物流分断・物流コスト増加・労働力不足
FY2019に初出。9回の記載のうち7回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021。直近の記載は2026-11-06。
クリエイトがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2017年。16社中9社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに13社。
- 2026-11-06悪化決算
「また、深刻な人手不足や物流費の高騰に加え、原材料・エネルギー価格の高止まりを背景に、メーカー各社による製品価格の値上げが進行しております。」
人手不足と物流費高騰が引き続き事業環境の悪化要因として示され、物流関連セグメントも減収減益となった。 - FY2026悪化有価証券報告書
「この要因は、当社における物流単価上昇に伴う運賃及び荷造費の増加、多摩営業所開設に伴う賃借料の増加によるものであります。」
物流単価上昇に伴う運賃・荷造費の増加が販管費の増加要因として実際に現れた。2024年問題による輸送能力低下・顧客離れのリスク認識も継続している。 - 2026-05-15悪化決算
「「2024年問題」に端を発した人手不足の深刻化や長時間労働是正への対応が求められるなか」
物流・建設業界の人手不足について、長時間労働是正への対応を伴う課題として継続・具体化した。 - FY2025悪化有価証券報告書
「この要因は、当社における物流単価上昇に伴う運賃及び荷造費の増加、名古屋営業所移転に伴う賃借料の増加、給与のベースアップを含む人件費の増加によるものであります。」
物流単価上昇に伴う運賃・荷造費の増加が販管費増加要因として実際に現れた。東海配送センターやハネイシとの連携による対応も併記している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「運送会社の2024年問題による輸送能力の低下により、ジャストインタイムの競争優位性が確保できないことで顧客離れが加速化し、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。」
従来のドライバー不足・運賃上昇リスクに加え、2024年問題による輸送能力低下と顧客離れの可能性を明示した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「一方、依然として物価上昇圧力は高く、消費者マインドの冷え込みが懸念されるほか、幅広い業種で人手不足が深刻化しつつあり、供給制約の問題も不安材料です。」
人手不足について、幅広い業種で深刻化しつつあると記載し、供給制約も物流・事業運営上の不安材料として継続している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「国内で配送ドライバーが不足する等、物流業界全般を通じて人材確保が困難になってきており、取り巻く環境の厳しさが増しています。物流能力を強化し、リスクの低減を進めていますが、運送会社の外部環境変化や労働力不足等の影響が想定よりも大きい場合には、輸送コスト等の上昇や販売の機会損失等が発生する可能性があります。」
物流人材不足の記載が配送ドライバー不足、輸送コスト上昇、販売機会損失の可能性まで広がった。前期には運賃高騰が販売費増加として実際に現れている。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「販売費及び一般管理費は運賃高騰の影響などにより39百万円増加しました。」「配送の外部委託もあり、運送業者の確保から運賃の高騰に影響を受けています。」
物流人材の確保難と運賃高騰が実際に販売費及び一般管理費の増加要因となり、物流コストリスクが業績に現れた。 - FY2019初出有価証券報告書
「当社グループは、全国に倉庫を併設した営業所と東西の物流センターを保有しておりますが、地震や台風、集中豪雨等の大規模自然災害の影響により、物流と配送が分断される可能性があります。さらに物流市場での人材確保が困難になってきており、需給バランス悪化からの物流コストの増加も加わり、環境の厳しさが増しています。」
自然災害による物流・配送分断、物流人材の確保難、需給悪化による物流コスト増加を、独立した事業リスクとして初めて明示している。経営成績分析でも運送業者の確保難と運賃高騰の影響を記載している。