中期経営計画の未達・施策不奏功
FY2018に初出。6回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019。直近の記載はFY2025。
出前館がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より5年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。10社中9社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに0社。
- FY2025顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度につきまして、当社ミッション「テクノロジーで時間価値を高める」、ビジョン「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」の達成に向け、フードデリバリー市場の成長や競争力向上を重点課題とし、施策を推進してまいりました。」
FY2025の実績は売上高397億円、営業損失49億円であり、前期に示された2025年8月期の売上高530億円・営業利益1百万円の計画に届かなかった。 - FY2024再掲有価証券報告書
「[顕在化の可能性:中] [顕在化する可能性の時期:1年以内] [影響度:大]」
経営計画の施策不奏功・目標未達リスクについて、顕在化可能性を中、時期を1年以内、影響度を大として継続開示している。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度ではGMVを2,201億円(前期比35%増)まで伸長させることができた」
従来の2022年8月期GMV3,300億円目標に対し、実績は2,201億円となり、中期経営計画の目標未達が具体化した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当社は、本第三者割当及び本海外募集による調達資金を用いた施策を通じて、出前館流通金額の成長に注力する予定です。しかしながら、これらの施策の実施については、フードデリバリー市場又はシェアリングデリバリー市場が拡大しないリスク、他社との競合等により当社グループが国内外のシェアを拡大できないリスク、優秀な従業員を確保できないリスク、販売戦略やコスト削減策、成長戦略等が奏功しないリスク等、多数のリスク要因が内在しています。」
大規模な調達資金を前提とする成長施策について、施策不奏功、市場・競争・人材等による計画未達リスクを継続・拡張している。 - FY2019悪化有価証券報告書
「また、かかる中期経営計画を作成するにあたって前提としている多くの前提が想定通りとならない場合等には、当該計画における目標を達成できない可能性もあります。更に、当社グループが正確に認識又は分析していない要因又は効果により、当該計画の施策がかえって当社グループの競争力を阻害する可能性もあります。」
中期経営計画について、前提未達による目標未達だけでなく、施策が競争力を阻害する可能性まで明示し、リスク記載を拡張している。 - FY2018初出有価証券報告書
「しかしながら、これらの施策の実施については、フードデリバリー市場又はシェアリングデリバリー市場が拡大しないリスク、他社との競合等により当社グループが国内外のシェアを拡大できないリスク、優秀な従業員を確保できないリスク、販売戦略やコスト削減策、成長戦略等が奏功しないリスク、技術革新等に対応できない、又は、対応に多額の費用等を要するリスク等、多数のリスク要因が内在しているため、実施が困難となる可能性や、当社グループにとって当該施策が有効でなくなる可能性があります。」
新たに策定した中期経営計画について、市場拡大、競合、人材、戦略、技術対応などにより施策実施が困難または有効でなくなるリスクを独立して記載している。