市場環境変化と新製品開発リスク
FY2016に初出。11回の記載のうち5回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2017-Q2。直近の記載はFY2024。
東洋水産がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2016年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より8年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。7社中3社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに3社。
- FY2024顕在化有価証券報告書
「袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズ等、堅調に推移したブランドもありましたが、「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズ等が苦戦したことで減収となりました。」
新商品・新ブランドの市場受容に関するリスクが、「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズ等の苦戦と袋麺事業の減収として通期実績に表れた。 - FY2024-Q3顕在化有価証券報告書
「袋麺では「マルちゃん正麺」シリーズが堅調に推移いたしましたが、「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズが目標に届かず減収となりました。」
新商品「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズが目標未達・減収となる状況が続き、新製品開発・販売に関するリスクが実績として表れている。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「袋麺では前年度に発売した「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズが目標に届かず減収となりました。」
新商品が目標に届かず減収となり、消費者ニーズに合った新製品を開発・販売できない場合のリスクが実績として表れた。 - FY2022再掲有価証券報告書
「特に即席麺類の分野では業界全体で年間何百種類という新商品が発売されており、商品サイクルが非常に短い状況となっております。」
短い商品サイクルと消費者ニーズの変化に対応できない場合の成長・収益性低下リスクを継続記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「特に即席麺類の分野では業界全体で年間何百種類という新商品が発売されており、商品サイクルが非常に短い状況となっております。」
短い商品サイクルと消費者ニーズの変化に対応できない場合の成長・収益性低下リスクを継続記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「特に即席麺類の分野では業界全体で年間何百種類という新製品が発売されており、商品サイクルが非常に短い状況となっております。このような状況下で、当社グループにおいても消費者の健康志向の高まり等消費者ニーズにあった製品開発に注力しております。」
短い商品サイクルと消費者ニーズ変化を前提とする新製品開発リスクを継続記載している。 - FY2018-Q1再掲有価証券報告書
「海外即席麺事業は、米国では大手量販店との連携強化等、積極的な販売活動に取り組みましたが、即席麺市場の厳しい販売環境が継続しており減収となりました。」
米国の即席麺市場では厳しい販売環境が継続しており、販売活動を行っても減収となった。 - FY2017顕在化有価証券報告書
「海外即席麺事業は、米国では量販店での特売や新商品投入等の需要喚起を行いましたが、厳しい販売環境が継続しており減収となりました。」
米国で販促や新商品投入を行っても厳しい販売環境が継続し、海外即席麺事業が減収となった。 - FY2017-Q3再掲有価証券報告書
「アメリカでは量販店での特売や新商品の投入等積極的な販促活動を行いましたが、厳しい販売環境が継続しており、即席麺カテゴリーの縮小傾向が続いております。」
米国の厳しい販売環境と即席麺カテゴリーの縮小傾向が引き続き記載されている。 - FY2017-Q2顕在化有価証券報告書
「アメリカでは厳しい販売環境の中、量販店での特売や新商品の投入等積極的な販促活動を行いましたが、好調な雇用環境や賃金の増加による消費者心理は即席麺カテゴリーには追い風とならず縮小傾向が続いております。」
米国で雇用・賃金環境が改善しても即席麺カテゴリーの縮小傾向が続き、市場環境変化のリスクが実際の事業環境として表れている。 - FY2016初出有価証券報告書
「即席麺類の分野では業界全体で年間何百種類という新製品が販売されており、商品サイクルが非常に短い状況となっております。」
短い商品サイクルや消費者ニーズの変化を予測できず、魅力ある新製品を開発できない場合の成長・収益性低下をリスクとしている。