競争激化・地価上昇による仕入困難
FY2020に初出。8回の記載のうち5回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q3。直近の記載はFY2025。
ランディックスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。9社中5社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに10社。
- FY2025再掲有価証券報告書
「他社との競争激化や地価の上昇等により、不動産の仕入れが計画通りとならない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
競争激化や地価上昇により仕入れが計画どおり進まない可能性が、事業等のリスクとして引き続き同じ構成で記載された。 - FY2025-H1再掲有価証券報告書
「当社グループが属する不動産住宅市場においては、7月の日本銀行による政策金利上昇により住宅ローン金利が上昇したものの依然低水準を維持している一方で、地価及び建設コストが高騰するなど好悪材料が混在しております。」
地価及び建設コストの高騰が引き続き仕入環境上の懸念として記載された。新たな競争激化の記述はないが、土地価格上昇を含む従来の仕入困難リスクは継続している。 - FY2024悪化有価証券報告書
「sumuzu事業においては、自社メディアやSNSの活用で関心の高い顧客層へ確実にコンテンツを届け、住宅購入を検討中の潜在層にも幅広くアプローチする集客体制を実現したことで、不動産販売件数を伸長することができた一方で、仕入コストアップおよび値引き等により在庫販売による利益が押し下げられました。」
仕入コストの上昇と値引き販売が在庫販売の利益を押し下げ、競争・地価上昇等による仕入環境の厳しさが利益水準の低下として表れた。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「販売・仕入両面において競合他社との競争はより一層激化しています。」
東京の住宅市場で販売・仕入両面の競争激化がより明確に記載された。競争による仕入価格上昇と販売価格・販売手数料低下が利益水準の低下にもつながっており、仕入環境リスクの影響が実績に表れている。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「一方で仕入れ環境は依然として厳しく、仕入価格が上昇したことで前年同期に比べて利益率が低下しました。」
仕入環境の厳しさが継続し、仕入価格の上昇が前年同期比の利益率低下として実績に表れた。競争激化・地価上昇による仕入困難のリスクが、利益率への影響を伴って具体化した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「しかしながら、土地価格や建築資材の高騰、建設労働者不足による解体・建築作業コストの増加、今後の住宅ローン金利水準の動向には、予断を許さない状況が続いております。」
仕入環境に関する従来の地価上昇・競争リスクについて、土地価格の高騰が現在の市場環境として具体的に記載された。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「当社グループが属する不動産住宅市場におきましては、世界的な原材料高による建築コストの高騰や優良用地の不足などの懸念はありますが、継続的な政策支援や住宅ローン金利の低位安定等で住宅関連を中心に総じて底堅く推移しております。」
従来の競争激化・地価上昇に加え、優良用地の不足が仕入環境上の懸念として明示された。市場は底堅いとされているが、優良用地の確保に関するリスク要因が具体化した。 - FY2020初出有価証券報告書
「他社との競争激化や地価の上昇等により、不動産の仕入れが計画通りとならない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
仕入計画の未達につながる外部要因を、独立したリスクとして明示した。