のため、主力のアルミスクラップ、アルミ再生塊などの売上が大幅に減少いたしました。」
商品相場は反転上昇した一方、新型コロナウイルス感染症に伴う自動車関連需要の減少により、アルミスクラップ・アルミ再生塊の売上が大幅に減少し、市況・需要変動の影響が続いた。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度の当社グループのセグメント別業績のうち、レアメタル、レアアースを主要取扱品としている電子機能材セグメントは市況の低迷を受け、売上高は前期比17.9%減少の68,950百万円、セグメント利益は88.8%減少の80百万円と大幅な収益ダウンとなりました。」
非鉄市況の低迷が電子機能材事業の売上高・セグメント利益の大幅減少として実績化した。為替予約、商品先物、適時適量の購買、在庫圧縮及び価格転嫁による対応も引き続き記載している。 - FY2020-Q3悪化有価証券報告書
「原料分野においては、当第3四半期連結累計期間におけるアルミ・銅等の非鉄相場の低迷と景況感の悪化により、主力のアルミ再生塊、黄銅棒の取扱いが減少いたしました。」
非鉄相場の低迷と景況感悪化が主力原料の取扱い減少として現れており、市況変動の影響が続いている。 - FY2020-Q2悪化有価証券報告書
「一方、原料分野においては、当第2四半期連結累計期間におけるアルミ・銅等の非鉄相場が低迷した他、景況感の悪化により、主力のアルミ再生塊、黄銅棒の取扱いが減少いたしました。」
非鉄相場の低迷と景況感悪化が主力原料の取扱い減少として現れた。レアメタル・レアアースでも価格相場下落と需要停滞が続いている。 - FY2020-Q1悪化有価証券報告書
「一方、原料分野においては、当第1四半期連結累計期間におけるアルミ・銅等の非鉄相場が下落し、また、景況が悪化したことにより、主力のアルミ再生塊、黄銅棒の取扱いが減少いたしました。なお、収益面では需要減に加え非鉄原料の相場調整局面が続き収益を圧迫いたしました。」
非鉄相場の下落と相場調整局面が続き、取扱い減少と収益圧迫として業績に現れている。 - FY2019顕在化有価証券報告書
「収益面では国内流通子会社において特に銅価格下落局面での収益悪化を余儀なくされました。」
非鉄市況の下落が国内流通子会社の収益悪化として現れた。米中貿易摩擦及びドル金利上昇を背景とする市況下落、外貨建債務の評価替えによる為替差損も記載している。 - FY2019-Q3悪化有価証券報告書
「当社グループを取巻く非鉄金属業界においては、非鉄市況が期初の水準から米中の貿易摩擦とドル金利上昇を背景に下落傾向に転じる中、自動車関連需要は電装化、軽量化の進行に伴い増加いたしました。」
米中貿易摩擦及びドル金利上昇を背景に非鉄市況が下落傾向へ転じ、銅スクラップ売上の減少や外貨建債務の評価替えによる為替差損226百万円など、変動の影響が業績に表れている。 - FY2019-Q2顕在化有価証券報告書
「利益面においては販売費及び一般管理費の増加を増収がカバーし営業利益は増益となった一方、為替相場の変動により外貨建債務の評価替えに伴う為替差損を計上したことから経常利益並びに親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期に比べ若干の減益となりました。」
為替相場の変動による外貨建債務の評価替えで328百万円の為替差損を計上し、経常利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益の減益要因となった。また、非鉄市況下落により銅スクラップの取扱いも低迷した。 - FY2018再掲有価証券報告書
「市況の影響を極小化するために適時適量の購買、在庫の圧縮、販売価格への転嫁等に努めておりますが、市況が短期的に大幅に変動した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
非鉄市況、為替及び金利の変動リスクと、購買・在庫・価格転嫁及びヘッジによる対応を引き続き記載している。 - FY2018-Q3再掲有価証券報告書
「当社グループを取巻く非鉄金属業界においては非鉄市況上昇と円安により事業環境が改善する一方、電装化・軽量化の進行が著しい自動車関連需要及びスマートフォン、タブレット端末向けをはじめとする電子材料分野の需要が堅調に推移いたしました。」
非鉄市況の上昇と円安に加え、自動車・電子端末向け需要の堅調さにより、市況・為替変動による事業環境への影響が緩和された状態を引き続き記載している。 - FY2018-Q2対処有価証券報告書
「当社グループを取巻く非鉄金属業界においては非鉄市況上昇と円安により事業環境が改善し、また電装化の進行が著しい自動車関連市場が拡大する他、スマートフォン、タブレット端末向け需要も堅調でありました。」
非鉄市況の上昇と円安に加え、自動車・スマートフォン・タブレット端末向け需要の堅調さにより、市況・為替変動による事業環境への影響が前回より緩和されたと記載している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「レアメタル・レアアースにおいては、車載向け磁性材、及び一部の電子材料用途の需要は拡大傾向にありますが、全体として市況が低水準で推移した結果、セグメント利益の減益要因になりました。」
非鉄市況上昇や円安による改善がある一方、レアメタル・レアアースの市況低水準がセグメント利益の減益要因として残っている。 - FY2017-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間後半の非鉄市況上昇、及び円安効果により改善の兆しがあるものの、期を通じて、中国経済の調整局面継続により全般的な需要はやや低調に推移いたしました。この結果、当セグメントにおける売上高は87,658百万円(同6.5%減)、セグメント利益は582百万円(同12.8%増)となりました。」
非鉄市況・為替変動の影響は、期を通じた需要低迷とアルミ銅事業の減収として発生した一方、期後半の市況回復と円安により利益面の改善も記載されている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「商社流通分野において非鉄原料、レアメタル・レアアースの市況下落、円高並びに国内需要低迷の影響から取扱いが減少し、減収・減益となりました。」
非鉄原料・レアメタル等の市況下落、円高、国内需要低迷が取扱い減少と減収・減益として継続的に発生している。 - FY2017-Q1顕在化有価証券報告書
「中国経済の調整局面、資源安の傾向と円高がさらに加速したことにより国内外の需要が伸び悩み、自動車向けアルミ板材等一部を除き当セグメントはやや低調な業績にとどまりました。」
資源安と円高の加速が需要の伸び悩みやアルミ・銅事業の低調な業績として実際に発生したと記載している。 - FY2016初出有価証券報告書
「当社グループといたしましては、市況の影響を極小化するために適時適量の購買、在庫の圧縮、販売価格への転嫁等に努めておりますが、市況が短期的に大幅に変動した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
一部の在庫取引における商品市況、外貨建取引の為替、短期資金調達に伴う金利変動をリスクとしている。為替予約・商品先物等のヘッジも記載している。