需要予測外れと原材料高騰・仕入困難のリスク
FY2016に初出。10回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q2。直近の記載はFY2026-H1。
ケイティケイがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。40社中14社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに12社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当中間連結会計期間(2025年8月21日~2026年2月20日) におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が緩やかに進む一方で、原材料価格やエネルギーコストの高止まり、円安基調の継続などを背景に、企業収益や消費動向に与える影響については依然として不透明な状況が続きました。」
原材料価格の高騰に関する従来のリスクに加え、エネルギーコストの高止まりと円安基調の継続が企業収益・消費動向への不透明要因として示されている。 - FY2023対処有価証券報告書
「すみやかな価格改定に努めたことで原材料費や仕入原価の高騰による影響は最小に抑えられたものの」
原材料費・仕入原価の高騰は継続しているが、販売価格改定により物価高騰の影響を最小に抑えたと説明している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「また、原材料費や仕入原価の高騰が続く中、すみやかな販売価格の改定に努めたことで物価高騰による影響は最小に抑えられたものの、ペーパーレス化の普及等によるリサイクル製品需要量の減少が大きく影響しました。」
原材料費・仕入原価の高騰は継続しているが、販売価格の改定により物価高騰の影響は最小に抑えたと説明している。一方、リサイクル製品需要量の減少は引き続き大きく影響している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「リサイクル製品の原材料高騰や、商品の仕入価格高騰が引き続き大きく影響したものの、すみやかな販売価格の改定に努め影響を最小に抑えました。」
原材料高騰・仕入価格高騰が引き続き大きく影響していると記載され、従来から顕在化していたコスト上昇の影響が継続している。販売価格改定により影響を最小に抑えたとの対応も併記されている。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「一部メーカーにおいてロックダウン等による供給の遅れや、リサイクル商品における原材料の高騰は継続して影響があるものの」
従来から顕在化していた原材料費高騰に加え、一部メーカーのロックダウン等による供給遅延が継続的な影響として明示されている。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「サステナブル商材として重点的に拡販を進めるリサイクル製品においては、原材料費の高騰が大きく影響しました。」
前四半期に続き、原材料費の高騰が実際に発生している。今回は、リサイクル製品において原材料費高騰が『大きく影響』したと記載され、事業への影響がより明確に示されている。 - FY2022-Q1顕在化有価証券報告書
「しかし、当第1四半期連結累計期間においては、サプライ事業で原材料費の高騰があったことに加え、ITソリューション事業で、半導体不足の影響によりIT関連商品の供給面で制約が出たことにより、厳しい状況となりました。」
従来は原材料高騰や仕入困難を可能性として開示していたが、今回はサプライ事業で原材料費の高騰が実際に発生し、業績に影響したと記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「当社グループは、一部の商品を需要予測に基づき在庫保有しておりますが、市場の変化、顧客事情等により予測した需要が実現しないおそれがあります。また、サプライヤーとの間では、安定した商品供給体制を整えていただくよう要請しておりますが、社会経済環境の変化等から生じる原材料の高騰や入手困難等による生産数低減又は製造原価の上昇や、為替レートの急激な変動などにより安定した商品仕入れができなくなるおそれがあります。」
需要予測外れ、原材料高騰・入手困難、為替変動による仕入れ不安定化と、評価損・廃棄損や販売機会逸失のリスクを継続して開示している。 - FY2017再掲有価証券報告書
「市場の変化、顧客事情等により予測した需要が実現しないおそれがあります。また、サプライヤーとの間では、安定した商品供給体制を整えていただくよう要請しておりますが、社会経済環境の変化等から生じる原材料の高騰や入手困難等による生産数低減又は製造原価の上昇や、為替レートの急激な変動などにより安定した商品仕入れができなくなるおそれがあります。」
需要予測外れ、原材料高騰・入手困難、為替変動による在庫評価損・廃棄損や仕入れ不安定化のリスクを継続して開示している。 - FY2016初出有価証券報告書
「市場の変化、顧客事情等により予測した需要が実現しないおそれがあります。また、社会経済環境の変化等から生じる原材料の高騰や入手困難等による生産数低減又は製造原価の上昇や、為替レートの急激な変動などにより安定した商品仕入れができなくなるおそれがあります。」
在庫需要の未実現と、原材料・為替・供給制約による仕入れ不安定化をリスクとして開示している。