牛肉価格高騰と円安による珍味事業の採算悪化
FY2016に初出。20回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2018-Q3。直近の記載はFY2024。
ウェルディッシュがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2018年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。21社中15社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに5社。
- FY2024対処有価証券報告書
「値上げの浸透等により日本市場向け販売も採算が改善しており、加えて茶飲料についてもファブレス化と価格改定の効果が寄与して事業採算が改善した」
牛肉価格・円安等による珍味事業の採算圧力が続く中、値上げの浸透により日本市場向け販売の採算が改善したと記載している。 - FY2024-Q1再掲有価証券報告書
「損益面では、国内販売について飲料・珍味とも値上げを要する規模の調達価格上昇があった一方で、営業施策の問題から当四半期には値上げを行うことができず減収となった」
調達価格の上昇が続く一方、当四半期は値上げを行えず減収となったと記載しており、原価上昇による採算・販売面の圧力を引き続き認識している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「ビーフジャーキーについて主原料である牛肉価格の国際的な高騰や円安により採算の悪化が続き、営業損失24,414千円(前年同四半期は営業損失11,554千円)と赤字が拡大いたしました。」
牛肉価格の国際的高騰と円安による採算悪化が続き、食品事業の営業損失は前年同四半期の11,554千円から24,414千円へ拡大した。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「損益面では、主要原料である牛肉や燃料費の高騰、輸入商品であることから円安もマイナスに作用し、営業損失9,576千円(前年同四半期は営業損失6,236千円)と赤字が拡大いたしました。」
従来の牛肉価格高騰・円安に加えて燃料費高騰も採算悪化要因として記載され、珍味事業の営業損失が拡大した。 - FY2022悪化有価証券報告書
「しかし、主要原料である牛肉価格の世界的な高騰が続いたほか、円安も加速したことが採算を大幅に悪化させました。」
牛肉価格の世界的な高騰と円安の加速が通期でも実際の採算悪化要因となり、珍味事業の営業損失が拡大した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「損益面では、中国国内販売により工場稼働率は向上したものの、国内輸入販売における円安の影響と、主要原料である牛肉の価格が国際的に高騰したこと等により、採算が悪化したことから、営業損失12,217千円(前年同四半期は営業損失8,233千円)と赤字が拡大いたしました。」
工場稼働率は中国国内販売により向上したが、円安と国際的な牛肉価格高騰による採算悪化が続き、営業損失は前年同四半期から拡大した。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「損益面では、工場稼働率は改善したものの、主原料である牛肉価格の国際的な高騰や、円安による採算悪化の影響から、珍味事業合計では営業損失10,637千円(前年同四半期は営業損失7,321千円)と赤字幅が拡大いたしました。」
牛肉価格の国際的な高騰と円安が実際の採算悪化要因となり、珍味事業の営業損失は前年同四半期から拡大した。 - FY2021再掲有価証券報告書
「更に、生産国である中国の人件費や原料価格の高騰に対し、対応策を検討し実施してまいります。」
中国の人件費・原料価格の高騰をコスト上昇要因として引き続き認識し、対応策を検討・実施するとしている。 - FY2020対処有価証券報告書
「損益面では、工場稼働率が改善した期間があったことや円高の影響で、通期でも改善いたしました。」
珍味事業では円高の影響などにより通期の損益が改善し、牛肉価格高騰・円安を背景とする採算悪化の影響は緩和された。一方、営業損失自体は残っている。 - FY2020-Q2対処有価証券報告書
「損益面では、為替相場は好影響を与えたものの、減収に伴う工場稼働率低下による採算悪化の影響から、営業損失7百万円(前年同四半期は営業損失11百万円)となりました。」
為替相場は珍味事業に好影響を与え、牛肉価格・円安によるコスト上昇の影響は緩和された。一方、減収に伴う工場稼働率低下による採算悪化は残っている。 - FY2019再掲有価証券報告書
「更に、生産国である中国の人件費や原料価格の高騰に対し、対応策を検討し実施してまいります。」
中国の人件費・原料価格の高騰を珍味事業のコスト上昇要因として引き続き認識し、対応策を検討・実施するとしている。 - FY2019-Q2悪化有価証券報告書
「損益面では、減収に伴う工場稼働率低下による採算悪化に加え、原料牛肉価格の高騰や為替相場の円安などの影響もあり、営業損失11百万円(前年同四半期は営業利益3百万円)となりました。」
前四半期まで緩和が示されていた原料牛肉価格・為替のコストアップ要因が再び顕在化し、工場稼働率低下とともに営業損失の要因となった。 - FY2019-Q1悪化有価証券報告書
「損益面では、原材牛肉価格の高騰や為替相場が円安となった影響を受けたことから、営業損失5百万円(前年同四半期は営業利益1百万円)となりました。」
前四半期まで原材料価格・為替によるコストアップ要因の減少が記載されていたが、当第1四半期は原料牛肉価格の高騰と円安が実際に営業損失の要因となった。 - FY2018-Q3悪化有価証券報告書
「損益面では、原材料価格や外国為替相場等コストアップ要因が影響し、営業利益4百万円(前年同四半期比20.2%減)となりました。」
第2四半期まで記載されていた原材料価格・為替などのコストアップ要因の減少・収益率改善に対し、第3四半期ではコストアップ要因が利益に影響し、営業利益が前年同四半期比20.2%減となった。 - FY2018-Q2再掲有価証券報告書
「損益面では、原材料価格や外国為替相場等コストアップ要因が減少し、収益率に改善がみられており、営業利益3百万円(前年同四半期比1436.7%増)となりました。」
原材料価格・為替などのコストアップ要因の減少と収益率改善を引き続き記載しており、円安・牛肉価格高騰による採算悪化は緩和された状態にある。 - FY2018-Q1対処有価証券報告書
「損益面では、原材料価格や外国為替相場等コストアップ要因が減少し、収益率に改善がみられたものの売上減収の影響が大きく、営業利益1百万円(前年同四半期は営業損失0百万円)となりました。」
原材料価格・為替などのコストアップ要因が減少し、前年同四半期の営業損失から営業利益へ転じたため、採算悪化リスクは引き続き緩和されている。ただし売上減収の影響は残っている。 - FY2017対処有価証券報告書
「珍味事業においてはビーフジャーキーの売上が若干の減収となったものの、前期に行った値上げによる利益率の向上、為替円高によるコスト減の影響により、損益面は改善しました。」
前期の値上げによる利益率向上と、円高によるコスト減により、牛肉価格・円安を背景とした珍味事業の採算悪化は損益面で改善したと記載している。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「損益面において、為替円安および原料牛肉の価格高騰は収束しつつあり、原材料コストの上昇には歯止めがかかりました。」
円安と原料牛肉価格高騰による原材料コスト上昇には歯止めがかかったとの認識を引き続き示している。ただし工場稼働率の低迷は継続している。 - FY2017-Q2対処有価証券報告書
「円安傾向や原料牛肉の価格高騰が一服したことから、原材料コストの上昇には歯止めがかかったものの、増収とならなかったことから、工場稼働率の低迷が続き、若干の営業利益の計上に留まりました。」
円安傾向と原料牛肉価格高騰による原材料コスト上昇には歯止めがかかったと記載している。一方、工場稼働率の低迷は継続している。 - FY2016顕在化有価証券報告書
「ビーフジャーキーの採算悪化については、為替の急激な円安及び牛肉価格の高騰から採算が悪化したことや、商品値上げを行ったところ新旧商品の切替えにより商品出荷の停滞が生じたこと、値上げ新商品について販売促進費負担が生じたこと、価格競争力が低下したことが要因であります。」
円安、牛肉価格高騰、商品切替え、販促費負担、価格競争力低下が実際の採算悪化要因として記載されている。